『ラン・フォー・カヴァー』
ゲイリー・ムーア の スタジオ・アルバム
リリース1985年9月
ジャンルハードロック
レーベル10レコード
プロデュースゲイリー・ムーア、アンディ・ジョンズ、ピーター・コリンズ、ボー・ヒル、マイク・ストーン
専門評論家によるレビュー
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ウィ・ウォント・ムーア!
(1984年)ラン・フォー・カヴァー
(1985年)ワイルド・フロンティア
(1987年)
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『ラン・フォー・カヴァー』(Run for Cover)は、北アイルランドのギタリスト、ゲイリー・ムーアが1985年に発表した7作目のスタジオ・アルバム[9]。ヴァージン・レコード傘下の10レコードからリリースされた[10]。多数のミュージシャンがレコーディングに参加し、リード・ボーカルはムーア自身、元トラピーズ?ディープ・パープルのグレン・ヒューズ、それにシン・リジィ時代の盟友であるフィル・ライノットの3人が担当した。 グレン・ヒューズは本作収録曲のうち4曲でリード・ボーカルを担当するが、過度の飲酒や不摂生な生活が原因でムーアのバンドを解雇される[11]。なお、ムーアとヒューズの人間関係は1999年に修復するが、レコーディングにおける共演は本作限りとなった[11]。 「ミリタリー・マン」はフィル・ライノットがグランド・スラム時代に作った曲で、グランド・スラムによるスタジオ録音も残されているが、2002年まで未発表となっていた[12]。また、「アウト・イン・ザ・フィールズ」ではライノットとムーアがリード・ボーカルを担当した。ライノットは本作リリースに伴うイギリス・ツアーで一部の公演にゲスト参加しており、10月の日本公演に帯同する予定もあったが、ライノットの体調不良により実現しなかった[13]。 「エンプティ・ルーム」は、前スタジオ・アルバム『ヴィクティムズ・オブ・ザ・フューチャー』(1984年)からのシングル・ヒット曲を再録音したもので、7分半のロング・ヴァージョンを収録した12インチ・シングルもリリースされている[14]。 LPは9曲入りでリリースされたが[10]、同時期に発売されたCDは「アウト・オブ・マイ・システム」が追加されて10曲入りとなった[15]。また、2002年のリマスターCDではボーナス・トラックが3曲追加された[16]。 本作のリリースに先行して、ゲイリー・ムーア&フィル・ライノット名義のシングル「アウト・イン・ザ・フィールズ」が全英シングルチャートで5位という大ヒットを記録し、続く「エンプティ・ルーム」は全英23位に達した[17]。
背景
リリース
反響・評価
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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