ラゴス
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

この項目では、ナイジェリアの都市について説明しています。その他の用法については「ラゴス (曖昧さ回避)」をご覧ください。

ラゴス
Lagos


大都市大都市

愛称 : lag city, Lasgidi, Gidi
位置

ナイジェリアの地図
位置
.mw-parser-output .locmap .od{position:absolute}.mw-parser-output .locmap .id{position:absolute;line-height:0}.mw-parser-output .locmap .l0{font-size:0;position:absolute}.mw-parser-output .locmap .pv{line-height:110%;position:absolute;text-align:center}.mw-parser-output .locmap .pl{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:right}.mw-parser-output .locmap .pr{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:left}.mw-parser-output .locmap .pv>div{display:inline;padding:1px}.mw-parser-output .locmap .pl>div{display:inline;padding:1px;float:right}.mw-parser-output .locmap .pr>div{display:inline;padding:1px;float:left}ラゴスラゴス (ナイジェリア)ナイジェリアの地図を表示ラゴスラゴス (アフリカ)アフリカの地図を表示

座標 : .mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯6度27分11秒 東経3度23分45秒 / 北緯6.45306度 東経3.39583度 / 6.45306; 3.39583
行政
ナイジェリア
 ラゴス州
 大都市ラゴス
地理
面積 
  大都市域1,171.28 km2
    陸上  999.6[1] km2
    水面  171.68 km2
  市街地907 km2
  都市圏2,706.7 km2
標高34 m
人口
人口(2006年国勢調査(暫定データ)現在)
  大都市域7,937,932[2]
    人口密度  7,941人/km2
その他
等時帯西アフリカ時間 (UTC+1)
公式ウェブサイト : ⇒http://www.lagosstate.gov.ng/
ラゴス市内地図

ラゴス(英語: Lagos [?l???o?s, ?le???s])は、ナイジェリア最大の都市。南西部のベニン湾岸に位置し、同国最大の港湾施設を備えている。かつてナイジェリアの首都であった。
概要

独立後の人口調査は2回だけだが(1972年1991年)、その人口の推計は1,000万前後と思われ、アフリカ最大級のメガシティである。2016年都市圏人口では1,283万人であり、世界第24位、アフリカではカイロに次ぐ第2位と推計されている[3]

2019年、アメリカのシンクタンクが公表したビジネス人材文化政治などを対象とした総合的な世界都市ランキングにおいて、世界第83位の都市と評価されており[4]アフリカ大陸の都市ではカイロヨハネスブルグナイロビケープタウンに次ぐ第5位であった。

ラゴスは本土側と、ラゴス・ラグーン(英語版)(潟湖)を取り囲むいくつかの島からなった近代的な都市である。「ラゴス」とは、ポルトガル語で「ラグーン」(潟湖)の意味である[5]。元々はラゴス・ラグーンに浮かぶ島にあった「エコ (Eko)」という名の小さな村だったが、この潟湖が大西洋に面した数少ない良港の一つであったことから、ヨーロッパ人、主にポルトガル人との黒人奴隷貿易などの取引の場となった。このベニン湾一帯を指して「奴隷海岸」と称したこともある。ラグーンの連なりがラゴスから、西のバダグリと東のオグン州に伸びている。また、名前はポルトガル南部にあり、約2千年の港町の歴史を誇る同名のラゴスに由来するという説もある。

ラゴスは1976年(実質的には1991年)にアブジャに首都機能が移るまでナイジェリアの首都だったが、現在でも経済的・文化的な中心都市である。また西アフリカを代表する大都市であり、英語が通じ教育水準の高い人材も多いため、多くの多国籍企業がナイジェリアを含む西アフリカの広い範囲をカバーする活動拠点をラゴスに置いている。

市内の中心部には多くの高層ビルが立ち並び、高速道路やバイパス道路等も整備されており、一見近代的な大都市といった様相を呈しているが、それらと同じようにして大規模なスラム街が雑然と広がっている。スラム街は埋立地など海岸部から水上生活者が暮らす沿岸海上にも広がっており、世界最大の海上スラム「マココ」を形成している。ラゴスに流入する移住者はナイジェリア国内だけでなく、近隣諸国からもやって来る[6](「地理」も参照)。

また、ラゴスは世界最悪の交通渋滞都市としても有名である。

2013年、安定性、医療、文化・環境、教育、インフラなどの項目を数値化した「住みやすい都市ランキング」では、全世界の140都市中ワースト4位[7]

ラゴスはアフリカで2位、全世界で7番目に急速に成長する大都会である[8]。人口1億を超えるナイジェリア全土から多数の人たちがよりよい雇用や教育機会を求め集まってくる。人口増加率、人口密度、そして失業率犯罪の多さでもナイジェリア最大。

人口は2025年に1,580万人、2050年に3,263万人、2075年に5,720万人、2100年の人口予測では8,830万人を数える世界最大の超巨大都市となる予測が出ている[9]
地理
地域
ラゴス島
ラゴスの中心はラゴス・ラグーンに浮かぶラゴス島である。島の西部は
中心業務地区であり高層ビルが林立し[10]、国立博物館や中央モスクキリスト教会などが建ち並ぶ[11]。首都時代には国会議事堂もここに建てられていた。東部にはメイン・マーケットがあるほか、貧困層の住宅が密集する地区もある。この島にはIdumota市場やBalogun市場といった、市内で最も大きな卸売市場もある。ラゴス島はエコ橋、カーター橋、第三本土連絡橋の3本の橋で本土と結ばれているが渋滞が激しく交通はマヒ状態であり、新しい道路やラグーンを渡る橋の建設が計画されている。島の北西には17世紀に建設された宮殿(オバ・パレス)が今も残っている。
イコイ島
ラゴス島の東側に位置する。かつては独立した島だったが今は埋め立てにより一体化している[12]。ヴィクトリア島とは小さな水路で隔てられており、5本以上の橋によって結ばれている。植民地時代のイギリス人達の邸宅地区で当時のコロニアル様式の建築物が並び、官庁、ホテル、学校、公園ゴルフ場、高級ショッピング街などが揃う、ナイジェリアのみならずアフリカでも有数の高級住宅地。
ヴィクトリア島
ラグーンの一番外側の海に面した島で、ラゴス島やイコイ島の南に接しており[13]橋で結ばれている。元はイコイ島同様の住宅街であり緑の多い島だが、ここ20年で大企業や銀行、多国籍企業の入る多数の超高層ビルが立ち並ぶ金融・ビジネスセンターとなった。繁華街でもあり、日本の領事館もある。近年渋滞がひどくなり露天商も多数出るようになった。またこの周辺のインターネットカフェなどがいわゆる「ナイジェリアの手紙詐欺の拠点となっている。
本土側

アパパ地区
ラゴス島の対岸の本土側にある、ラゴスの輸出入の拠点となる港湾地区。西アフリカ随一の大きなコンテナ埠頭があるが、もと国営だったものが民営化され、2005年オランダの船会社APモラー社に売却された。
エブテ・メタ
食品産業や学校などが盛ん。コロニアル様式の建築が並ぶ。
スルレレ
国立競技場や映画産業音楽産業、夜明けまでにぎわう歓楽街のある華やかな商業地区。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:64 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef