ラブエフエム国際放送
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

「天神エフエム」はこの項目へ転送されています。かつて当社が運営していたコミュニティ放送局については「FREE WAVE」をご覧ください。

「LOVE FM」はこの項目へ転送されています。

大韓民国で同様の愛称(SBS Love FM)を使う放送局については「SBS (韓国)」をご覧ください。

釜山広域市と慶尚南道を対象とした前述の放送局の番組を中継する放送局(KNN Love FM)については「KNN (放送局)」をご覧ください。

メキシコのチワワ州チワワで「LOVE FM90.1」のステーションネームを使う放送局については「en:XHUA-FM」をご覧ください。

ラブエフエム国際放送株式会社
LOVE FM International Broadcasting Co.,Ltd.種類株式会社
本社所在地 日本
810-8516
福岡県福岡市中央区今泉1丁目12番23号
西鉄今泉ビル5階
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯33度35分13.1秒 東経130度24分2.6秒 / 北緯33.586972度 東経130.400722度 / 33.586972; 130.400722座標: 北緯33度35分13.1秒 東経130度24分2.6秒 / 北緯33.586972度 東経130.400722度 / 33.586972; 130.400722
設立1996年4月1日(天神エフエム株式会社)
業種情報・通信業
法人番号4290001008885
事業内容放送法に基づく特定地上基幹放送事業
代表者代表取締役社長 宮ア泰
資本金9000万円
純利益

3108万6000円
(2023年3月期)[1]
総資産

6億2332万9000円
(2023年3月31日現在)[1]
決算期3月31日
主要株主

西日本鉄道株式会社 55.0%

株式会社エフエム福岡 11.9%

株式会社RKB毎日ホールディングス 10.1%

(2023年3月1日現在)[2]

外部リンクhttps://lovefm.co.jp/
テンプレートを表示

ラブエフエム国際放送
LOVE FM International Broadcasting Co.,Ltd.
放送対象地域福岡市を中心として同一の放送番組を同時に受信できることが相当と認められる区域として総務大臣が別に定める区域[3]福岡県のうち福岡市北九州市大牟田市久留米市、並びに佐賀県佐賀市[4]
系列MegaNet
略称なし
愛称LOVE FM
コールサインJOFW-FM
開局日1997年4月1日
運営会社ラブエフエム国際放送株式会社
本社810-8516
福岡県福岡市中央区今泉1丁目12番23号
西鉄今泉ビル5階
演奏所福岡市中央区天神2丁目2番43号ソラリアプラザビル1階
親局 / 出力福岡 76.1MHz / 1kW
主な中継局福岡西 82.5MHz
北九州 82.7MHz
公式サイトhttps://lovefm.co.jp/
特記事項:日本の外国語FM放送局では全国で3番目に開局。
開局から2010年12月31日までは(株)九州国際エフエムが放送。
2011年1月1日から6月30日までの社名は「天神エフエム」。
テンプレートを表示

ラブエフエム国際放送株式会社(ラブエフエムこくさいほうそう、: LOVE FM International Broadcasting Co.,Ltd.)は、日本の九州地方北部を主な放送対象地域として超短波放送(FM放送)による外国語放送を行う特定地上基幹放送事業者である。愛称はLOVE FM(ラブエフエム)。コールサインはJOFW-FM。

開設当初は福岡県福岡市中央区天神に本社を置く株式会社九州国際エフエム(きゅうしゅうこくさいエフエム)が放送事業者として放送を行っていたが、同社の経営破綻により、2011年1月1日からは、同じ福岡市内でコミュニティエフエム「FREE WAVE」(フリー・ウェイヴ)を展開していた天神エフエム株式会社(2011年7月1日に現社名に社名変更)が同社の免許を引き継いで放送している。

本項では、九州国際エフエム時代を含めた外国語放送全般の概要について記す。
概要演奏所・ソラリアパークサイドスタジオ(福岡市中央区天神、ソラリアプラザ

1997年平成9年)4月1日に、九州国際エフエムにより、FM COCOLOInterFMに続く日本で3番目の外国語FM放送局として開局[5]演奏所(スタジオ)を福岡の繁華街・天神の中心部にある岩田屋本館内に設け、当初から北九州にも中継局を置き、実質的には北部九州全域をエリアとする放送局であった。

しかし、当初から経営的に苦しく、年を経るにつれて外国語のみの番組は徐々に減り、編成上他局との大きな違いがみられなくなってきた。2010年(平成22年)6月5日付の各報道機関が、LOVE FMの株主の一つであり、傘下にコミュニティ放送局天神エフエムを有する西日本鉄道に事業譲渡する方向で検討に入った、と報じた[6]。この手法はいわゆる新旧分離による経営再建であり、後に現会社側が数少ない社員の全員解雇の方針を示したことで社員らの反発を招いていた[7]ほか、4分の1近く出資している県内の自治体や他の株主との関係をどうするかといった問題が残されていた。また西鉄側も、出資比率次第では天神エフエムとの間でマスメディア集中排除原則の出資比率原則違反となる可能性もある[補足 1]ため慎重に検討を進めていた。

11月22日に九州国際エフエムと天神エフエムとの間で吸収分割を行い、九州国際エフエムの超短波放送事業(LOVE FM事業)を天神エフエムに事業譲渡することが両者の株主総会で承認され、両社から発表された[8][9]。1か月後の12月22日付で総務省九州総合通信局から放送免許の承継が認められ[10]、これにより九州国際エフエムは2011年1月1日付でいわゆる“新旧分離”を部分的に行い、分離した放送事業を天神エフエムに吸収させ、会社清算の手続きに入ることになった。天神エフエムの行っていたコミュニティ放送 (FREE WAVE) については2011年1月1日午前0時をもって放送終了となった。

なお、免許継承手続きの関係上、2月28日までは(天神エフエムによるLOVE FM事業も)旧九州国際エフエムのスタジオ等を使用していたが、翌3月1日からは、FREE WAVEのスタジオであったソラリアプラザ内のサテライトスタジオに演奏所を移転して放送を行っている。

日本放送法による一般放送事業者の新会社への放送免許譲渡(放送持株会社の分割を除く)は、ラジオ局では2010年10月1日兵庫県の株式会社Kiss-FM KOBEが経営難で受け皿会社の兵庫エフエム放送株式会社(愛称:Kiss FM KOBE)に放送免許を明け渡して以来のことで、コミュニティ放送局の事例を含めて、既存放送局が放送免許を返上して別の放送局の放送免許の譲渡を受けるのは初めてのケースである[補足 2]

2012年8月6日より、JFN系列外局では初となるドコデモFMでの配信を開始した[11]2020年令和2年)6月30日をもって配信を終了した[12]。(WIZ RADIOも同時に配信を終了した)

最近では、『music×serendipity』と『POPTAPE』がABEMA RADIO(2022年12月31日をもって配信終了)[13]で視聴出来たほか後述の通りボートレース中継や2019年から2023年までは競馬中継RKBラジオの編成の都合で出来ない場合に限り中継するようになった。

主な受賞歴に『中村哲追悼番組?HELPINGHAND?真の国際貢献とは』で2020年日本民間放送連盟賞ラジオ教養部門で優秀賞を受賞した[14][15]外国語放送局が番組部門で受賞するのは、関西インターメディアFM COCOLO)の『Kansai Today 765』が平成21年日本民間放送連盟賞ラジオ生ワイド部門で優秀賞を受賞して以来だった[16][注釈 1]。なお、CM部門では愛知国際放送RADIO - i 2010年閉局)が平成20年日本民間放送連盟賞の第1種(20秒以内)でアルペンの作品、第2種(21秒以上)でコーミソースの作品が優秀賞を受賞したことがある[17]。また、特別表彰部門では当局が九州国際エフエム時代に『アジア若者交流事業』が平成18年日本民間放送連盟賞放送と公共性で優秀賞を受賞した[18]
所在地

本社 〒810-8516
福岡市中央区今泉一丁目12番23号 西鉄今泉ビル5階

スタジオ・演奏所 〒810-0001 福岡市中央区天神二丁目2番43号ソラリアプラザビル1F
2011年3月1日から使用。かつてはコミュニティFM時代の天神エフエム(FREE WAVE)が使用していたスタジオである。
廃止した事業所「九州国際エフエム」としての本社のあった天神岩田屋(画像左)

旧本社・スタジオ・演奏所 〒810-8565 福岡市中央区天神二丁目5-35 天神岩田屋本館7階(九州国際エフエム)
開局 - 2011年2月28日まで使用。
周波数・送信所

親局周波数空中線電力所在地備考
福岡76.1MHz1kW九千部山
中継局周波数空中線電力所在地備考
福岡西82.5MHz100W福岡タワー2002年2月8日免許取得、同月11日開局[19]
北九州82.7MHz250W皿倉山

受信エリア

福岡局 -
福岡市周辺・福岡県南部久留米大牟田方面)・佐賀県熊本県北・中部(玉名熊本八代方面)・大分県西部(日田竹田玖珠方面)・長崎県南部(諫早市一部地域・雲仙市・島原市)

北九州局 - 北九州市周辺・宗像市筑豊地方(直方飯塚方面)・京築地方(行橋豊前方面)・山口県西部(下関宇部方面)・大分県北部(中津宇佐方面)

山口県中部、大分県中部の瀬戸内海側の広範囲でもクリアに受信可能である。


福岡西(福岡タワー)局 - 福岡市(中央区・西区・早良区・城南区)・糸島市・佐賀県北部・長崎県壱岐

福岡県及び佐賀県の内、外国語放送実施地域(福岡市、北九州市久留米市大牟田市佐賀市)が放送対象地域であるが、実際の聴取可能地域としては、上記の通り、山口県西部、大分県北部から大分市熊本県北部から熊本市、長崎県島原市など有明海沿岸地域までが含まれている。ただし、九州電気通信監理局(現:九州総合通信局)のプレスリリース[20]による放送区域はこれよりも狭くなっている。

熊本市に関しては放送対象地域や放送区域双方から外れているにもかかわらず、公式のホームページ[21]で「熊本市内から大分の一部、また福岡県遠賀郡までカバー」「熊本市内から車で出かけた時、周波数を変えるという煩わしさもなく、福岡市までのドライブを楽しめるということです」と表記していることや、サービスエリアマップでも熊本市を含めているなど、会社も熊本市までは事実上のエリアだと認識しているようである。
沿革「LOVE FM」仕様に改装された直後のソラリアパークサイドスタジオ(2011年3月)参考:コミュニティFM「FREE WAVE」時代のソラリアパークサイドスタジオ(2008年)

1996年平成8年)

8月22日 - 株式会社九州国際エフエム設立

11月15日 - 総務省九州電気通信監理局が福岡局に予備免許交付[22]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:110 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef