イングランドの競技連盟については「ラグビー・フットボール・リーグ」をご覧ください。
ここでは13人制について記載しています。15人制の「ラグビーユニオン」とは異なります。
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ラグビーリーグ
攻撃側が2人の守備側の選手を避けようとしている
統括団体国際ラグビーリーグ連盟
通称リーグ、RL、Rugby XIII(ヨーロッパ)、フッティー、フットボール(オセアニア地域)
起源1895年9月7日、ラグビーユニオンとの分裂
特徴
身体接触フルコンタクト
選手数13名
男女混合単独
カテゴリ屋外チームスポーツ
ボールラグビーボール
競技場ラグビーリーグ場
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ラグビーリーグ(英: Rugby league)は、フルコンタクトスポーツの一種である。1チーム13名ずつの2チームが、幅68メートル、長さ112—122メートルの長方形のフィールド上で競技する[1]。リーグラグビーと呼ばれることもある[2]。ラグビーフットボールの2つのコード(code、法典)のうちの1つであり、選手への支払い問題のためイングランドのラグビー・フットボール・ユニオンから分離した1895年に起源がある[3]。日本で一般に「ラグビー」と呼ばれているのは15人制のラグビーユニオンである。プロ化が分離の原因であったため、リーグ側は観客のためにより速く[4][5]、より面白い試合を作り出す目的で徐々にルールを変更していった[6]。
ラグビーリーグはパプアニューギニアの国民的スポーツであり[7][8][9]、イングランド北部(英語版)[10]、オーストラリア東部[11] 、ニュージーランドの南オークランド(英語版)、フランス南西部、レバノンで人気がある[12]。
ヨーロッパのスーパーリーグとオーストラリアのNRLがクラブの最高位の大会である。主にヨーロッパ、オーストララシア、太平洋の国同士の国際試合も行われ、国際競技連盟である国際ラグビーリーグ連盟によって統括されている。最初のラグビーリーグ・ワールドカップは1954年にフランスで開催された。オーストラリアはワールドカップを2017年から保持している[13]。 1895年8月29日、休業補償問題がきっかけで、主に北イングランドのラグビークラブにより「ノーザン・ラグビー・フットボール・ユニオン」(NRFU) が結成された。当時、北部の選手は週6日働いていたが、ラグビーの試合はほとんど土曜日に開催されることが多かった。したがって試合に出るには仕事を休まなければならず、補償もなかった。一方、南部の裕福な選手は週5日労働で土曜日は休み。そこで北部のラグビークラブは南部のラグビー・フットボール・ユニオン (RFU) に、仕事を休んで試合に出た選手に報酬をわたすことを提案したが、RFUは受け入れず、新団体の結成に至った[14]。 NRFU結成時点ではラグビーリーグとラグビーユニオンのルールは全く同一のものであったが、NRFUの選手のほとんどが日曜日以外の平日に出勤する必要のあった、今日的な意味でのアマチュア選手がほとんどであったことから、ラック・モール・ラインアウトなどの負傷の危険性が高い(少なくともNRFUがそう考えた)ルールが廃止され、現在のラグビーリーグのルールが確立されていった。 また、ラグビーリーグは設立の理由自体が金銭問題であったため、選手の金銭の授受に関してはきわめて寛容であり、そのためプロ選手が早くから存在していたが、ラグビーリーグ自体はプロ選手専用競技と言うわけではなく、アマチュア選手も存在している。 「ラグビーリーグフットボール」は、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドにおいて1895年から1908年の間にラグビー・フットボール・ユニオン (RFU) から分裂した団体名からその名称を取っている。 そのうちの一つ、「ノーザン・ラグビー・フットボール・ユニオン」(NRFU) は、イングランドのラグビー・フットボール・ユニオンの分派として1895年に設立された。双方の組織は当初同じルールで試合を行っていたが、ノーザン・ユニオンはすぐにルールの修正を始め、より速いペースで行われるラグビー競技を作り上げていった。1907年および1908年にオーストラリアおよびニュージーランドにおいて、RFU系協会から同様の分派が分裂、「ラグビーフットボールリーグ」と改称し、ノーザン・ユニオンのルールを導入した[15]。1922年、ノーザン・ユニオンも名称を「ラグビー・フットボール・リーグ」へ改称し[16]、そのうちにこのスポーツ自身も「ラグビーリーグ」フットボールとして知られるようになった。 1895年8月29日、主に北イングランドのラグビークラブにより「ノーザン・ラグビー・フットボール・ユニオン」(NRFU) が結成され、ラグビーフットボールは分裂した[17]。労働者階級の北部のチームの成功など多くの要素がこの分裂の要因となったものの、主な意見の相違はRFUがアマチュア主義を強化し、選手への「休業補償」の支払いを認めなかったことが原因であった。 当時、ラグビーの試合はほとんど土曜日に開催されることが多かった。これは、宗教的な慣習により日曜日にスポーツをプレーすることが禁止されていたこと、そして19世紀に制定された工場法によって一定の労働者に対して土曜日に半日の休みが与えられるようになったためである[18]。しかし、炭鉱労働者や工場労働者など労働者階級の北部の選手は週6日働いていたため、試合に出るには仕事を休まなければならず、補償もなかった。
概要
語源
歴史史上初のチャレンジカップ決勝(1897年): バットレイ(左)対セント・ヘレンズ(右)ジョージホテル(ハダーズフィールド)