この項目では、1991年に発売されたPCエンジン用ゲームソフトについて説明しています。2018年発売のゲームソフトについては「オーバーライド 巨大メカ大乱闘」をご覧ください。
オーバーライド
Overrideジャンル縦スクロールシューティング
対応機種PCエンジン (PCE)対応機種一覧
X68000 (X68)
Wii
Windows (Win)
開発元スティング
発売元データイースト
デザイナー末吉公道
ARABU
プログラマー阿部真一
國廣豊史
音楽山藤靖江
美術末吉公道
高瀬努
人数1人
メディア2メガビットHuCARD[1]
発売日 199101081991年1月8日
発売日一覧
X68
199111151991年11月15日
Wii
200709042007年9月4日
Win
201705162017年5月16日
対象年齢CERO:A(全年齢対象)
その他型式:DE90006
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『オーバーライド』は、1991年1月8日に日本のデータイーストから発売れたPCエンジン用縦スクロールシューティングゲーム。
自機「ギガイアス」を操作し、バイオコンピュータ「フレイア」を破壊し人類を救出する事を目的としたゲーム。自機が戦闘用ホバータンクという設定が特色となっている。
開発はスティングが行い、ゲーム・デザインはPCエンジン用ソフト『ゼビウス ファードラウト伝説』(1990年)を手掛けた末吉公道、音楽はPCエンジン用ソフト『サイコチェイサー』(1990年)を手掛けた山藤靖江が担当している。
同年には開発元のスティングによって『ラストバタリオン』のタイトルでX68000に移植された。PCエンジン版と共に「Mission Code -Override-」というサブタイトルが付けられている。PCエンジン版は2007年にWii用ソフトとしてバーチャルコンソールにて配信された他、2017年にWindows用ソフトとしてプロジェクトEGGにて配信された。
PCエンジン版はゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」にてシルバー殿堂入りを獲得した。 全6面構成1周エンド。メインショットと攻撃方法の異なる各種オプションパーツをパワーアップさせながら、ゲームを進める。 エネルギー制とストック制の併用となっており、障害物に接触してもダメージは無いが、スクロールにより背景に挟まれるとその時点で1ミスとなる。 自機のスピード調節はボタンを押すことにより行う。この際、機体後部より発せられる「バックファイヤー」にも攻撃判定がある。 一定時間ショットを撃たずにいると機体が光りだし、この時にショットボタンを押すと「プールショット」を発射し、敵弾及び耐久力の無いザコ敵を一掃する。使用回数に制限は無く何度でも使えるが、チャージ中に敵から攻撃を受けると最初から溜め直しとなる。 特定の敵を倒すと出現。オプションアイテムを取ると自機に2個のオプションパーツがつき、取った色に応じた攻撃方法を取る。なお、オプションパーツ自体に攻撃判定や敵弾を消す効果はない。 No.タイトル発売日対応機種開発元発売元メディア型式備考 評価 レビュー結果 項目キャラクタ音楽操作性熱中度お買得度オリジナリティ総合
ゲーム内容
システム
アイテム
オレンジ「ブレイジング・ファイアー」
オプションが機体斜め45度前方に固定され、斜め方向に弾を放つ。パワーアップするとホーミング性能が加わる。
イエロー「リバース」
オプションが機体の左右に付き、レバーと逆方向に弾を放つ。
グリーン「トルネーザー」
オプションが機体の周囲を回転し、弾を前方に放つ。
ブルー「フォローウィング」
オプションが機体の動きをトレースし、前方に雑魚敵を貫通するレーザーを発射する。
パープル「サイドウェポン」
オプションが機体の左右に固定され、弾を左右に放つ。
P - メインショットをパワーアップする。
E - エネルギーを1目盛り回復する。
移植版
1ラストバタリオン 199111151991年11月15日
X68000スティングスティング5インチ2HDフロッピーディスク2枚組-
2オーバーライド 200709042007年9月4日
Wiiスティングジー・モードダウンロード
(バーチャルコンソール)-2012年3月6日配信終了
3オーバーライド 2017年5月16日[2][3]
WindowsスティングD4エンタープライズダウンロード
(プロジェクトEGG)-
スタッフ
PCエンジン版
プログラマー:阿部真一、國廣豊史
グラフィック・デザイナー:末吉公道、高瀬努
サウンド・コンポーザー:山藤靖江
サウンド・エフェクト:山藤武志
ゲーム・デザイナー:末吉公道、ARABU
スペシャル・サンクス:H.YOSHIDA
X68000版
プログラム:山藤武志、阿部真一
デザイン:末吉公道、高瀬努、山縣明、牛久宏治
サウンド:山藤靖江
スペシャル・サンクス:河野光二、國廣豊文、木村俊章
評価
媒体結果
Computer and Video Games
ファミ通30/40点 (PCE)[5]
(シルバー殿堂)
月刊PCエンジン84/100点 (PCE)
マル勝PCエンジン32/40点 (PCE)
PC Engine FAN19.67/30点[1]
(総合354位)
PCエンジン版
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計で30点(満40点)でシルバー殿堂入りを獲得[5]、『月刊PCエンジン』では90・90・75・85・80の平均84点(満100点)、『マル勝PCエンジン』では9・8・7・8の合計32点(満40点)、『PC Engine FAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、19.67点(満30点)となっている[1]。また、この得点はPCエンジン全ソフトの中で354位(485本中、1993年時点)となっている[1]。
得点3.343.093.583.493.312.8619.67
脚注[脚注の使い方]^ a b c d 「10月号特別付録 PCエンジンオールカタログ'93」『PC Engine FAN』第6巻第10号、徳間書店、1993年10月1日、72頁。
^ 今藤祐馬 (2017年5月16日). “「プロジェクトEGG」、PCエンジン版「オーバーライド」を発売
^ “STG「オーバーライド(PCエンジン版)」がプロジェクトEGGで配信開始
^ “Override for TurboGrafx-16 (1991)