ラブ・ストーリーを君に
監督澤井信一郎
脚本丸山昇一
原作ディディエ・ドゥコワン
『ラブ・ストーリーを君に』(ラブ・ストーリーをきみに)は、1988年公開の日本映画。東映東京撮影所、オスカープロモーション製作、配給東映洋画[2]。原作はフランスの小説家・脚本家のディディエ・ドゥコワン(フランス語版)の1969年の小説『眠れローランス Laurence 』[4]。"元祖国民的美少女"後藤久美子の映画デビュー作[5][6][7]。文部省選定[8]。 白血病に侵された少女が元家庭教師(大学山岳部員)の青年に見守られて残された生命を燃やすラブストーリー[9]。後藤久美子・仲村トオルのダブル主演。後藤・仲村とも役の設定と当時の学年が同じ(後藤は中学2年、仲村は大学4年)であり、等身大の演技を披露した。後藤久美子はこの作品で中学二年生にして映画デビュー。また、それまで非行少年役が多かった仲村トオルはこの作品で同世代の青年を演じ、新境地を開拓したと評価された[10]。 主人公の由美は新体操の好きな中学2年生。両親は離婚し、母親(佐藤友美)が料理教室で働きながら由美を育てている。しかし、それでも明るさを失わない活発な少女であった。だが、由美は白血病にかかり、生命予後不良を宣告されてしまう。由美の元家庭教師で大学山岳部員の明(仲村トオル)は由美の母親や主治医(露口茂)に乞われ、しばしば由美の元を訪ねるように。だが、すでに死を覚悟していた由美はそんな周りの人々のやさしさに苛立ちを覚え始め……。
概要
あらすじ
キャスト
後藤久美子:広瀬由美
仲村トオル:上條明
佐藤友美:広瀬友子
柳沢慎吾:荒木欽一
なべおさみ:田中公二郎
河合美智子:今村初美
山下亜紀:姫野咲子
日下由美:愛原真弓
志水希梨子:木俣幸子
三田佳子:小牧京子
高峰三枝子:吉野琴
内田稔:江本敬一
草薙幸二郎:鬼丸信一
伊藤克信:下田清司
ベンガル:上杉剛
戸浦六宏:森田耕造
丘みつ子:田中百合
岸洋子:シャンソン歌手
露口茂:千葉茂樹
緒形拳:中田節夫
藤谷美紀、小林トシ江、長谷部香苗、坂井徹、和泉史郎、日下翔平 ほか
スタッフ
監督:澤井信一郎
脚本:丸山昇一
音楽:朝川朋之