ライムギ
[Wikipedia|▼Menu]

ライムギ

分類

:植物界 Plantae
階級なし:被子植物 Angiosperms
階級なし:単子葉類 Monocots
階級なし:ツユクサ類 Commelinids
:イネ目 Poales
:イネ科 Poaceae
:ライムギ属 Secale
:ライムギ S. cereale

学名
Secale cereale L.
和名
ライムギ
英名
rye
Secale cereale

ライむぎ 全粒粉[1]100 gあたりの栄養価
エネルギー1,397 kJ (334 kcal)

炭水化物70.7 g
デンプン 正確性注意61.2 g
食物繊維13.3 g

脂肪2.7 g
飽和脂肪酸(0.40) g
一価不飽和(0.31) g
多価不飽和(1.19) g

タンパク質12.7 g

ビタミン
チアミン (B1)(41%) 0.47 mg
リボフラビン (B2)(17%) 0.20 mg
ナイアシン (B3)(11%) 1.7 mg
パントテン酸 (B5)(17%) 0.87 mg
ビタミンB6(17%) 0.22 mg
葉酸 (B9)(16%) 65 μg
ビタミンE(7%) 1.0 mg

ミネラル
ナトリウム(0%) 1 mg
カリウム(9%) 400 mg
カルシウム(3%) 31 mg
マグネシウム(28%) 100 mg
リン(41%) 290 mg
鉄分(27%) 3.5 mg
亜鉛(37%) 3.5 mg
(22%) 0.44 mg
セレン(3%) 2 μg

他の成分
水分12.5 g
水溶性食物繊維3.2 g
不溶性食物繊維10.1 g
ビオチン(B7)9.5 μg
ビタミンEはα─トコフェロールのみを示した[2]


単位

μg = マイクログラム (英語版) • mg = ミリグラム

IU = 国際単位

%はアメリカ合衆国における
成人栄養摂取目標 (RDI) の割合。

ライムギ(ライ麦、学名Secale cereale)はイネ科栽培植物で、穎果穀物として利用する。別名はクロムギ(黒麦)。単に「ライ」とも。日本でのライムギという名称は、英語名称のryeに麦をつけたものである[3]。食用や飼料用としてヨーロッパや北アメリカを中心に広く栽培される穀物である。寒冷な気候や痩せた土壌などの劣悪な環境に耐性があり、主にコムギの栽培に不適な東欧および北欧の寒冷地において栽培される。
歴史
栽培化まで

原産は小アジアからコーカサスあたりと考えられている[4]。小麦や大麦の原産地よりは、ややの地域である。

栽培化の起源は、次のように考えられている。もともとコムギ畑の雑草であったものが、コムギに似た姿の個体が除草を免れ、そこから繁殖した個体の中から、さらにコムギに似た個体が除草を逃れ[5]、といったことが繰り返され、よりコムギに似た姿へと進化(意図しない人為選択によるヴァヴィロフ型擬態)した[5]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:76 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef