ライトハウス
The Lighthouse
監督ロバート・エガース
脚本ロバート・エガース
マックス・エガース
製作ユーリー・ヘンレイ
ロウレンソ・サンターナ
ロドリゴ・テイシェイラ
ジェイ・ヴァン・ホイ
出演者ロバート・パティンソン
ウィレム・デフォー
音楽マーク・コーヴェン
『ライトハウス』(The Lighthouse)は、2019年のアメリカ合衆国のホラー映画。監督はロバート・エガース、出演はロバート・パティンソンとウィレム・デフォーなど。絶海の孤島を舞台に、2人の灯台守の間で展開する息詰まるドラマを描いたスリラーである[1]。
白黒、スタンダード・サイズ。 19世紀のニューイングランド。灯台しかない沖の孤島に、視察官の船が2人の男を運んで来た。先任の2名と交代してこれから4週間、岩礁のような小島で、2人きりで燈台守を勤めるのだ。上司である老人はベテラン燈台守だが、イーフレイム・ウインズローと名乗る陰気な若者は新人だった。老人の以前の同僚が死んだので、新しく雇われたのだ。 死んだ前任者が使っていたベッドのマットレスの中から、小さな木彫りの人魚を見つける新人。前任者は、人魚の幻に囚われて死んだと話す老人。新人もすぐに、美しい女の人魚の幻を見始めた。 新人を執拗に酷使する老人。石炭運びや建物の修理など過酷な雑用は全て新人の仕事だった。上司の老人が新人を査定し、日誌に記入する。良く書かれなければ給料を減らされる。高額の給料が目当ての新人は、犬と呼ばれても耐えて働き続けた。 老人は、最上階の灯室に新人が入ることを禁じ、鍵をかけて灯りの管理を独占した。ガラス製の光源の強い光を浴びて恍惚の表情を浮かべる老人。下の隙間から覗く新人の目には、灯室に不気味な怪物がのたくっているように見えた。 上司の老人は元は船乗りで、足を悪くして船を下りたと話す。だが、足を悪くした原因は話すたびに違い、どこまでが真実か分からない。 4週間後、明日は島を出られると、酔って騒ぐ2人。新人から初めて名を尋ねられた老人はトーマス・ウエイクと名乗り、トムと呼べと親しげに言った。しかし、翌日から激しい嵐が続き、迎えの視察船は来なかった。視察船を逃せば数週間は食料が届かない。2人は土中に埋めてあった非常用の木箱を掘り出した。しかし中身は食料ではなく酒だった。 泥酔して踊り、殴りあった末に、老人に自分の秘密を明かす新人。カナダの木こりだった新人の本名はトーマス(トミー)・ハワード。仲間のイーフレイム・ウインズローを死に追いやり、ウインズローに成りすまして灯台の島に渡って来たのだ。 自分の前任の燈台守は、老人に殺されたのではと疑う新人。救命ボートで島を脱出しようとするが、ボートは老人に破壊された。しかし老人は、新人がボートを壊したと話す。そもそも新人は本当に灯台の島に渡り、現実にそこで暮らしているのか? 老人の日誌を読み、激怒する新人。懸命に働いたのに、無能だから無給で解雇しろと書かれていたのだ。老人を殺し、奪った鍵で灯室に上がる新人。そこで何を見たのか…絶叫して灯台から転げ落ちた新人は、生きたまま島のカモメ達に「はらわた」を食われるのだった。 ※括弧内は日本語吹替[4] 2018年2月、ロバート・エガースが彼の兄弟のマックス・エガースと共同で書いた脚本を基に監督する新作に、ウィレム・デフォーが出演すると発表された[5]。同年同月、ロバート・パティンソンがキャストに加わった[6][7]。
ストーリー
キャスト
イーフレイム・ウィンズロー / トーマス・ハワード
演 - ロバート・パティンソン(櫻井孝宏)ミステリアスな新人の灯台守。
トーマス・ウェイク
演 - ウィレム・デフォー(山路和弘)イーフレイムを監督するベテランの灯台守。
人魚
演 - ワレリヤ・カラマン
本物のイーフレイム・ウィンズロー
演 - ローガン・ホークス
製作
撮影
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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