ライオン_(企業)
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「NO17」はこの項目へ転送されています。小泉今日子のオリジナル・アルバムについては「No.17」をご覧ください。

ライオン株式会社
Lion Corporation
JPライオンビルディング
種類株式会社
市場情報東証プライム 4912
1949年5月16日上場
略称LION(ライオン)
本社所在地 日本
111-8644
東京都台東区蔵前一丁目3番28号
設立1918年大正7年)9月3日
(株式会社小林商店)
業種化学
法人番号1010601016863
事業内容洗剤石鹸歯磨き化粧品, 医薬品
代表者掬川正純(代表取締役会長
竹森征之(代表取締役兼社長執行役員
資本金344億33百万円
売上高連結:3553億5200万円
(2020年12月期)
営業利益連結:440億7400万円
(2020年12月期)
純利益連結:298億7000万円
(2020年12月期)
総資産連結:4355億100万円
(2020年12月期)
従業員数連結:7,452名
(2020年12月期)
決算期12月31日
会計監査人EY新日本有限責任監査法人
主要株主日本カストディ銀行(信託口) 10.51%
日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 7.10%
みずほ信託銀行退職給付信託みずほ銀行口 5.59%
三菱UFJ銀行 2.95%
(2020年12月31日現在)
主要子会社ライオングループ参照
関係する人物小林富次郎(創業者)
外部リンク ⇒www.lion.co.jp
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ライオン株式会社(英語: Lion Corporation)は、洗剤石鹸歯磨きなどトイレタリー用品、医薬品通販ペット用品、化学品を手がける日本の大手生活用品メーカーである。本社ビル「JPライオンビルディング」は東京都台東区蔵前の「蔵前JPテラス」にあり、東京証券取引所プライム市場に上場している。

同じく「ライオン」と通称される事務機器の「ライオン事務器」や、外食事業者の「サッポロライオン」(サッポロホールディングス傘下)、菓子メーカーの「ライオン菓子」、インドネシア格安航空会社(LCC)「ライオン・エア」とは一切関係がない。
概要
設立

1891年(明治24年)10月に小林富次郎によって設立された小林富次郎商店を祖とする。小林はそれまで、播磨幸七が1880年に創業した神戸の石鹸製造会社に招かれて共同経営していた[1][2]

化粧石鹸、洗濯用石鹸を出発点として、1896年(明治29年)に粉歯磨き「獅子印ライオン歯磨」を発売した。

現在の社名は、前述の「獅子印ライオン歯磨」がヒット商品になったことに由来する。「象印歯磨」「キリン歯磨」といった、動物の名前を冠した歯磨剤が世間に広く流通していた時代に、百獣の王を指し丈夫な牙を持つ「ライオン」が、歯磨剤のネーミングとして相応しいということで採用に至ったものとされる。

商品開発力は高く、1966年(昭和41年)に発売されたローションタイプの台所用洗剤「ママレモン」は、台所用洗剤の代名詞として有名な存在である。さらに、粉末タイプの台所用洗剤である「ライポンF」は、世界初の台所用洗剤であると社史に記されている。なお欧米諸国では、台所洗剤というと液体洗剤を指すため、台所用液体洗剤としては、世界初のアメリカ、世界第2位,第3位の欧州諸国に次いで、「液体ライポンF」がアジア初ならびに世界第4位となる。

展開する事業分野においては、花王が日本国内最大の競合企業である。競合するほとんどの商品シェアは花王に次ぐ第2位であるが、創業品目の歯磨きは現在でもトップシェアを誇る。

戦前の一時期、プロ野球ライオン軍」(現在の横浜DeNAベイスターズの系譜の前身)のスポンサーとなり、戦後パシフィック・リーグ(パ・リーグ)を中心に野球との関わりが強い時期があった。ちなみに戦後パ・リーグ発足とともに設立された西鉄ライオンズ(設立当初は西鉄クリッパース、現在の埼玉西武ライオンズ)とは資本上の関係はないが、「ライオン」で共通することから宣伝面でのタイアップを申し出て球団歌「西鉄ライオンズの歌」を贈呈している。

みずほグループ(旧十五社会(日本勧業銀行系)→三金会)の一員でもある。

ライオンのサステナビリティ持続可能性)の原点は、創業者・初代 小林富次郎の言葉「人のため世のため役立つ仕事」にあり、社是・経営理念は次のようになっている。
社是

「愛の精神の実践」を経営の基本とし、人々の幸福と生活の向上に寄与する。
経営理念
われわれは、人の力、技術の力、マーケティングの力を結集して、日々の暮らしに役立つ優良製品を提供する。

われわれは、創業以来の伝統である「挑戦と創造の心」を大切にし、事業の永続的発展に努める。

われわれは、企業を支えるすべての人々に深く感謝し、誠意と相互の信頼をもって共栄をはかる。

沿革小林富次郎商店

年度出来事
1891年明治24年)10月30日初代小林富次郎が東京・神田に小林富次郎商店を創業。
1899年(明治32年)大阪支店開設。
1908年(明治31年)匿名組合小林商店に改組。
1910年(明治43年)名古屋支店開設。合資会社ライオン石鹸工場を設立。
1914年大正3年)12月ライオンコドモハミガキを発売。1ダース30銭、付録つき[3]
1918年(大正7年)9月3日株式会社小林商店に改組。
1919年(大正8年)8月1日石鹸部門を分離し、ライオン石鹸株式会社を設立。
1940年昭和15年)9月11日ライオン石鹸株式会社をライオン油脂株式会社に改称。
1949年(昭和24年)2月1日株式会社小林商店をライオン歯磨株式会社に改称。
1971年(昭和46年)墨田区本所にライオン歯磨の新社屋(後の本社社屋)、墨田区横網にもライオン油脂の新社屋(現在の東京オフィス)がそれぞれ竣工。
1975年(昭和50年)ニチバンから海外の絆創膏ブランドであった「サビオ」の日本国内での販売権を譲り受け、新規に発売(現在は絶版)。
1980年(昭和55年)1月1日ライオン歯磨とライオン油脂が対等合併し(新)ライオン株式会社発足[注 1] を記念して、「ゆく年くる年」の放送後、午前1時からTBSが制作幹事となり全民放テレビ局(びわ湖放送除く)に向けて1社提供番組「ライオンスペシャル・'80年未来をこの手に!」が放送された。この番組のCMから、企業スローガンが「おはようからおやすみまで、暮らしをみつめる」となる。
1985年(昭和60年)藤沢薬品(現在:アステラス製薬及び第一三共ヘルスケア)の家庭用品事業(パイプマン・ピコレット・油っ固)を譲受[注 2]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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