ヨハネスブルグ_(競走馬)
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ヨハネスブルグ
マイケル・テイバーの勝負服
欧字表記Johannesburg
品種サラブレッド
性別
毛色鹿毛
生誕1999年
Hennessy
母Myth
生国 アメリカ合衆国
生産者W.G. Lyster Iii
& Jayeff 'B' Stables
馬主Susan Magnier
Michael Tabor
調教師Aidan Patrick O'Brienアイルランド
競走成績
生涯成績10戦7勝
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ヨハネスブルグ (Johannesburg) は、アイルランド競走馬。馬名の由来は南アフリカ共和国の都市ヨハネスブルグから。2001年カルティエ賞およびエクリプス賞の最優秀2歳牡馬に選ばれ、引退後には種牡馬となった。2010年から日本で供用された。米国で残した産駒スキャットダディ(英:Scat Daddy)が種牡馬として大きな成功を収めた。
競走馬時代

2001年、2歳時の5月にデビュー戦を勝利すると、ノーフォークステークス (G3) ・アングルシーステークス (G3) と連勝。さらにフィーニクスステークス (G1) ・モルニ賞 (G1) ・ミドルパークステークス (G1) と欧州の2歳G1を3連覇。アメリカに渡り、ブリーダーズカップ・ジュヴェナイル (G1) に出走する。ここまでの6戦すべて1番人気だったが、初ダート・約2ハロンの距離延長などから3番人気となるもリペント (Repent) に1馬身4分の1差をつけて優勝。7戦7勝で2歳シーズンを終える。カルティエ賞・エクリプス賞最優秀2歳牡馬同時受賞はアラジ以来2頭目となる。

明けて2002年、3歳時はグラッドネスステークス (G3) からの始動となったが、リベリン (Rebelline) に短頭差の2着に敗れ連勝がストップする。次にアメリカへ渡りケンタッキーダービーに出走するも8着。さらにロイヤルアスコット開催ゴールデンジュビリーステークスに出走するも9着に敗れ、3歳時に1勝を挙げることもなく引退となった。
競走成績

出走日競馬場競走名格距離着順騎手着差1着(2着)馬
2001.05.30フェアリーハウス未勝利芝6f1着M.キネーン3 1/2馬身(Minaun Heights)
2001.06.21アスコットノーフォークSG3芝5f1着M.キネーン1 1/4馬身(Waterside)
2001.07.14カラアングルシーSG3芝6f63y1着M.キネーン4馬身(Waiseman's Ferry)
2001.08.12レパーズタウンフィーニクスSG1芝6f1着M.キネーン5馬身(Miss Beabea)
2001.08.26ドーヴィルモルニ賞G1芝1200m1着M.キネーン1 1/2馬身(Zipping)
2001.10.04ニューマーケットミドルパークSG1芝6f1着M.キネーン3馬身(Zipping)
2001.10.27ベルモントBCジュヴェナイルG1D8.5f1着M.キネーン1 1/4馬身(Repent)
2002.04.07カラグラッドネスSG3芝7f2着M.キネーン短頭Rebelline
2002.05.04チャーチルダウンズケンタッキーダービーG1D10f8着G.スティーヴンス9馬身War Emblem
2002.06.22アスコットゴールデンジュビリーSG1芝6f9着M.キネーン10馬身Malhub

種牡馬時代

引退後はアメリカとオーストラリアでシャトル種牡馬として供用される。産駒には、シャンペンステークスフロリダダービー勝ち馬でアメリカで種牡馬としても成功したスキャットダディ(Scat Daddy) がいる[1]2009年10月5日日本軽種馬協会が購入を発表し、2010年より日本で供用されることになった[2]

2013年になって国内供用後の初年度産駒がデビューすると、ホウライアキコデイリー杯2歳ステークス)、フクノドリーム(エーデルワイス賞)などをはじめとして、JRAおよび地方競馬で2歳戦を席巻。2歳リーディングで5位につけた[3]。同時に、各地のセリでも産駒の人気が急騰するが、種牡馬としての同馬の人気は供用2年目、3年目と急落しており(種付け数は、20?30頭前後[4])、セリに出される産駒が極端に少なく、価格が上昇する現象が顕著であった。各地のセリ会場では、「こんなことなら(自家の牝馬に種を)付けておくんだった…」という、生産者のボヤキの声が漏れているという[5]

これを受けて2014年の種付け数は153頭まで跳ね上がったものの2年目以降の産駒は芳しいものではなく、種付け数も再び減少に転じて2017年は34頭と以前の水準に戻った[4]

2019年をもって種牡馬引退、種牡馬引退後も引き続き日本軽種馬協会静内種馬場で繋養される。
主な産駒

2004年生

Scat Daddy /
スキャットダディシャンペンステークスフロリダダービー

Sageburg / セージバーグイスパーン賞[1]

Turffontein / ターフフォンテン(インヴィテーションステークスウィリアム・レイドステークス

2006年生

Once Were Wild / ワンスワーワイルド(AJCオークス

2007年生

Strapping Groom / ストラッピンググルーム(フォアゴーステークス

2009年生

Bamba Jane / バンバジェーン(サトゥルニノ・J・ウンセ大賞)[6]

2010年生

Juahayna / フーハイナ[7] (ポトランカス大賞、エストレジャス大賞ジュヴェナイルフィリーズ、1000ギニー大賞、エンリケ・アセバル大賞)

2011年生

ホウライアキコ小倉2歳ステークスデイリー杯2歳ステークス

フクノドリームエーデルワイス賞


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