ライオン・キング2_シンバズ・プライド
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ライオン・キング2 シンバズ・プライド
The Lion King II:Simba's Pride

監督ダレル・ルーニー
ロブ・ラドゥーカ
脚本フィリップ・コブラ―
シンディ・マーカス
製作ジョアニー・ルーセル
音楽ニック・グレニー=スミス
編集ピーター・ロンズデール
製作会社ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
ディズニートゥーン・スタジオ
配給ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
公開 1998年10月27日
1999年8月26日
製作国 アメリカ合衆国
言語英語
前作またまたティモンとプンバァ 世界行ったり来たり(ライオン・キングに関連する長編アニメーション)
ライオン・キング(ライオン・キングシリーズ)
ポカホンタスII/イングランドへの旅立ち(ディズニーOVA全般)
次作ライオン・キング3 ハクナ・マタタ(ライオン・キングシリーズ)
ヘラクレス:ゼロ・トゥ・ヒーロー(ディズニーOVA全般)
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『ライオン・キング2 シンバズ・プライド』は、ディズニーによる『ライオン・キング』の続編として制作されたビデオ作品である。全米では、1998年の制作作品。日本のセルビデオ版は1999年8月26日に発売。
概要

父親と娘の関係という部分では前作と同様に『ジャングル大帝』と被ってしまう部分があるものの、シンバの父娘関係はゴライアスとアンジェラの関係をモデルにしたものであるため前作で和解が成立したこともあり前作のように盗作騒動で騒がれることはなかった。作中でキアラは父親のシンバに止められているにもかかわらずコブと友達として何度か密会を重ねていた。本作では若いライオンの雌雄が密会を重ねるというものになっている。これは本作が『ロミオとジュリエット』もモチーフにしているからである[要出典](敵対している家族の娘と息子が互いに惹かれていくという内容のため)。

日本でのセルビデオ出荷本数は110万本[1]
ストーリー

プライド・ランドの王となったシンバと妻・ナラとの間に誕生したキアラは、活発でお転婆なメスライオン。いつも父であるシンバの言いつけを無視して遊びに行っては父に甘やかされていた。そんなある日、キアラはアウト・ランドへ追放された、スカーの息子(養子)・コブと出会い、彼と仲良くなる。そんな二人を見ていたのは、スカーとかつてプライド・ランドを支配していたスカーの妻・ジラだった。スカーが死んで以来、アウト・ランドに追放されていたのだった。シンバは今日のところは大目に見ることにした。一方、ジラもコブがキアラと仲良くしていたことに怒っていたが、逆にそれを利用してプライド・ランドへ返り咲く策略を考えつく。そこで、ジラはコブにシンバを義父・スカーの仇として憎しみを植え付けるように育て、シンバを暗殺して、プライド・ランドを再び支配する事が使命であると信じ込ませた。

それから月日がたち、キアラとコブも大人になった頃。キアラが初めて狩りにサバンナへと出たのを見計らい、ジラは予てからの計画を実行に移す。手始めにコブの兄・ヌカと姉・ビタニにサバンナで火事を起こさせ、窮地に立たされたキアラをコブが救う事でふたりを接近させる。シンバはコブをプライド・ランドへ戻す事に難色を示すが、キアラを救ってもらった恩義もあって渋々それを了承する。こうしてプライド・ランドへと潜入する事に成功したコブは、初めは母の命令どおりにシンバの暗殺を狙うが、キアラと接していく内に植え付けられていた復讐心が氷解していき、キアラもまた、初めはコブに対して警戒心を抱いていたものの、ティモンとプンバァに自分の背中を押してもらわれ、更にザズーからも「助けてもらった借りは返すべき」だと励まされた事でコブと仲良くなり、やがてラフィキの仲立ちもあって、互いに愛し合う仲となった。同時にコブは自分の宿命とライオン同士の対立に疑問を抱くまでになるが、そんな彼の思いとは裏腹に、いつまでもシンバ暗殺を実行に移さないコブに痺れを切らしたジラ達は、コブと共にサバンナへと繰り出していたシンバを奇襲する。どうにか窮地を乗り切ったシンバだったが、その拍子にヌカが事故死してしまい、コブはジラからシンバ暗殺を実行しなかった事を責められ、「お前が何もしなかったせいでヌカは死んだ!お前がヌカを殺した!」と罵倒され、その場から飛び出してしまう。

一方、這々の体でプライド・ランドへと戻ったシンバは、この奇襲がコブのだまし討ちによるものと見做す。行き場を失ったコブはシンバに弁解・謝罪するも既に遅く、シンバのみならずプライド・ランドの全住民から信用を失ったコブは追放されてしまう。キアラはコブが裏切った事が信じられず、シンバと衝突した末にプライド・ロックを飛び出し、コブを探してサバンナを彷徨う。なんとか再会したふたりは、このままではいけないと考え「新しい世界を作ろう」とプライド・ランド、アウト・ランドのライオン達の諍いを止める事を決心する。

だが、それと時を同じくして、ジラ率いるアウト・ランドのライオン達は遂にプライド・ランドへの総攻撃を開始。迎え討つシンバ達と壮絶な争いが始まっていた。荒天の中、シンバとジラは互いに譲らない勝負を繰り広げるも、キアラとコブが止める。キアラが「みんな私たちと同じよ」と言った事で、ジラを除くアウト・ランドのライオン達は戦いを止める。その様子を見たシンバは、ひとり残ったジラに「過去は手放して、未来に進もう」と和解を提案するが、スカーの仇討ちに固執するジラはそれを蹴って、再びシンバに襲い掛かるも、止めに入ったキアラと共に崖下へ落ちてしまう。キアラはジラを助けようとするが、ジラは振り払ってしまう。それでも諦めずに手を差し伸べようするキアラに、胸を打たれ、ようやく改心しそうになるジラだったが、間に合わずに崖から濁流へと転落し、水に飲みこまれて死んでしまう。コブだけでなくキアラもジラを救えなかった事を悲しんだ。キアラだけでも助けたシンバは安堵し、そしてコブに自分の過ちを謝り、アウト・ランドのライオンたちの事も許し、共に暮らすことになった。そしてコブとキアラは結婚し、プライド・ランドの新たな王子と王女になったのだった。そして、それをムファサは天から見守っていた。
キャラクター

※以下の紹介には、テレビ版での設定も含む。
主要キャラクター
キアラ
シンバとナラの間に生まれた娘(祖父はいない(家系図では、ムファサとサラビとサラフィナの
孫娘で、スカーの姪孫、アハディとウルのひ孫にもあたる))。当初、ティモンたちは坊やだと勘違いしており、女の子だと知った途端、失神した。おてんばで活発、好奇心旺盛であり、父親のシンバをハラハラさせる。母親のナラは比較的冷静にかつ寛大に見守っている。その上しっかり者であり、父親から言われた言いつけを無視していることが多いがちゃんと守っている所ある。敵味方問わずお人好しで、落ちそうになるジラを助けようとしたが間に合わず、彼女の死を悲しんだ。ある日、アウトランドでコブというオスライオンに会い、友達になる。しかし、プライド・ランドのライオンと、アウトランドのライオンは犬猿の仲だったため引き離された。大人になってから再会し、ラフィキの活躍によってコブと恋に落ちる。しかし、父親に追い出されたコブの事でショックを受けて家出する。そんな時、ティモンとプンバァ、ザズーに励まされ、コブを探し出す。なんとか彼と再会でき、新しい世界を作る約束をした。共にライオン同士の争いを止めさせるべく尽力する。終戦後はコブと結婚した。なお、この作品ではキアラの兄弟は登場しなかった。前作ではフラッフィー(Fluffy)という第一子が誕生していたが、今作では登場しない。コパという兄は、絵本やオーディオブック等で登場しているが、作者もディズニーも公式の世界線との繋がりを否定している。子供向けチャンネルディズニージュニアのアニメ「ライオン・ガード」で、カイオン(Kion)という第二子の弟が登場する。
コブ
ジラの息子(第三子の次男)[2]。シンバがプライド・ランドに帰ってくる直前に誕生した。父親はスカーではないが、スカーに実子がいなかったため[3]、跡取りに指名された。スカーが死んだ後、一族と共にアウト・ランドへ追放される。幼少時は心の優しく純粋な子供らしい側面も見せていたが、母親のジラによって、シンバを憎むように教育されて育つ。スカーの跡継ぎをする気は端から無かったが、ジラに育てられた事で、自分に興味を持ったキアラを利用して、その父親にして自身の義理の従兄であるシンバに近づき殺害しようとしていたが、子供の頃の純粋さを失っていない為、キアラと交流を重ねる内に真剣に愛し合うようになり、そして、サバンナに繰り出したシンバとの対話を通して、復讐に疑問を感じるようになる。だが、そんなコブに痺れを切らしたジラ達が、コブの知らぬうちに待ち伏せを計画し、奇襲をかける。コブはどうにかシンバを逃がそうとするが、混乱の末に、ヌカが事故死してしまい、それの責任をジラから詰られ、左目にスカーと同じ傷をつけられ、飛び出してしまった。その後、プライド・ランドに戻ったシンバに弁解・謝罪するも、彼からはジラ達に加担していたと誤解され、全国民の前で追放を宣言されてしまう。その後、プライド・ランドを脱走したキアラと再会し、共にライオン同士の抗争を止める事を決意し、プライド・ランド、アウト・ランド両国のライオン達の抗争にキアラと共に介入。母・ジラを失いながらも、ビタニ達他のアウト・ランドのライオン達の説得に成功。終戦へ導いた事で、シンバとも和解し、プライド・ランドに帰ってキアラと結婚。キアラの夫になった。
敵(コブの親族)
ジラ
アウト・ランドのメスライオンのリーダー。コブ、ヌカ、ビタニの母親。スカーの妻でありシンバの義理の叔母で、キアラの義理の大叔母にあたる
[4]。本作のディズニー・ヴィランズ


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