ラオス人民軍
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創設1949年
再組織1982年(現在の名称に改称)
本部ヴィエンチャン
指揮官
国家主席
党書記長トーンルン・シースリット
国防大臣チャンサモン・チャンヤラート
ラオス人民軍(ラーオ語: ????????????????)は、ラオスの軍隊である。
ラオス人民革命党が創設した大衆組織ネオ・ラーオ・ハクサートの軍事組織パテート・ラーオを母体とするため、ラオス人民民主共和国の国軍であるとともに、ラオス人民革命党の統制を受ける「党の軍隊」としての性格を持つ。 ラオスは世界の最貧国の1つであるため、ラオス人民軍は小規模であり、軍資金も不十分で、資材も不足している。装備の大部分はソビエト連邦より提供されたものであり、ソビエト連邦の崩壊後の今日では老朽化している。そのため、戦力の低下は継続的に続いていると見られる。 一方で、国防省 ラオス人民軍の前身は、ラオス内戦において左派の軍事組織として王政を打倒したパテート・ラーオである。1949年7月19日、フランスによる植民地支配から独立した後、1950年にネオ・ラーオ・イサラ(ラオス自由戦線)が結成されると、その軍事組織としてパテート・ラーオが編制された。1956年、ネオ・ラーオ・イサラがラオス人民党(1972年にラオス人民革命党に改組)によって左派の大衆組織ネオ・ラーオ・ハクサート(ラオス愛国戦線)に改組されると、パテート・ラーオはネオ・ラーオ・ハクサートの戦闘部隊となった。その後、1965年10月5日にラオス人民解放軍と改称されたが、国際的なメディアは慣行と便宜上の理由から、ネオ・ラーオ・ハクサートとラオス人民解放軍をパテート・ラーオと呼び続けた[2]。ラオス内戦がネオ・ラーオ・ハクサートの勝利に終わり、1975年12月2日にラオス人民民主共和国が建国されると、旧来のラオス王国軍は解散させられ、ラオス人民解放軍が国軍として編制された。1982年、ラオス人民軍に改称された。 憲法の規定により、ラオス人民民主共和国主席がラオス人民軍の最高司令官となる。国防省が軍事行政を担当する。ラオス人民軍はラオス人民革命党の指導を受けるため、ラオス人民革命党中央国防・治安委員会が軍の最高指導機関となり、党の最高指導者である書記長が議長を務める。軍の政治総局は党中央委員会政治局の統制下に置かれる[3]。 ラオス人民軍は、陸・空軍から成る。ラオスは内陸国のために海軍は存在しないが、陸軍が河川部隊を指揮している。
概要
歴史
組織
陸軍
空軍
装備
車両
PT-76水陸両用戦車 ソビエト連邦 - 25両
T-54/T-55戦車 ソビエト連邦 - 30両
BTR-60P装甲兵員輸送車 ソビエト連邦 - 70両
T-72B1MS戦車 ロシア - 上記T-34と交換で導入。両数不明。
火器
マカロフ PM拳銃 ソビエト連邦
AK-47自動小銃 ソビエト連邦
AMD-65自動小銃 ハンガリー
SKSカービン ソビエト連邦
56式半自動歩槍 中華人民共和国
56式自動歩槍 中華人民共和国
97式自動歩槍 中華人民共和国
Z111 ACE31/32 ベトナム
MAT 49短機関銃 フランス
RPG-2 ロケットランチャー ソビエト連邦
RPG-7 ロケットランチャー ソビエト連邦
69式ロケットランチャー 中華人民共和国
ストレラ2携帯式防空ミサイルシステム ソビエト連邦
M16A1自動小銃 アメリカ合衆国
M60機関銃 アメリカ合衆国
RPD軽機関銃 ソビエト連邦
PK汎用機関銃 ソビエト連邦
航空機1972年ロンチェン基地のT-28D トロージャン練習機
An-2 コルト輸送機 ソビエト連邦 - 10機
An-24 コーク輸送機 ソビエト連邦 - 3機
Yak-40輸送機 ソビエト連邦 - 2機
Ka-32T ヘリックスC汎用ヘリコプター ソビエト連邦 - 6機