ランナウェイ?愛する君のために
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ランナウェイ?愛する君のために
ジャンル
テレビドラマ
脚本羽原大介
八津弘幸
演出石井康晴
山本剛義
酒井聖博
堀英樹
出演者市原隼人
塚本高史
上田竜也 (KAT-TUN)
菅田将暉
渡哲也
音楽山下康介
エンディングいきものがかり
歩いていこう
製作
プロデューサー加藤章一
浅野敦也
製作ドリマックス・テレビジョン
TBSテレビ

放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本
放送期間2011年10月27日 - 12月22日
放送時間木曜 21:00 - 21:54
放送枠木曜ドラマ9
放送分54分
回数9
公式サイト
特記事項:
初回は2時間スペシャルとして放送(21:00 - 22:48)。
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『ランナウェイ?愛する君のために』(ランナウェイ あいするきみのために)は、2011年10月27日から12月22日まで毎週木曜日21:00 - 21:55に、TBS系の「木曜ドラマ9」枠で放送された日本のテレビドラマ。主演は市原隼人[1]

開始と同日に新設される若者向けドラマゾーン『木曜ドラマ9』枠の最初の作品として放送される[1]
概要

無実の罪で刑務所生活を強いられた4人の若者が、それぞれの自分自身の生きる目的を探すべく刑務所を脱走し、数多くの試練を重ねつつ、愛する家族や人たちのために自立していく様を福岡県北九州市から東京都までの逃亡劇を絡めて描く痛快ロードムービー劇の仕立てである。また、第1話冒頭では最終回の一部のシーンが描かれている。

主演の市原隼人は2009年の『猿ロック』(読売テレビ制作・日本テレビ系)以来2年ぶり、ゴールデンタイムでは同局で2005年放送の『あいくるしい』以来6年3ヶ月振りの連続ドラマ主演となり、共演の渡哲也は本作品がTBSの連続ドラマ初出演となる。

キャッチコピーは「必ず、たどりつく。」。
あらすじ

葛城アタルは、刑事を殺害したという無実の罪で九州北刑務所に収監されていた。ある日、出所まであと1年と迫ったアタルは東京に残してきた恋人の佐々岡由紀からの連絡で、アタルと由紀の間に生まれた娘の千春が余命3ヶ月の重い心臓病に侵されたことを知り、娘に一目会うために脱獄を決意する。アタルは同じ独居房にいた山田勝次から脱走の基礎を学び、恋人に会うことを望む河島龍之介・軽薄な元ホストの滝本空哉・大金を外に隠し持つ加賀美瞬の3人を計画に加える。そして決行当日、山田のリタイアを招くも、アタルたち4人は脱獄に成功した。

逃亡生活が始まった矢先、4人は虐待の被害を受ける少女・サクラと出会い、彼女も旅の仲間に加える。こうして5人はそれぞれの目的を果たすため、脱獄と誘拐の罪で警察に追われながらも、東京を目指すことになる。

一方、アタルの脱獄を知った元刑事・柳川孝太郎は、事件の真相に違和感を覚え、再捜査を始める。
登場人物
逃亡者
葛城 アタル〈25〉
演 -
市原隼人脱獄メンバーのリーダー(罪状は恋人・由紀の身代わりとなって自首したために傷害致死、懲役6年)。刑務所内では真面目だったが、「刑事殺し」を犯した凶悪犯として看守や受刑者からも嫌われており、また逃亡のため非情に徹することが出来ず、リュウと対立する場面がある。身柄を保護されてから1年服役して出所し、改めて由紀、千春と共に幸せな家庭を築いていくことを決意する。
河島 龍之介〈29〉
演 - 塚本高史愛称リュウ、脱獄メンバーのトラブルメーカー(罪状は組を抜けるための条件として殺人を行った組の上役の身代わりに自首[注 1]したために殺人罪、懲役10年)。20歳過ぎに広域暴力団の構成員となるが、美咲との将来を考えて組を抜けるため組長の要求に従い、他人の罪を被って2年半服役する。その後、アタルたちと共に脱獄し、東京で美咲に会う約束をしていたところをアタルの逃亡を手助けする際に狙撃からアタルを庇って致命傷を負ってしまい、アタルに支えられて待ち合わせ場所の東京タワーに向かうが、会うことは叶わずに息を引き取る[注 2]
滝本 空哉〈25〉
演 - 上田竜也KAT-TUN[2]元クラブのホスト(罪状は覚醒剤を所持していたホスト仲間による捏造で覚醒剤取締法違反および公務執行妨害、懲役4年)。性格はお調子者ゆえに口が軽く、知能は低レベルで、言い間違いからよくシュンに突っ込まれているが、元ホストだけあって人をおだてるのには長けており、名古屋では隠し場所に住んでいた竹内佳奈子を丸め込むことに成功している。逃走中に手に入れた携帯電話でTwitterをし、「datsugoku4」のユーザー名で自分たちの行動や無実を発信しているがネット上で有名になるにつれ、携帯使用の度に警察に探知されるなど、皆を窮地に立たせる。逃亡生活終了後は裁判で無実を証明し、5ヶ月間の服役を経て出所、その後は移動販売のクレープ屋を始める。
加賀美 瞬〈20〉
演 - 菅田将暉[2]脱獄メンバーの中で、最年少(罪状は覚醒剤を知らずに運び屋をしていたために覚醒剤取締法違反、懲役3年)。だが、後に自ら倉本への復讐のためにわざと捕まったことが分かり、脱獄メンバーの中で唯一無罪ではない。空哉からは舎弟扱いされているが、内心は頭の悪い彼を見下している。実家は山梨でワイナリーを経営しているが、姉の純子を殺害された後で両親が後を追うように病死するという過去を持つ。逮捕前に運び屋の雇い主の指示で取引の利益2億円を5000万円ずつ4か所(倉敷大阪滋賀名古屋)に分けて埋め、この大金の山分けを条件に脱獄計画へ加わる。しかし、この金は雇い主を陥れて奪ったもので、回収後は独り占めし、姉を殺した男とその父親への復讐のために使うつもりである。名古屋で最後の金を回収後は山分けの約束を破って全ての金を独り占めして帰省、復讐を試みるも果たせず、アタルたちに諭されて断念する。逃亡生活終了後は長野の刑務所に服役し、出所後に実父のワインの味を再現するため独学でワインについて勉強している。
宮本 サクラ〈7〉
演 - 熊田聖亜小学1年生の少女で、大人のウソを見抜くおませな生意気娘。脱獄メンバーが逃げ込んだ民家に住んでおり、両親が離婚し、実母とその彼氏と3人で暮らしているが、親からの虐待に耐え切れない日々を送り、背中に虐待を受けたことによるタバコの火傷や無数の傷が残っており、それを見られたくないために逃亡中に温泉などに立ち寄っても入浴を拒む。そのため、子供ゆえに力がないが、絶妙な機転でアタルたちを度々サポートする。アタルたちとは逃走中に出逢い、実父の住んでいる東京に行くため旅の仲間に加わって東京で実父と再会し、目的を果たした後はアタルを助けるために金を由紀に届ける役を買って出るが、その寸前に病院で遭遇した鬼塚に保護されてしまい、警察でアタルらの無実を訴えるも信じてもらえず、さらに警察と実母の虚言により余計に自分とアタルらの立場を悪くしてしまう。しかし、救助に来たPANDAにより実家から連れ出され、動画を通して4人と千春を救うために尽力する。その後は児童養護施設に入り、実父からの引き取りの申し出も「ここでやることがある」という理由から断り、同じ境遇を持った孤児たちと暮らしている。
刑務所仲間
山田 勝次
演 -
竜雷太長崎県出身(罪状は強盗殺人、無期懲役)。アタルとは同じ独居房に収監されており、アタルたちに脱獄の知識を教える代りに脱獄メンバーへ加わるが足が悪く、脱獄するには迷惑が掛かると娘への想いをアタルに託し、逃亡を断念する。
逃亡者に関わる人物
柳川 孝太郎
演 -
渡哲也[3]警視庁五反田署刑事。定年退職後は自転車駐輪場の管理員をしているが、アタルの事件を担当して彼の自白を疑っており、その真相を最後まで調べることが出来ず、無念が残っているためにアタルの脱獄を機に事件を調べ直し、真実を探る。その後、執念の調査は事件解決に大きく貢献することになり、全てが終わった後は家族と和解した。
田口 良子
演 - 宝積有香柳川の娘。仕事を理由に母親の臨終に立ち会わなかった父親を長らく許していなかったが、事件が終わった後は父と和解する。
田口 健太
演 - 須田琉雅柳川の孫。母親の気持ちと関係なく祖父に懐いている。
アタルの関係者
佐々岡 由紀〈25〉
演 -
福田沙紀雅之・千代子の娘。アタルと同棲して子供を身ごもるが、襲ってきた三沢を正当防衛で刺してしまい、彼女と子供を守ろうとしたアタルがその罪を被る。千春の出産後は罪悪感を抱きながらアタルの出所を待っていたが、千春の急病によりアタルが脱獄したのを機に柳川に真実を明かす。
佐々岡 千春〈5〉
演 - 篠川桃音(乳児期:岩上悠莉)由紀とアタルの間に産まれた娘。重い心臓病を患い、余命3ヶ月の宣告を受けるが、最終回で募金が集まったことで心臓病の手術を受けて一命を取り留める。
佐々岡 雅之
演 - 武野功雄由紀の父。「キッチンささおか」を千代子と共に営んでいる。千代子と同様に初孫の千春を溺愛するが、脱獄したアタルと由紀の関係を拒んでいる。しかし、真実を知ってからは一方的なことを言うテレビや視聴者に怒るなど、理解を示す。
佐々岡 千代子
演 - 石野真子由紀の母。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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