ラッキーストライク
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この項目では、タバコブランドについて説明しています。その他の用法については「ラッキーストライク (曖昧さ回避)」をご覧ください。
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出典検索?: "ラッキーストライク" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2011年12月)

Lucky Strike
所持会社ブリティッシュ・アメリカン・タバコ
使用開始国United Kingdom
使用開始1871
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ラッキーストライク(Lucky Strike)は、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)社が製造・販売するタバコブランド1871年に発売された長寿ブランドで、アメリカ合衆国生まれのタバコである。
概要アメリカで1900年代初頭に販売されていたラッキーストライクのパイプ煙草。既に現在のブルズアイの原型となったロゴが使用されている。

当初はパイプ煙草として発売された。1916年より両切りの紙巻きたばこが発売されている。名前の由来は19世紀ゴールドラッシュ時に金鉱を掘り当てた者が言ったスラングである「Lucky Strike」からきている。

第二次世界大戦以前から日本国内でも売られており、「ラッキー・ストライキ」と発音されていた。1936年11月に行われた値上げの時点では、50本入で1円90銭と高級品であった(同時期の国産廉価品であるゴールデンバットの価格は10本入で8銭)[1]

第二次世界大戦中には、戦地へ赴いたアメリカ兵たちを通じて世界各国にもその知名度を広げ、戦後におけるアメリカ的マッチョイズムの象徴とも見なされるようになった。作中描写などで喫煙シーンそのものが害悪視されるようになる以前には映画小説テレビ・広告などに頻出するタバコ銘柄の一つで、例えばミッキー・スピレインが創作し、1950年代に大衆的人気を博したマッチョイズム・ヒーローの私立探偵マイク・ハマーは、このタバコを愛用していた。

2010年頃から『ラッキーストライク・ストレート(現在の名称はラッキーストライク・100%タバコ)』という無添加製品や『ラッキーストライク・クリック&ロール』というフィルター内のカプセルをつぶすとメンソールに変化する商品がヨーロッパを中心に発売され、特にクリック&ロールは世界的にはカプセル入り煙草の先駆者の1つであるが、日本国内では販売されていない。

2011年5月頃より、アメリカからマレーシアに製造移管され、それに伴い喫味も若干変化(フィルター2種はニコチン値が0.9mgから1.0mgに上昇)している。2019年9月3日現在はレギュラーシリーズはシンガポール製及び韓国製となっている。

一部で肺癌を引き起す要素が高い煙草(『天国に一番近い煙草』の俗称がある)とも言われているが、銘柄別に発がん率を調査した統計・論文の類が存在するわけでもなく、俗説にすぎない。
パッケージデザイン

古い時代のパッケージデザインは、名前の由来である鉱夫の振り上げられた拳を描いたものだった。1890年代初頭のパッケージより、ブルズアイと呼ばれる円形囲みのロゴマークの原型が採用されている。ヨーロッパの一部で2013年より導入されているラッキーストライクのブルズアイ。アメリカで1900年代初頭に販売されていたラッキーストライクのパイプ煙草のロゴがモデルになっている

現行のパッケージレイモンド・ローウィ1940年にデザインした。ブルズアイを中心に置くモチーフを踏襲しながら、大幅にモダナイズと単純化を図ったパッケージは、タバコにとどまらず、商業パッケージデザインの中でもそのシンプルさと印象の強さで抜きん出た傑作として、広く知られている。

地の色は現在は白であるが、1942年までは緑色であった。白地への変更は、緑系インクに用いられる金属が第二次世界大戦の軍需物資として必要となったための節約という名目で、当時「ラッキー・ストライクの緑は戦場に行った "Lucky Strike Green has gone to war."」と戦意昂揚を兼ねた宣伝にも取り上げられた。実際には、緑インク代が節約できるうえ、白地の方が赤いブルズアイとの対比で目を惹くデザインとなる、という計算による変更とも言われる。件の緑色は21世紀初頭に至っても未だ復員していない。

日本では、2004年3月のリニューアル以降はデザインは変更されていない(一部の免税店では、『ラッキーストライク・パターソン』として新デザインの免税店仕様が販売されている)が、2007年以降はヨーロッパを中心に頻繁にデザイン変更が行われ、2007年にはパッケージ右上にネイティブ・アメリカンがデザインされるようになり、2010年にはブルズアイが立体的になった。2013年には1900年代初頭に販売されていたパイプ煙草のロゴがモデルにした新ブルズアイが採用されるようになっている。なお、両切りは1942年より警告文の挿入やバランスの修正のみにとどまっていたが、ドイツやスペインでは、2012年と2013年にフィルターと同様のデザイン変更が行われている。

ドイツで2003年から販売されていたラッキーストライク。

アイスランドで販売されていたラッキーストライク

ポルトガルで2007年から販売されていたラッキーストライク。警告表示で4割が埋まっており、ブルズアイの一部が隠れている。

ドイツオーストリアで2010年より販売されていたラッキーストライク。ブルズアイが立体的になった。

逸話

1871年に発売、1942年に現在のパッケージがデザインされ、第一次第二次世界大戦米軍の軍用物資として補給の対象となった。そのため、第二次世界大戦のバルジの戦いの中で展開されたドイツ側の特殊作戦グライフ作戦の折、後方かく乱部隊として米兵に扮し後方に潜入したドイツ兵にも、本品が小物として支給された。また、後方の捕虜たちの間では収容所において、有効な通貨として通用していた。

第二次世界大戦中に、ドイツ軍の収容所から脱出した米兵のジョセフ・ベイルは、ソ連軍に保護されることを目的にへ移動中、ソ連の戦車隊と遭遇した。ベイルはすぐにラッキーストライクの箱を取り出し両手を上げ、「アメリカ人だ、同志よ!」 (Amerikansky tovarishch!)と叫んだ。戦車隊を率いていた大隊長は破壊工作員としての能力を評価して彼の同行を認め、こうして彼のおよそ1ヶ月間のロシア軍人としての軍務が始まった。

ホンダが第3期F1活動を始めた際、組んだシャーシコンストラクターが、BARチーム(BATの持ち株チーム)で、車のカラーリングをラッキーストライクカラーにした所、ホンダ第1期F1参戦時のカラーリング(日の丸カラー)に酷似していた為話題になった。2006年にBARチームをホンダ・レーシング・F1チームが買収した後もBATはチームのメインスポンサーに留まりラッキーストライクカラーが継続されたが、FIAの意向によりF1マシンへのたばこ広告の記載が禁止と決定したため、BATはこの年限りでスポンサーから降りた。余談だが、スクーデリア・フェラーリのスポンサーであるマールボロはロゴではなくバーコードをマシンに描いているため、規制から逃れている。また、2輪のロードレースではホンダヤマハスズキカワサキの4メーカーのワークスバイクのメインスポンサーだった事もある

ラッキーストライクのパッケージ側面に描かれているネイティブ・アメリカンの顔の絵は、横に倒してみると家の屋根が爆発しているように見えた(現在では、ネイティブアメリカンの顔の絵が鮮明になり、この現象は見られない)。


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