アブラハム
イサク
ヤコブ
ルベン
シメオン
レビ
ユダ
イッサカル
ゼブルン
ダン
ナフタリ
ガド
アシェル
ヨセフ
ヨセフ(Joseph)は、『旧約聖書』の「創世記」に登場する、イスラエル人を大飢饉から救った人物。ユダヤ人の祖ヤコブの子で、母はラケル。同母弟にベニヤミン、異母兄にルベン、シメオン、レビ、ユダ、イッサカル、ゼブルン、ダン、ナフタリ、ガド、アシェルが、異母姉にディナがいる。妻アセナトとの間にエフライムとマナセの2男を儲ける。 「創世記」37-50ではヨセフを中心とした、いわゆる『ヨセフ物語』が語られる。その概要は次の通りである。 ヨセフは父ヤコブと母ラケルとの間に長男(ラケルは後妻のため、実際にはヤコブの11男)として生まれた。ヤコブはヨセフが年寄り子であるため、誰よりも彼を愛し、きらびやかな服をヨセフに送ったりした。そのため10人の異母兄たちはヨセフを憎むようになった。ある日ヨセフは夢[1]を見、それを語ったので、兄弟たちのねたみを買い、穴に落とされ[2]、やがて彼らによってミデヤン人の隊商に売られてしまう。
目次
1 生涯
1.1 夢の話と異母兄弟の妬み
1.2 エジプトでの受難と栄光
1.3 兄弟たちの誠意と再会
2 夢とその解き明かし
2.1 束(ヨセフの見た夢)
2.2 太陽と月と十一の星(ヨセフの見た夢)
2.3 ぶどうの木(献酌官長の見た夢)
2.4 三つの枝網のかご(調理官長の見た夢)
2.5 七頭の雌牛(ファラオの見た夢)
2.6 七つの穂(ファラオの見た夢)
3 脚注
4 系譜
5 参考文献
6 関連項目
生涯
夢の話と異母兄弟の妬み