ラクロス
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この項目では、球技について説明しています。その他の用法については「ラクロス (曖昧さ回避)」をご覧ください。
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ラクロス
統括団体ワールドラクロス
起源17世紀
特徴
身体接触有 (男子のみ)
選手数1チーム10人または6人
男女混合有 (ソフトラクロスのみ)
カテゴリチーム競技、球技
用品スティック、ボール
実施状況
オリンピック2回 (19041908)
世界選手権男子: 1967 -
女子: 1982 -
ワールドゲームズ1回 (2017: 女子のみ)
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オクラホマ・チョクトー族のラクロス競技。(1835年、ジョージ・カトリン画)北アメリカの先住民のラクロス選手の出で立ち。チョクトー族(左)、スー族(右二人)(1830年代、ジョージ・カトリン画)

ラクロス (英語: Lacrosse) は、クロスと呼ばれる先に網の付いたスティックを用いて直径6cm・重さ150gの硬質ゴム製のボールを奪い合い[1]、相手陣のゴールに入れることで得点を競う球技の一種。漢字で棒網球(ぼうもうきゅう)または袋球(たいきゅう)と表記される。歴史や諸説はあるが、基本的にはカナダ国技とされている[2]。ラクロスは他のスポーツには見られないほど男女の種目によりルール(用具やグラウンドサイズなども含む)が大きく異なるという特徴がある[3]
歴史オクラホマ・チョクトー族の競技前の男女の踊りノースカロライナ州の東部チェロキー族による、競技前の風景。呪い師が清めの儀式を行い、女たちが大精霊に踊りを捧げる(1897年)リッチモンド・ヒルの白人ラクロスチーム、「若きカナダ人たち」(1885年)チェロキー族の選手(1907年)
起源

ラクロスは、もともと北米の先住民達が自分たちの神との繋がりを深める儀式の一環として行ったり、部族間の争いの平和的解決に用いていたものである。

北米の先住民のラクロス競技は、試合前に呪い師によってセージや杉などの葉が火にくべられ、神聖なパイプによる清めの儀式が必ず行われる。現代においても、インディアンたちがこの競技を行う際には、必ずこの儀式が執り行われる。

そもそものラクロスの起源は南東部とされ、スティックも一本ではなく、チョクトー族などは両手にスティックを持って競技を行った。スティックの形状も部族ごとに違い(右図)、試合の準備には数ヵ月がかけられ、北米の先住民達は試合前に徹夜で戦勝祈願の踊りを舞い、これに臨んだ。

これは各チームが1,000人以上になることもあり、ゴールとゴールの距離は短くて500ヤード(約460メートル)、長いときには数マイルにも及ぶ広大なフィールドを用いる。この先住民のゲームは狩りに必要な体力や耐久力、勇気を養うためのものだったと言われる[4]

17世紀に半ばにフランス人が入植するようになると、このゲームで用いられていた道具が笏杖(lacross)に似ていたことからラクロスと呼ばれるようになった[4]
近代のラクロス

1839年に、カナダに白人で構成されたラクロスチームが誕生し、ファースト・ネーションで構成されたチームとの公式戦が開催された。複数試合行われた結果は、ファースト・ネーション側の全勝だった。

ラクロスを現代競技に整備したのは、カナダのモントリオールの歯科医ウィリアム・ビアズで、彼はカナダとアメリカの国境付近に住むイロコイ族保留地(Reservation)でこの競技の魅力に取りつかれ、これをスポーツ競技として普及させた。つまり、スティックを一本持って行う現在のラクロスは、イロコイ族のラクロス競技が基になったものである。

1867年にラクロスはカナダの国技となり、さらにアメリカ、イギリス、オーストラリアなどで盛んにおこなわれるようになった[4]
過去のラクロス

現在は1チーム男子も女子も10人で行われる。ゴールは183cm四方の正方形で、アイスホッケーと同様にゴールの裏もフィールドとして使うことができる。

プレーヤーにはアタック(AT)、ディフェンス(DF)、ミッドフィールダー(MF、ミディとも呼ばれる)などの役割分担があり、ゴールを守る選手はゴーリー(G)と呼ばれる。

クロスの先についた網(ポケット)の中でボールを揺すり、遠心力を利用して保持するラクロスに特有の動作のことをクレードルと呼ぶ。

世界的な競技人口は約60万人、日本では男女合わせて約25,000人とされる。4年に一度、男女それぞれワールドカップが開催される。

オリンピックでは、公式競技として2回(1904年のセントルイス[5]1908年のロンドン[6])、公開競技として3回(1928年のアムステルダム1932年のロサンゼルス1948年のロンドン)行われた[7]。詳細は「オリンピックのラクロス競技」を参照
種類部族別のラクロスのスティック。イロコイ族(a)、パサマクォディ族(b)、チッペワ族(c)、チェロキー族(d)

ラクロスには主に下記の種類があり、それぞれ類似するもののフィールドの形状やルールが大きく異なる。

フィールド・ラクロス:主に屋外で行われ、約110ヤード(100m)×約60ヤード(55m)の長方形の芝フィールドで競技される。プロリーグとしてはメジャーリーグ・ラクロス(MLL)がある。女子ラクロスはさらにルールが異なっている。

ボックス・ラクロス(屋内ラクロス):屋内で行われ、約180フィート×約90フィートのフィールドで競技される。角が丸くなったアイスホッケーアリーナで競技されることが多い。北米のみで競技されている。プロリーグとしてはナショナル・ラクロス・リーグ(NLL)がある。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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