ライラの冒険
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『ライラの冒険』(ライラのぼうけん、原題:His Dark Materials)は、フィリップ・プルマン作の三部作ファンタジー小説。第1部「黄金の羅針盤」(1995年)、第2部「神秘の短剣」(1997年)、第3部「琥珀の望遠鏡」(2000年)からなる。
概要

現実世界と良く似た別世界に住む11歳の少女ライラ・ベラクアと、我々の世界に住む12歳の少年ウィル・パリーを中心に、無数に存在するパラレルワールドを旅する冒険ファンタジー小説である。

第3部「琥珀の望遠鏡」は2001年イギリス文学賞・ウィットブレッド賞(現コスタ賞)の大賞を児童文学として初めて受賞した。

プルマンは「お金のために続編を書く気はない」としていたが、2003年に実質的には続編にあたる短編『Lyra's Oxford』を発表し、さらに2008年にはスピンオフ小説として、若きリー・スコーズビーとイオレク・バーニソンを中心とした『Once Upon a Time in the North』を発表し、2020年には『Lyra's Oxford』の続編にあたる短編『Serpentine』を発表している。また、2017年よりスピンオフの三部作『The Book of Dust (邦題:ブック・オブ・ダスト)』を発表している。
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この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。あらすじの書き方を参考にして、物語全体の流れが理解できるように(ネタバレも含めて)、著作権侵害しないようご自身の言葉で加筆を行なってください。(2016年7月)(使い方

物語は我々の世界に良く似てはいるが、人間にはみな分身ともいえる動物「ダイモン」がついており、魔女やよろいグマなどが住んでいる世界から始まる。オックスフォード大学のジョーダン学寮に住むライラの周りで、子どもたちが連れ去られる事件が相次ぐ。ゴブラーという組織が北極で子どもたちを何かの実験に使っているという噂。ライラの親友ロジャーもさらわれ、叔父のアスリエル卿も失踪する。ライラと彼女のダイモンのパンタライモンは、船上生活者ジプシャンたちとともに、ロジャーやその他の失踪した子どもたちや、アスリエル卿を救出するために、学寮長から渡された「真理計(アレシオメーター)」を手に、北極へと旅立つ。
登場人物
主要人物
ライラ・ベラクア / ライラ・シルバータン(Lyra Belacqua
/ Lyra Silvertongue)
オックスフォードの名門ジョーダン学寮で暮らす少女。物語開始時には11歳。非常に快活で腕白な性格であり、学寮に住む学者たちも手を焼いていた。ダイモンはオコジョのパンタライモン(Pantalaimon)(愛称パン)。真理計を読むことが出来る特別な能力を持つ。嘘をつくのが非常に上手く、イオレクから「雄弁」を意味するシルバータンの名を与えられた。
ウィル・パリー(Will Parry)
『神秘の短剣』より登場する、もう一人の主人公。初登場時、12歳。神秘の短剣の守り手として選ばれ、父ジョン・パリー(John Parry)を探すためにライラと共に旅をする。
アスリエル卿(Lord Asriel)
ライラの実の父親。当初はライラの叔父と偽っていた。パラレルワールドを分かつ壁を破壊しオーソリティの打倒を目指す。ダイモンはユキヒョウのステルマリア(Stelmaria)。
マリサ・コールター(Marisa Coulter)
ライラの母親で、献身評議会の指揮を執っている。残忍かつ冷酷な性格で、娘ライラに対し捻くれた愛情を抱いている。ダイモンは金色のサル。
ライラの仲間と関係者
イオレク・バーニソン(Iorek Byrnison)
パンサービョルネ。本来はクマの王となるはずだったが、イオファーの策略により掟破りの汚名を着せられスバールバルを追放される。さらにトロールサンドの人間に騙され、よろいを奪われてしまう。戦士としても、鍛冶師としても非凡な才能を持っている。
リー・スコーズビー(Lee Scoresby)
テキサスの気球乗り。イオレクとはかつての戦友である。ダイモンはホッキョクウサギのヘスター(Hester)。
セラフィナ・ペカーラ(Serafina Pekkala)
エラナ湖地区の魔女一族のリーダーで、ライラたちに協力する。ダイモンはカイサ(Kaisa)という名の
ハクガン
スタニスラウス・グラマン(Stanislaus Grumman)
北方の探索中に行方不明になった探検者。ダイモンはミサゴのサヤン・コトル(Sayan Kotor)。


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