この項目では、食品について説明しています。その他の用法については「ラップ (曖昧さ回避)」をご覧ください。
ラップ
wrap
スモークチキンとアボカドのラップ
種類サンドイッチと同様の軽食
主な材料フラットブレッド
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ラップ(英: wrap)は柔らかいフラットブレッドで具を巻いた食品。
フラットブレッドとしては小麦粉のトルティーヤ
(英語版)、ラヴァッシュ、ピタが一般に用いられる。具には通常スライスしたハムやソーセージ、鳥肉、魚が使われ、そのほかにレタスや細かく切ったトマトもしくはピコ・デ・ガヨ、ワカモレ、マッシュルームソテー、ベーコン、グリルオニオン、チーズも加えられる。ソースはランチドレッシングやハニーマスタードなどである。メキシコ、地中海、南アジアの人々は1900年代ごろから、もしくはそれ以前からラップを食べていた。メキシコ人はブリトーと呼んでいた。材料には様々なバリエーションがあり、小麦粉もしくはトウモロコシ粉で作った薄焼きパンで肉、豆、米、チーズなどの具を包んでいた。
西洋風のラップはおそらくカリフォルニアにおいてメキシコ料理とテクス・メクス料理のブリトーが一般化する形で発生し、1990年代に広まった[1]。「ラップ」の発明と命名は1980年代の初めに南カリフォルニアの「アイ・ラブ・ジューシー」というチェーンが行った可能性がある[2][3]。ニューヨークのOVOビストロは1990年に「キング・エドワード」という名でラップ・サンドイッチを提供し始めた。ボビー・バレンタインがコネチカット州スタンフォードで経営しているスポーツギャラリーカフェが同時期にラップを作り出したという説もあるが、バレンタイン自身はそれほど強く主張していない。「それは伝説や風聞というものでしょう。でも、誰かに反論されたりもっともらしい話が出てこない限り、私がラップを発明したと言っておきましょう」バレンタインの店ではパンが切れたときにベス・ドランというウェイトレスが初めてラップを作ったとされている。バレンタインの証言では「ラップ」の名を使い始めたのは1990年代半ばだというが、カリフォルニアでの記録はそれより早い[4]。全米にラップを普及させたのはサンフランシスコを拠点とするチェーン、ワールド・ラップスだとされている。同チェーンは1995年2月に1号店を開店させた[5]。
飲食店におけるラップ.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .tmulti .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .tmulti .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .tmulti .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .tmulti .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .tmulti .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .tmulti .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow>.thumbcaption{text-align:center}}ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港で売られているベジーラップ。インド、コルカタのカティロール。
ケバブをパラーターで包んだカティロール(英語版)は1900年代にインドのコルカタでストリートフードとして普及した。長年にわたって様々なバリエーションが生まれたが、現在はすべてカティロールと呼ばれている[6]。
米国ではカミーユズ・サイドウォーク・カフェ(英語版)、ソニック・ドライブイン、ジェイソンズ・デリ(英語版)、バッファロー・ワイルド・ウィングズ(英語版)、サブウェイ、チックフィレイ、ローリー・ポーリー(英語版)、マカリスターズ・デリ(英語版)のような飲食店がラップを提供している。KFCはフライドチキンをレタス、マヨネーズ、サルサと巻いたラップをメニューに載せている。マクドナルドにはフライかグリルした鶏肉、レタス、チェダーチーズ、ランチドレッシングを使ったスナックラップがある。スモーキーボーンズ・バーベキュー&グリル(英語版)はグリルのメニューにポルトベッロ・チキンラップを加えている。
関連項目
アフガニバーガー(英語版)
ブリトー
ブレックファースト・ブリトー(英語版)
チーズロール(英語版)
ドゥルム
ギロピタ
サンドイッチの一覧