ライブ動画配信サービス
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この項目では、インターネット上で動画をライブ配信できるサービスについて説明しています。

サブスク(定額制サービス)については「定額制動画配信サービス」をご覧ください。

一般ユーザによる動画投稿機能を有するサイトについては「動画共有サイト」をご覧ください。

ライブ動画配信サービス(ライブどうがはいしんサービス、全称:インターネットライブ動画配信サービス)は、ライブストリーミングによる、インターネット上でのリアルタイム動画配信サービス。PCやスマートフォンなどのデバイスから配信される事が多い。本稿では技術的な内容ではなく、サービス面の情報を記載する。

特に、私生活を長時間そのまま生放送するスタイルの配信をライフキャスティングと呼ぶ。
歴史

1993年 - Severe Tire Damage
がインターネット上でMboneを利用したライブ配信を行う[1]

1994年 - ローリング・ストーンズがインターネット上でMboneを利用したライブ配信を行う[2]

1995年 - Xing TechnologyとNBCがStreamWorksでインターネットを利用してテレビ番組を提供する公開実験を実施。「三菱電機 スーパーセレクション 坂本龍一 TOUR'95 D&L with 原田大三郎」をM-BoneとStreamWorksで生中継[3][4]

1996年 - Seth Warshavskyがライブストリップショーサイトを開始[5]

1997年 - Jストリームが設立され「SPEED INTERACTIVE LIVE in X'mas」等を実施[6]X JAPANhideがインターネットを使用した複数個所での同時ライブを行う[7]

1998年 - 「電波少年的懸賞生活」の有料インターネット中継を実施[8]

2000年 - DMMがライブチャットサービスを開始。ソニーがVAIOに搭載されたソフトURecSightを利用し、個人でインターネット生放送を行える有料サービス「パーキャスTV」を開始[9]。インプレスコミュニケーションズがインターネット放送局「インプレスTV」を開局[10]

2001年 - ライコスジャパン「LYCOSマイブロードキャスター」を開始[11]

2002年 - ニフティ、P2P型ビデオチャットサービス「EyeballパティオLite」を開始[12]

2005年 - 2月Advanced Video Communications, Inc.が、Flash Playerベースの一般ユーザー向けライブストリーミングビデオチャットサービス「Stickam」を開始し、12月パーティチャット(ビデオチャット)機能を導入[13][14][15][16]。ComVu Media Inc.が携帯電話をライブブロードキャストデバイスに変えるツールを発表[17]

2007年 - ジャスティン・カンをフィーチャーしたライフキャスティングチャンネル「Justin.tv」を開始。11月AfreecaTVにてデジタルギフティングシステム「星風船」を開始。

2012年 - YouTubeRed Bullチャンネルにて、フェリックス・バウムガルトナーによるスカイダイビングのライブ中継を800万人が同時視聴[18][19]

2015年 - Dish Networkがインターネットを経由したライブTVの「Sling TV」を開始。YouTubeのライブストリーミングが、HTML5プレーヤーに対応[20]

2019年 - 5月、Hotstarにてクリケットプレミアリーグ決勝ムンバイ・インディアンズチェンナイ・スーパーキングスの映像ライブ中継を1,860万人が同時視聴[21]、7月Hotstarにてクリケット・ワールドカップ準決勝インド対ニュージーランドの映像ライブ中継を2,530万人が同時視聴[22]

2021年 - TwitchにてストリーマーのTheGrefgが1月11日のライブ配信で同時視聴者数2,468,668人を記録[23]。10月24日Disney+ HotstarにてT20ワールドカップインドVSパキスタンの有料映像ライブ中継を1,200万人が同時視聴[24]

2023年 - 5月29日JioCinemaにて第19回インディアン・プレミアリーグ決勝戦の映像ライブ中継を3,200万人が同時視聴[25]。10月14日Disney+ HotstarにてICCクリケット・ワールドカップインドVSパキスタンの映像ライブ中継を3,500万人が同時視聴[26]

パーソナルライブ動画配信プラットフォーム

個人配信可能なライブ動画配信サービス

個人配信可能な 日本のライブ動画配信プラットフォームサービス名運営会社/所有者開始年配信デバイス閲覧デバイスビデオ機能備考
ニコニコ生放送[27]ドワンゴ/KADOKAWA2007PC・スマホアプリ弾幕ビデオ画面上にコメントが流れる弾幕ビデオサイトの祖
運営者公式番組のライブ動画配信サービスとして2007年12月に開始
ユーザーとチャンネル事業者の配信は2008年12月に開始
2020年5月スマホアプリ版にアバターライブ配信機能を実装
kukuluLIVE[27]個人2009PC・スマホアプリ
ツイキャス[27]モイ(株)2010スマホアプリ・PCTwitterと連携したライブ配信サービス

2021年8月日本語版のサービス名を「TwitCasting」(ツイキャス)から「ツイキャス」に変更
ひまわりストリーム個人2010PC・スマホアプリかつて寄生型弾幕ビデオサイト「ひまわり動画」の関連サービスだった。HTML5プレーヤーより弾幕ビデオ廃止
SHOWROOMSHOWROOM(株)2013スマホアプリ・PCサービス開始から2015年8月までディー・エヌ・エーが運営
Mirrativ(株)ミラティブ2015スマホアプリスマホアプリ・PCスマホゲームプレイ動画配信アプリ
2018年8月アバターライブ配信機能を実装。
サービス開始から2018年3月までディー・エヌ・エーが運営。
ふわっち[27](株)A Inc./(株)jig.jp2015スマホアプリ・PC
OPENREC.tv[27](株)OPENREC/(株)Donuts2015スマホアプリ・PC(審査制)スマホアプリ・PC2014年スマホゲームプレイ動画共有サービスとして開始[28]
2015年9月の東京ゲームショウ2015中継にてライブ動画配信開始し、その後ライブ動画配信サービスに業態転換。
サービス開始から2022年12月までサイバーエージェントグループCyberZが運営
2023年2月Donuts傘下となる
ミクチャ[27](株)Donuts2017スマホアプリスマホアプリ・PC2013年12月に短尺動画投稿アプリとして開始。
2017年10月にはライブ配信機能を実装。
2020年7月にサービス名を「MixChannel」から「ミクチャ」へ変更。
DokiDoki Live音娯時間エンターテインメント/北京音??光科技有限公司2016スマホアプリ・PC本社は中国にあるが中国市場ではサービスを展開せず日本市場向けのサービスを行っている
Pococha[27]ディー・エヌ・エー2017スマホアプリ完全ログイン制
Web版(PC視聴版)はLv20以上で、かつPocochaの各種規約への違反がないユーザーのみ利用可能
マシェLIVE(旧:マシェバラトーク、マシェトーク)(株)マシェバラトーク2018スマホアプリ・PC(女性限定)スマホアプリ・PCテレビチャット完全ログイン制

1対1のビデオ通話(2ショットチャット)に対応
2020年6月ビデオチャットの「マシェリ」と統合
Mildom[27](株)DouYu Japan/闘魚三井物産2019PC・スマホアプリ
HAKUNA Live[29](株)MOVEFAST Company/HYPERCONNECT/Match Group, Inc.2019PC・スマホアプリ音声ライブ配信機能の需要が高い
EVERY .LIVE[30]エブリライブ株式会社2021スマホアプリスマホアプリ・PC完全ログイン制

2022年にSTAGE株式会社からEVERY.LIVE株式会社に運営会社変更
21LIVE[31](株)エムアンドティーティー2021スマホアプリ完全ログイン制、スマートフォン専用ライブ配信アプリ
MuchU LIVE[32](株)MuchU LIVE2021スマホアプリ

個人配信可能な海外のライブ動画配信プラットフォームサービス名運営会社/所有者開始年国言語ビデオ機能備考
AfreecaTVAfreecaTV Co Ltd2005 韓国
FC2 LiveFC2, Inc.2010 アメリカ合衆国多言語アダルトライブ動画配信に対応。
1対1のビデオ通話(2ショットチャット)に対応。
画面上の下にコメントが表示される機能がある
YouTube[27]Google LLC2011 アメリカ合衆国多言語360度ビデオ

マルチカメラビデオYouTubeのライブ配信サービス、通称YouTube Live
YouTubeは2008年からサードパーティーのインフラを使ってライブ配信をしていた[33]
2011年に自社プラットフォームでのライブ配信を開始した[34]
Twitch[27]Twitch Interactive, Inc./Amazon.com2011 アメリカ合衆国多言語Justin.tvから派生したサービス
YouNowYouNow, Inc. アメリカ合衆国英語完全ログイン制
FacebookMeta Platforms, Inc. アメリカ合衆国多言語Facebookのライブ配信機能、通称Facebook Live。
Facebook内とアプリでFacebook Gamingを展開
InstagramMeta Platforms, Inc.2016 アメリカ合衆国多言語Instagramのライブ配信機能、通称Instagram Live
Instagramには他にビデオチャット機能もある
XX Corp.2016 アメリカ合衆国多言語Xのライブ配信機能、通称X Live
2023年4月まではTwitter, Inc.が運営。
2023年7月まではTwitter、ライブ配信機能通称Twitter Live。
SteamブロードキャストValve Corporation アメリカ合衆国Steamコミュニティのブロードキャストから視聴可能
TangoTangoMe, Inc.2017 アメリカ合衆国メッセージングアプリケーションソフトウェアとして開始され、2017年にライブ動画配信機能を開始し業態転換
CaffeineCaffeine Inc.2018 アメリカ合衆国
DLiveDLive Inc./Rainberry, Inc.2018 アメリカ合衆国


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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