ラテン・グラミー賞
受賞対象ラテン音楽産業において傑出した実績をあげたもの
国アメリカ合衆国
主催ザ・ラテン・レコーディング・アカデミー
ラテン・グラミー賞(ラテン・グラミーしょう、西:Premios Grammy Latinos)は、アメリカ合衆国で開催されるラテン・ミュージックによるグラミー賞。音楽産業において、優れたラテン・ミュージックの作品を創り上げたクリエイターの業績を讃え、業界全体の振興と支援を目的とする賞。1997年にグラミー賞を運営する組織、ザ・レコーディング・アカデミーが、アメリカにおけるヒスパニック人口の増加によるラテン・ミュージックの影響力の増大、ジャンルの多様化に対応するため、新たにザ・ラテン・レコーディング・アカデミーを設立。
この設立により、2000年にグラミー賞の延長として第1回ラテン・グラミー賞が開催された[1]。授賞式は当初CBSで放映されたが、現在はスペイン語系放送局ユニビジョンにより、全世界およそ80カ国に放送されている[2]。ラテン・グラミー賞のトロフィーはグラミー賞のトロフィーと同じ形のグラモフォン。
過去の受賞者には、ジャスティン・ビーバー、サンタナ、リッキー・マーティン、クリスティーナ・アギレラ、ウィル・アイ・アム、シャキーラ、ネリー・ファータド、エンリケ・イグレシアス等、日本でも広く知られているアーティストが名を連ねている。 Paises2000
開催地一覧
2000年:ステイプルズ・センター
2001年、2004年、2005年:シュライン・オーディトリアム
2002年:コダック・シアター
2003年:アメリカン・エアラインズ・アリーナ
2006年:マディソン・スクエア・ガーデン
2007年・2009-2013年:マンダレイ・ベイ・イベント・センター
2008年:トヨタセンター
2014・15年:MGMグランド・ガーデン・アリーナ
2016年:T-モバイル・アリーナ
2017・18年:MGMグランド・ガーデン・アリーナ
出身国別の受賞アーティスト数
メキシコ121299109139912118149101213147202
ブラジル68589829891395898689147
プエルトリコ57558798789811787872136
スペイン8627756754656756756110
コロンビア24561579822766498810109
アルゼンチン277595342344257342482
キューバ7444514-21223553-1154
ベネズエラ--22-2-31242255322340
ドミニカ共和国41-12216--3-31----226
ウルグアイ----1--1---1222---312
パナマ---1---12111--11-2-11
チリ-------1---11----1-4
グアテマラ------1------1-1--14
イタリア-----1-1-1--------14
ペルー----1-----1------1-3
ニカラグア------------1---1--2
カナダ----------2--------2
フランス----1--1-----------2
エクアドル---------1-1-------2
コスタリカ--------------1----1
アメリカ合衆国---------------1---1
日本におけるラテン・グラミー賞
2010年、第11回ラテン・グラミー賞において、フアン・ルイス・ゲラのシングル、Bachata en Fukuoka(福岡でバチャータをの意味)が最優秀トロピカル・ソング部門にて受賞[3]。この曲は本人がコンサートで福岡を訪れたときの経験をもとに作曲された。曲中に「コンニチハ」「アリガトウゴザイマス」といった言葉が歌われている。
2013年、ドラコ・ロサのアルバム"VIDA"を手掛けた日本人のレコーディング・エンジニア ⇒Sadaharu Yagiが、第14回ラテン・グラミー賞の年間最優秀アルバム部門で、日本人初の受賞を果たしている。[4][5]。また、Sadaharu Yagiは本家の第56回グラミー賞も受賞している。
脚注[脚注の使い方]^ ⇒FAQ|LatinGRAMMY.com
^ ⇒The Latin GRAMMYR Corner
^ ⇒アジア太平洋都市サミット
^ ⇒Sadaharu Yagi|Official Website sadasound.com
^ 読売オンライン
関連項目
(ラテン・グラミー賞)パーソン・オブ・ザ・イヤー
グラミー賞
音楽に関する賞
外部リンク
⇒ラテン・グラミー公式サイト