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(2022年9月)
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「ラブバード」のその他の用法については「ラブバード (曖昧さ回避)」をご覧ください。
ラブバード
分類
種:9種 - 本文参照
DNAの調査に基づく8種類のアフリカ産インコの関係
ラブバード(Agapornis 属:ギリシャ語の“愛”を表す“Agape”と、“鳥”を表す“Ornis”から)とは非常に社会性が高く情愛深いインコであり、コザクラインコ、ボタンインコなど9種類が存在する(下記で詳述)。
ラブバードという呼称はこの鳥が持つ、仲間と非常に強固な絆を結ぶ性質に由来する。このことは英語以外の言語での呼称にも反映されている(ドイツ語では"die Unzertrennlichen"《いつも一緒にいるもの》、フランス語では"les inseparables"《分離できないもの》)。
おおよその体長および体重は、13-17cm・40-60g。小さくがっしりした体に短い四角の尾羽根を特徴とする、世界でも最小のインコの一種である。体のわりに大きな嘴を持つ。ブルーボタンインコなど色変わりの変種(ミューテーション)で様々な色を特徴とするものもあるが、ほとんどのラブバードは緑やオレンジ、ルチノーなどである。中にはルリゴシボタンインコやクロボタンインコ、キエリボタンインコのように目の回りに白いリングをもつ種類もある。平均的な寿命は10年から20年とされる。飼料としては果実、野菜と穀物を含んだペレット主体の食餌が推奨される。
ラブバードは他のインコと同様社会性に富んでおり、十分な愛情を持って世話をすればたいへんよく懐く。また名前の通りの情愛深い性質を尊重するため、つがいで飼うことが理想的とする考えもある。 ラブバードは非常に優れたペットになりうる資質を持っているが他の種類のインコに比べてより活動的で頑健であるため、飼育する場合は他種のインコに比べて十分なコミュニケーションの時間と忍耐力が必要となる。 飼育の際には十分な愛情とスペース、おもちゃを与えてやることがラブバードと良好な関係を築く条件である。 ラブバードは気に入った相手にすり寄ることが大好きで、飼育下ではしばしばお気に入りの人間に対し羽繕いをしてやることもある。
ペットとしてのラブバード
種類と分布現存している分子的証明に基づいたAgapornis 属の系統発生[1] 赤い線で示される種は現在この系統にはおかれていないが、この属に含まれている。