L-ラムノース
IUPAC名
(2R,3R,4R,5R,6S)-6-methyloxane-2,3,4,5-tetrol
別称isodulcit
alpha-L-Rhamnose
L-rhamnose
L-mannomethylose
alpha-L-Rha
alpha-L-Rhamnoside
alpha-L-rhamnosides
alpha-L-Mannomethylose
6-deoxy-L-mannose
識別情報
CAS登録番号10485-94-6
91-93 °C(一水和物)
出典
[1]
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。
ラムノース (rhamnose, Rham) は、天然に存在するデオキシ糖の一種である。L-マンノースの 6位のヒドロキシ基が水素原子に置き換わった構造を持ち、メチルペントース、あるいはデオキシヘキソースに分類される。D体、L体のエナンチオマー、α体、β体のアノマーが知られ、天然には L体が見られる。ほとんどの糖について天然型が D体である中で、このラムノースは例外的である。同様に L体が天然に存在する糖として、フコース、アラビノースが挙げられる。
L-ラムノースはクロウメモドキ科クロウメモドキ属(英語版)(Rhamnus)の植物や、Toxicodendron vernix(英語版)(通称ポイズン・スマック、ウルシ科ウルシ属の植物の一種)から単離される。他の植物の中にも、グリコシドの形(ラムノシド)で見られる。
再結晶の条件により、α体、β体を作り分けることができるが、溶液状態、あるいは吸湿によっても変旋光を起こす。
脚注^ Merck Index, 11th Edition, 8171.
関連項目
シクロアワオドリン(L-ラムノースで構成された環状オリゴ糖)
ガラクトース結合性レクチンドメイン
表
話
編
歴
炭水化物
一般構造
アルドース
ケトース
ピラノース
フラノース
立体構造
エピマー
アノマー
変旋光
単糖類
トリオース
ケトトリオース(ジヒドロキシアセトン)
アルドトリオース(グリセルアルデヒド)
テトロース
ケトテトロース(エリトルロース)
アルドテトロース(エリトロース - トレオース)
ペントース
ケトペントース
リブロース
キシルロース
アルドペントース
リボース
アラビノース
キシロース
リキソース
デオキシ糖
ケトヘキソース
プシコース(アルロース)
フルクトース
ソルボース
タガトース
アルドヘキソース
アロース
アルトロース
グルコース
マンノース
グロース
イドース
ガラクトース
タロース
デオキシ糖
フコース
フクロース
ラムノース
ヘプトース