ラグナロク
ジャンルアクションファンタジー
小説
著者安井健太郎
イラストTASA
『ラグナロク』(RAGNAROK)は、角川スニーカー文庫から刊行された安井健太郎による日本のライトノベル。イラストはTASA。
第3回スニーカー大賞〈大賞〉受賞作。『ザ・スニーカー』にて連載されたほか、ことぶきつかさによるコミックス版も出版された。
2017年8月17日より、『小説家になろう』にて本作のリブート版の連載を開始[1][2]。タイトルを『ラグナロク:Re』として、オーバーラップ文庫から書籍版の刊行も開始された。目次 凄腕の傭兵、リロイ・シュヴァルツァーと、その相棒である意思を持ち、言葉を話す剣ラグナロクの活躍を描くアクションファンタジー。リアルなバトルを彷彿させる手法が特徴で、本編と、その背景や外伝的な内容を描くラグナロクEXの2種類からなる。タイトルをはじめロキやフェンリル、アングルボザなど、北欧神話由来の名前を持つキャラクターが多く登場する。ストーリーは神話とは異なる独自のものだが、一部キャラクターは神話の影響を受けている。また、登場人物の名前は神話以外にも、作者が映画ファンである為、映画俳優の名前も使われている。 尚、名称からラグナロクオンラインと混同している者が多いが、本作とは全く関係ない。 角川スニーカー文庫から本編全11巻、EX全9巻が発売されていたが、2006年11月を最後に未完のまま刊行が中断した。原作者がスニーカー文庫編集部から絶縁状を受け取ったことにより、スニーカー文庫からの続編刊行は不可能であり、新たに出版するならば別のレーベルからの刊行になると著者が明言している。なお、絶縁に至った理由は安井自身の遅筆と、書いたものが到底ライトノベルとは言えないという二点にあり、同編集部に非はないとのこと[3][4]。 5000年前、ダーク・ワンによって滅亡寸前まで追い込まれた人類が最後の希望を託し製造した決戦兵器。北欧神話の神々の最終決戦になぞらえ、神々の黄昏(ラグナロク)と呼ばれることになる。物体の存在意思、「ノルン」を操って大破壊を起こし、局所的には可能性変異すら起こしうる。鍔元には「ノルン」制御のための人工知性が宿っている。ラグナロクは空気中の分子を利用し、人間の姿を形成することも可能。この状態でのみ行使できる緊急プログラムが存在するらしいが詳細は不明。あらゆる道の達人の戦闘データと一通りの武器・兵器の操作方法がインプットされており、ある程度までなら戦えるが戦闘経験から得られる直感や閃きが備わっていないためリロイのように真の達人とも呼ぶべき相手には数段、劣る。またこの状態で莫大なダメージを受けるとそれが本体である宝玉にフィードバックし、死ぬ事もある。また学習機能が備わっており、同じ行動を繰り返すうちにそれを人間で言う習慣のように感じるようになる事もある。
1 概要
2 神々の黄昏・ラグナロク
3 闇の種族(ダーク・ワン)
4 登場人物
4.1 主人公
4.2 所属なし
4.3 ヴァナード王国
4.4 アスガルド皇国
4.5 ヴァルハラ
4.6 SS級傭兵
4.7 アイントラート
4.8 クライスト教団
4.9 クライスト教団ウィルヘルム派
4.10 傭兵ギルド
4.11 カルジア王国
4.12 闇の種族(ダーク・ワン)
4.13 5000年前の人物
5 用語
6 既刊一覧
7 漫画
8 関連作品
9 脚注
10 外部リンク
概要
神々の黄昏・ラグナロク