交響的運動第2番『ラグビー』(Mouvements symphonique n°2 "Rugby" )H.67は、アルテュール・オネゲルが作曲した管弦楽曲。3曲ある「交響的運動」の2番目の作品である。 『ラグビー』と題されたこの作品は、1928年の夏にオネゲルがラグビーの観戦中に、一人のジャーナリストから「スポーツを音楽で表現できますか」と訊ねられたことから作曲につながったといわれている。作曲は同年に開始し、短期間で完成された。初演は同年の10月19日にパリでエルネスト・アンセルメ指揮、パリ交響楽団第1回定期演奏会において行われた。 3曲残されているオネゲルの「交響的運動(または楽章)」の中では、第1番『パシフィック231』が多く演奏されるのに対し、『ラグビー』と第3番は演奏されることが比較的少ない。 短い序奏の後、トロンボーンからホルン、そして弦楽へと受けつがれる第1主題と、チェロとヴィオラ、ヴァイオリンと次第に高まっていく第2主題が2つのチームを表しており、その攻め合いが対位法の手腕によって描き出される。演奏時間は約7分。 3管編成であるが打楽器と鍵盤楽器を全く使用しない。
目次
1 概要
2 構成
3 楽器編成
4 参考文献
概要
構成
楽器編成
ピッコロ1
フルート2
オーボエ2
コーラングレ1
クラリネット(B♭管)2
バスクラリネット1
ファゴット2
コントラファゴット1
ホルン4
トランペット3
トロンボーン3
チューバ1
弦五部
参考文献
『最新名曲解説全集7 管弦楽曲IV』音楽之友社、1980年
サラベール社(Salabert)のスコア
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更新日時:2013年9月20日(金)08:18
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