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この項目では、1994年に公開されたアニメーション映画について説明しています。2019年の映画については「ライオン・キング (2019年の映画)」を、その他の用法については「ライオン・キング (曖昧さ回避)」をご覧ください。
「サラフィナ」はこの項目へ転送されています。1992年の映画については「サラフィナ!」を、競走馬については「サラフィナ (競走馬)」をご覧ください。
「シンバ」はこの項目へ転送されています。沖縄県浦添市の企業については「シンバホールディングス」をご覧ください。
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ライオン・キング
The Lion King
ロゴ
監督ロジャー・アレーズ
『ライオン・キング』(The Lion King)は、1994年6月24日に全米で公開されたディズニーによる長編アニメーション映画。32番目のディズニーアニメーション作品。
スピンオフ及び続編に『ライオン・キングのティモンとプンバァ』(The Lion King's Timon and Pumbaa)、『ライオン・キング2 シンバズ・プライド』(The Lion King II: Simba's Pride、1998年)、『ライオン・キング3 ハクナ・マタタ』(The Lion King 1?、2004年)、『ライオン・ガード』(The Lion Guard)がある。
公開を待たずに事故死(1994年4月3日)したウォルト・ディズニー・カンパニー社長(当時)で冒険家でもあるフランク・ウェルズに捧げるとするメッセージで(スペシャル・エディションは『ダイナソー』『102』と同じオレンジ色のシンデレラ城のロゴで)物語が始まる。
2019年にはフルCGによるリメイク版も公開された。 動物たちの王国、プライド・ランド。その王として尊敬を集めるライオンのムファサとサラビの間に次期王となる息子シンバが誕生した。シンバ誕生の儀式に大勢の動物たちが集まりシンバを称える。一方、シンバの叔父かつムファサの弟(敵)で次期王に選ばれなかったスカーは儀式を欠席し、王になる事ができない自分の立場を呪っていた。 その後、ムファサはシンバに自然界を支配するバランス、サークル・オブ・ライフ(the Circle of Life、生命の環)について、また王としての心構えについて教えた。シンバは叔父のスカーに自分が王になれることを話すとスカーは思わず口を滑らせてシンバに「ゾウの墓場」のことを話してしまい、「あそこへは行くな」と忠告するが、シンバはその忠告を無視しガールフレンドで幼馴染のナラを誘い、サイチョウの執事・ザズーの目を盗んでゾウの墓場へ遊びに行ってしまう。しかしそこはなんと、ハイエナ達の住処だったのだ。シンバとナラはハイエナ達に襲われるが、助けに来た父のムファサに命を救われる。帰りにムファサはシンバを厳しく叱り、約束を破ってしまったことを反省したシンバは「父さんみたいな勇敢で怖いもの知らずなライオンになりたかった」と打ち明ける。ムファサはそれに対して「勇気と無謀は別だ。王にだって怖いものはある」とシンバを失う不安があったことと王としての誇りを教え、更に星空を見上げて「歴代の王が見守っている」と諭した。 その頃、火山の噴火口のハイエナ達の住処で傷だらけになったハイエナ達の前にスカーが現れた。実はスカーは自分が王の座に就くためにムファサとシンバを亡き者にしようと、ハイエナ達と手を組んで暗躍していたのだった。今回の作戦が失敗したスカーはハイエナ達に自分の餌を与え、再び作戦を練り直す。ある日、スカーはシンバに「お前を驚かすものがあるから待っていろ、それから吠え方も練習した方が良い」と嘘をつき、荒野に取り残す。シンバは言われた通りに吠える練習をすると、突然地面が揺れ出した。シンバがふと見上げると崖の上のヌーの群れが暴走しだしたのだ。必死にヌーから逃げるシンバだが、とうとう追い詰められてしまった。ムファサは何とかシンバを救いあげるが、今にも崖から滑り落ちそうだった。崖をあがくムファサはスカーに助けを求めるがスカーに裏切られ、そのまま突き落とされてしまった。シンバが崖から降りるとムファサは既に死んでいた。父の死に途方に暮れるシンバの前にスカーが現れ、シンバはスカーに濡れ衣を着せられ追放されてしまった。ムファサの死とシンバの追放によってプライド・ランドは完全にスカーに支配されてしまった。 父親を失い、故郷を追われ、絶望に打ちのめされていたシンバは砂漠で行き倒れになり、ハゲワシに食べられかけた。そこにミーアキャットのティモンとイボイノシシのプンバァが現れ、偶然にも助けられた。当初は肉食のシンバを敵視していたティモンだったが、シンバを味方にすれば敵に襲われなくても済むと考えたプンバァの提案を受け入れ、彼を仲間にすることにした。しかし、過去のことで元気のないシンバは2匹と一緒に「ハクナ・マタタ(Hakuna Matata、スワヒリ語で『くよくよするな』の意味)」をモットーとした暮らしを続け、立派なオスライオンへと成長する。しかし、シンバは未だに過去を引きずっていたため、星空について話あった時に2匹にからかわれたため落ち込んでしまう。すると、偶然にもフケが飛び散り、遠くプライド・ランドまで届いたその臭いを嗅いだヒヒのラフィキはシンバがまだ生きていることを確信した。 一方プライド・ランドは、スカーによって荒廃していた。もう食料も残っておらずみんな飢え死に寸前だったが、スカーは王位に就いたことに満足し現状を変えようとしなかった。シンバは、助けを求めて故郷を出てきたナラと偶然にも再会し、王国の現状を知らされる。過去と向き合うことに躊躇し、葛藤するシンバはナラの説得に応じずにその場を出て行ってしまう。落ち込む彼にラフィキと父の幻に導かれ、スカーと対決して王国の平和を取り戻すことを決意する。自由な暮らしが奪われる不安を抱いていたティモンとプンバァもナラからシンバが王国へ戻りに向かってることを聞き、彼の後を追った。 帰還したシンバはスカーと対決しようとした。しかし、スカーは「お前のせいで父親が死んだ。その父親をお前が殺した!」とシンバをなじって崖に突き飛ばし、燃え上がる炎に落とそうとした。その光景を見たスカーは冥途の土産に「俺がムファサを殺した」と耳元で暴露する。それを聞いて激怒したシンバは崖から脱出してスカーに襲いかかる。
ストーリー