この項目では、2010年の映画について説明しています。その他の用法については「ラビットホール」をご覧ください。
ラビット・ホール
Rabbit Hole
監督ジョン・キャメロン・ミッチェル
脚本デヴィッド・リンゼイ=アベアー
原作デヴィッド・リンゼイ=アベアー
製作ニコール・キッドマン
レスリー・アーダング
『ラビット・ホール』(Rabbit Hole)は、ジョン・キャメロン・ミッチェル監督、ニコール・キッドマン製作・主演による2010年のドラマ映画である。デヴィッド・リンゼイ=アベアーによる2005年の同名の戯曲を原作としており、リンゼイ=アベアー自身が映画脚本を執筆した。2010年のトロント国際映画祭でプレミア上映が行われ、北米ではライオンズゲート配給により同年12月17日に限定公開、翌2011年1月14日に拡大公開された[2][3]
製作・主演を務めたニコール・キッドマンはアカデミー主演女優賞を初めとする数々の賞に受賞・ノミネートされた。 ニューヨーク郊外の閑静な住宅街に暮らす、妻ベッカと夫ハウイーのコーベット夫妻。彼らの幸せな生活が一変したのは8か月前。一人息子ダニーが道路に飛び出し交通事故に遭い、わずか4歳でこの世を去ってしまったのだ。それ以来、2人の心には埋めようのない喪失感が生まれていた。前に進もうとするハウイーとは対照的に、心乱れるベッカは周囲にも辛く当たり散らす。そんなある日、彼女は息子を轢いた高校生ジェイソンを偶然見かけ思わず尾行してしまう… 役名俳優日本語吹替 撮影はクイーンズ区付近のダグラストンで28日間行われた[4]。 キッドマンは本作とスケジュールが被ったため、ウディ・アレンの『恋のロンドン狂騒曲』を降板した[5]。 映画音楽はオーウェン・パレット 本作は2010年のトロント国際映画祭でプレミア上映が行われ、高い評価を受けた[8]。Rotten Tomatoesの映画評論家のうち86%が本作に対し肯定的な評価を下し、平均点は10点満点で7.6点であった[9]。 製作・主演を務めたニコール・キッドマンはアカデミー主演女優賞を初めとする数々の賞に受賞・ノミネートされた。また、プロデューサーとしての手腕も高く評価された[10]。 賞部門候補結果
あらすじ
キャスト
ベッカ・コーベットニコール・キッドマン田中敦子
ハウイー・コーベットアーロン・エッカート清水明彦
ナットダイアン・ウィースト沢田敏子
イジータミー・ブランチャード
ジェイソンマイルズ・テラー野島健児
ギャビーサンドラ・オー野沢由香里
ペグパトリシア・カレンバー
リックジョン・テニー後藤敦
オーギージャンカルロ・エスポジート中西としはる
製作
評価
受賞とノミネート
アカデミー賞[11]主演女優賞ニコール・キッドマンノミネート
女性映画ジャーナリスト同盟映画賞主演女優賞ニコール・キッドマンノミネート
セントラルオハイオ映画批評家協会賞[12]主演女優賞ニコール・キッドマンノミネート
放送映画批評家協会賞主演女優賞ニコール・キッドマンノミネート
シカゴ映画批評家協会賞脚色賞デヴィッド・リンゼイ=アベアーノミネート
クロトゥルーディス賞助演女優賞ダイアン・ウィーストノミネート
助演男優賞マイルズ・テラーノミネート
シンユーフォリア賞[13]主演女優賞ニコール・キッドマン受賞
コミュニティサークル賞[14]主演女優賞ニコール・キッドマンノミネート
ダラス・フォートワース映画批評家協会賞主演女優賞ニコール・キッドマンノミネート
デトロイト映画批評家協会賞主演女優賞ニコール・キッドマンノミネート
ゴールドダービー賞[15]主演女優賞ニコール・キッドマンノミネート
ゴールデングローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)ニコール・キッドマンノミネート
ハートランド映画祭[16]作品賞ニコール・キッドマン、パー・サーリ受賞
ヒューストン映画批評家協会賞主演女優賞ニコール・キッドマンノミネート
イタリア・オンライン映画賞主演女優賞ニコール・キッドマンノミネート
インディペンデント・スピリット賞監督賞ジョン・キャメロン・ミッチェルノミネート
主演女優賞ニコール・キッドマンノミネート
主演男優賞アーロン・エッカートノミネート
脚本賞デヴィッド・リンゼイ=アベアーノミネート
ラスベガス映画批評家協会賞主演女優賞ニコール・キッドマンノミネート
オンライン映画批評家協会賞主演女優賞ニコール・キッドマンノミネート