ラングドック=ルシヨン
[Wikipedia|▼Menu]

ラングドック=ルシヨン
Languedoc-Roussillon

ラングドック=ルシヨンの旗
位置

概要
首府モンペリエ
Montpellier
地域圏知事{{{地域圏知事}}}
人口2,496,578人
(2005年)
面積27,376km²
郡14
小郡186
コミューン{{{コミューン数}}}
ISO 3166-2:FRFR-K

ラングドック=ルシヨン地域圏(Languedoc-Roussillon)は、フランス南部、地中海リオン湾)に面するかつて存在した地域圏である。ラングドックオック語(Langue d'Oc)が話されている地域であったことに由来する。

ミディ・ピレネー、旧オーヴェルニュ、旧ローナルププロヴァンサルプ・コートダジュールと隣接する。南部にはオード川が流れる。スペイン、ジローナ県に属する自治体リビア飛び地となって地域圏内にある。1659年のピレネー条約によってフランス領となった、カタルーニャの一部であったルシヨンサルダーニャ(フランス語ではセルダーニュ)を抱えるため、カタルーニャ文化も残る。フランス革命前の古い県、ジェヴォーダン(en:Gevaudan)は現在のロゼール県に一部が含まれている(残りはオーヴェルニュに含まれる)。

2016年1月1日、ミディ=ピレネー地域圏と統合し、オクシタニー地域圏となった。

日本の近畿地方と同程度の広さに、新潟県と同程度の人口がある。主要産業は農業のほかに造船、石油精製、鉄鋼、電子機器製造など。付近の海域では天然ガスウラン鉱を産出し、フランスのエネルギーを支えている。工業の発達に伴い、スペインポルトガル北アフリカからの移住者が増える傾向にある。
行政区画エロー県オード県ガール県ロゼール県ピレネ...県

名称人口(人)州都/主府/本部備考
エロー県
Herault971,000モンペリエ
Montpellier
オード県
Aude329,000カルカソンヌ
Carcassonne
ガール県
Gard665,000ニーム
Nimes
ロゼール県
Lozere75,000マンド
Mende
ピレネー=オリアンタル県
Pyrenees-Orientales421,000ペルピニャン
Perpignan

都市

ペルピニャン

ニーム

カルカソンヌ

ワイン詳細は「ラングドック=ルシヨンのワイン」を参照

温暖で夏に雨の少ない文字通りの地中海性気候であるこの地方は、ぶどうの栽培に最適、というよりは恵まれすぎていて、ぶどうを植えっぱなしにしておけばそこそこの収穫があり普段飲むのには申し分のないワインができるため、「お茶がわり」あるいは「歯磨き用」などと揶揄される安ワインの産地だった。

しかし国民の生活水準が向上し、朝から酒を飲む人も少なくなり、お茶代わりのワインの需要が減ったため、ワインの品質向上が叫ばれるようになり、1980年前後からAOCクラスのワインも多く作られるようになった。ボルドーなどから、厳しい規制にとらわれず自由によいワインを作りたいという優れた醸造家が多数移入してきたこともあり、現在はかなり評価の高いワインがとれるようになってきている。

典拠管理データベース
全般

ISNI

VIAF

国立図書館

フランス

BnF data

ドイツ

イスラエル


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:11 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef