ライン=ネッカー郡
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紋章地図
(郡の位置)

基本情報
連邦州:バーデン=ヴュルテンベルク州
行政管区:カールスルーエ行政管区
地域連合:ライン=ネッカー広域連合
郡庁所在地:ハイデルベルク
緯度経度:.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯49度24分21秒 東経08度41分02秒 / 北緯49.40583度 東経8.68389度 / 49.40583; 8.68389座標: 北緯49度24分21秒 東経08度41分02秒 / 北緯49.40583度 東経8.68389度 / 49.40583; 8.68389
面積:1,061.54 km2
人口:

549,030人(2021年12月31日現在)[1]
人口密度:517 人/km2
ナンバープレート:HD
自治体コード:

08 2 26
郡の構成:54 市町村
行政庁舎の住所:Kurfurstenanlage 38?40
69115 Heidelberg
ウェブサイト:www.rhein-neckar-kreis.de
郡長:シュテファン・ダリンガー (Stefan Dallinger)
州内の位置

地図

ライン=ネッカー郡 (ドイツ語: Rhein-Neckar-Kreis、アレマン語: Ryy-Necker-Chrais) は、バーデン=ヴュルテンベルク州で最も人口の多い郡であり、ドイツ全体でも3番目の人口を擁する郡である。州北西部のカールスルーエ行政管区に位置し、ライン=ネッカー大都市圏に属す。

北はヘッセン州との州境に接し、そのベルクシュトラーセ郡オーデンヴァルト郡に隣り合う。東はバーデン=ヴュルテンベルク州のネッカー=オーデンヴァルト郡、南東はハイルブロン郡、南はカールスルーエ郡に隣接し、西はライン川ラインラント=プファルツ州との州境をなし、これをはさんで郡独立市シュパイアーおよびライン=プファルツ郡と向かい合う。北西はマンハイムと接する。

郡庁所在地はハイデルベルクで、郡独立市である。ハイデルベルクは、ライン=ネッカー郡の郡域が取り囲む真ん中に位置するが、この郡に属していない。ヘッセン州に属する細長い土地がくさびのように入り込んでいる。これはベルクシュトラーセ郡に属すネッカーシュタイナハヒルシュホルン (ネッカー)である。
地理

ライン=ネッカー郡はクライヒガウの西、オーデンヴァルトの南に接するオーバーライン地溝帯に接する部分を有する。オーデンヴァルトの西端をヴィースロッホから北にハイデルベルク、ヴァインハイムを経由し、ダルムシュタットに至る、いわゆるベルクシュトラーセは、ドイツで最も温暖な地域である。郡の北西半分は歴史的には、プファルツ選帝侯領であった。東部には観光地であるブルンネン地方が位置している。
歴史

ライン=ネッカー郡は、1973年1月1日にバーデン=ヴュルテンベルク州の郡域再編で成立した。以前の旧ハイデルベルク郡、旧マンハイム郡、旧ジンスハイム郡の北半分および旧モースバッハ郡のいくつかの町村が合併してライン=ネッカー郡となったのである。1975年1月1日にツィーゲルハウゼンがハイデルベルクに分離され、郡は現在の形になった。旧ハイデルベルク郡、旧マンハイム郡、旧ジンスハイム郡は、それぞれバーデン大公国のベツィルクスアムトに由来し、歴史の中で様々な変遷を経て1936年から1939年に郡となった。同じ頃、1939年に郡独立市のハイデルベルクとマンハイムが成立した。それ以来、両市はそれぞれの郡に属さなくなったのだが、1972年までそれぞれの郡行政の本部所在地となった。郡域再編後にはハイデルベルクが新しいライン=ネッカー郡の郡庁所在地となった。この郡は、54の市町村を含み、この中の17の市のうち6市(ホッケンハイムライメンシュヴェツィンゲンジンスハイムヴァインハイムヴィースロッホ)が大規模郡都市である。最大の都市はヴァインハイム、最小の町村はヘッデスバッハである。ライン=ネッカー郡は全54市町村からなり、これはアルプ=ドナウ郡の55市町村に次ぐ。ヴァインハイム、ラーデンブルクネッカーゲミュント、ジンスハイム、ヴィースロッホには、ハイデルベルクの多くの役所の出張所が存在する。
人口推移

人口推移は、国勢調査(1)またはバーデン=ヴュルテンベルク州統計局の公式な統計値を示している。

時点人口(人)
1973年12月31日447,099
1975年12月31日449,602
1980年12月31日463,110
1985年12月31日467,597
1987年5月27日 1465,342

時点人口(人)
1990年12月31日488,017
1995年12月31日512,445
2000年12月31日524,028
2005年12月31日533,993
2010年12月31日537,625
2015年12月31日541,859


行政郡庁舎地勢図

郡は郡議会と郡長により運営されている。郡議会は5年ごとに郡内の直接選挙によって選出される。郡議会は、任期8年の郡長を選出する。郡長は、郡の法的な代表者であると同時に、郡議会およびその委員会の議長を務める。郡長は、郡役場を管理し、郡の管理者となる。その職務範囲には、郡議会および委員会の準備がある。彼は会議を招集し、運営を行い、その決議を執行する。会議での投票権はない。郡長代理は、郡の第一官吏が務める。
郡議会

郡の人口が多いため、この郡の郡議会は、バーデン=ヴュルテンベルク州最大の郡議会であり、かつては州議会より議員数が多いことすらあった。90年代の初めに郡の制度改正があり、議員数は減少した。2014年5月25日の選挙結果は以下の通り(投票率 51.4 %)[2]

政党得票率 (%)議席数
CDU26.827
SPD16.617
Freie Wahler18.018
GRUNE20.520
FDP6.67
AfD7.78
左翼党3.64
計100.0101
投票率62.1 %

郡長

1973年以降のライン=ネッカー郡の郡長を列記する。

1973年: ゲオルク・シュタインブレンナー(職務代行者)

1973年 - 1986年: アルベルト・ネッケナウアー

1986年 - 2010年: イュルゲン・シュッツ

2010年 - :シュテファン・ダリンガー (CDU)

紋章

図柄: 左右二分割。向かって左は青地に、黒線で上下に分かれた銀の波帯。向かって右は金地に、赤い冠、赤い舌、赤い爪をした黒いライオン。(1975年11月5日制定)

意味: この紋章は、郡域の地理上の位置と歴史上の支配者を示している。2つに分かれた波帯は、郡の名前の由来となっているライン川とネッカー川を象徴する。プファルツ選帝侯のライオンは現在の郡域の多くを支配し、ハイデルベルクあるいは1720年以降はマンハイムを宮廷所在地としたプファルツ選帝侯領を象徴している。ライオンの色は、紋章学上の色彩規定に合わせて、オリジナルのプファルツ選帝侯の紋章と色を逆転させている。
経済と社会資本ヴァルドルフのSAP本社

工業構造は、金属加工業と化学産業の企業(たとえば、ヴァインハイムのフロイデンベルクなど)が多いのが特徴である。そのなかには多くの中小企業も含まれる。サービス部門は、確かにそれほど集中してはいないのだが、郡内には、たとえばヴァルドルフおよびザンクト・レオン=ロートに拠点を構えるソフトウェア・ベンダーのSAP、あるいはヴィースロッホに拠点を置く金融業者MLP、印刷機械のHeidelberger Druckmaschinenなど重要な企業が存在している。郡の非都市部では、農林業が盛んである。ライン地溝帯(ザンクト・レオン=ロート、シュヴェツィンゲン)は、ドイツにおけるアスパラガスの主生産地である。
交通ライン=ネッカー郡の鉄道網

郡域を連邦アウトバーンA5号 バーゼル - フランクフルト・アム・マイン線、およびA6号 ザールブリュッケン - マンハイム - ニュルンベルク線が走っており、ヴァルドルフ・ジャンクションで交差する。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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