ライオネル・ロビンズ新古典派経済学
Lionel Robbins at the opening of the Lionel Robbins building, 27th July 1978.
生誕 (1898-11-22) 1898年11月22日
シプソン, ミドルセックス
死没 (1984-05-15) 1984年5月15日(85歳没)
ロンドン
国籍 イギリス
研究機関LSE
影響を
受けた人物ウィリアム・スタンレー・ジェヴォンズ
フィリップ・ウィックスティード
ロビンズ男爵ライオネル・チャールズ・ロビンズ(Lionel Charles Robbins, Baron Robbins, 1898年11月22日 - 1984年5月15日)はイギリスの経済学者。
1930年代にはロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)の経済学部長としてイギリスにローザンヌ学派、オーストリア学派などの流れを汲む大陸ヨーロッパの経済学の伝統を定着させ、LSEをケンブリッジ大学に対抗する経済学の拠点として発展させた。
経済学の方法論に関して書かれた1932年の論考『経済学の本質と意義』(Essay on the Nature and Significance of Economic Science)は非常に有名。またジョン・メイナード・ケインズの『一般理論』の発表後にはケインズとの間に論争を展開した。
第2次世界大戦中から戦後にかけてはイギリス政府に請われ、政府関連のいくつかの役職に就いている。1959年には一代貴族に叙せられた。
目次
1 経歴と影響
1.1 学歴
1.2 職歴
1.3 アカデミズム以外
2 業績
2.1 『経済学の本質と意義』
2.2 マーシャル派との論争
2.3 ケインズ理論以降
3 主要著作・論文
3.1 日本語訳著書
4 外部リンク
経歴と影響
学歴
1920年、LSEに入学した。当初はハロルド・ラスキの下で政治学を学んでいたが、後に経済学に専攻を変え、エドウィン・キャナンとヒュー・ダルトンに師事する。
彼は、早い時期からウィリアム・スタンレー・ジェヴォンズとフィリップ・ウィックスティードを支持していた。また、レオン・ワルラス、ヴィルフレード・パレート、オイゲン・フォン・ベーム=バヴェルク、フリードリヒ・ハイエク、クヌート・ヴィクセルといった大陸ヨーロッパの経済学者の著作から学び、影響を受けた。