ヨウム
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ヨウム

保全状況評価[1]
ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))

分類

ドメイン:真核生物 Eukaryota
:動物界 Animalia
:脊索動物門 Chordata
亜門:脊椎動物亜門 Vertebrata
:鳥綱 Aves
:オウム目 Psittaciformes
:インコ科 Psittacidae
:ヨウム属 Psittacus
:erithacus
亜種:本文参照

学名
Psittacus erithacus
Linnaeus1758
英名
Grey Parrot

ヨウム(洋鵡、学名:Psittacus erithacus)はオウムインコ科の鳥類で、アフリカ西海岸の森林地帯に分布する大型インコ。オウムにある冠羽は無い。
分布

アフリカ西海岸の森林地帯、ガーナからビクトリア湖周辺、アンゴラ共和国からコンゴ民主共和国(旧ザイール)など、低湿地の森林から高地の森林などに分布する。
形態

体長は約28-39cm、体重400-500g程度[2](生息地により大きく異なり「コンゴ民主共和国に生息するものは大型の傾向にある」といわれる)。体の大半は淡灰色の縁取りのある灰色の羽毛に包まれている。風切り羽根は黒色。顔面部は羽毛がなく白い。嘴は黒、白-淡黄色の虹彩。赤い尾羽を持つ(亜種のコイネズミヨウムは嘴に褐色の部分があり尾羽根が暗赤色である)。幼鳥は虹彩が黒く、舌の色が肌色である。
生態

おもに低地の森林やサバンナ、マングローブ林に生息する。ガボン東部に生息するものは5000羽以上の群れが毎晩決まったねぐらに集まって眠り、それ以外の地域でも一本の木に100羽以上のヨウムを見ることが多い。[3]

主食は種子や果実(アブラヤシの実など)。

平均寿命は50年前後とされている[4]が、環境さえ整っていれば100年近く生きられると考えられている[5]

知能が非常に高く、人の言葉をよく覚える種として名高い。人間で例えると少なくとも5歳児の知能を持つとされている[6]。また、飼い鳥としても人気である。人の言葉を真似るだけではなく「言葉の意味を理解して人間とコミュニケーションをとる能力がある」と言われている[7]。声は似た体格の白色オウムに比べると雄叫びがなく静かであるが、声真似が得意な特性から電話やサイレンなどの電子音まで真似る場合もある。

反抗期になる事がある。時期はまちまちのようだが、2度の反抗期を経験する個体が多いようである。反抗期には自己主張が激しく攻撃的になる事も。第一反抗期は幼鳥換羽が済んだあとの1歳半-2歳あたりに迎えることが多い。

繁殖形態は卵生。コロニーをつくって繁殖し、一度に2-5個の卵を産む[2]。抱卵は雌のみで行うが、雛の世話は雌雄両方が行う[3]
性別

幼鳥では特に外見からの判断が難しいが、概して次のように見分けられる。
メス
頭蓋骨クチバシが小さく、頭が丸くて首が細い傾向にある。1歳半以降は、肛門に近い側の尾羽の先端に灰色の縁取りが見られることが多く、オスは縁取りが無く赤のみであるか、白いラインが入ることがある。
オス
目がメスより丸く、メスはアーモンド型という説もあるが、アーモンド型のオスも多いようである。
亜種・変異種
変色種

体が白色で尾羽が白いもの、体が灰色で尾羽が白いもの、背中が赤いもの(王が赤いマントを羽織っているように見えることからキングパロットという俗称がある)などがいる。
コンゴのヨウム(英名:Congo African Grey Parrot)
日本ではあまり区別がされていないようであるが、亜種として分類され、通常のヨウムより大型であることが多いとされる。
コイネズミヨウム(英名:Timneh Grey Parrot)
一般的なヨウムよりも小型で、その名の通り濃い灰色で身をまとい、暗赤色の尾羽をもつ。上嘴に褐色の部分がある(体長30cm、体重320g)。野生下ではヨウムの生息地域より西に生息する。ヨウムよりも活動的で、人見知りもしにくい性格のものが多いようである。

コイネズミヨウム(雌)

コイネズミヨウム(雌)尾羽

コンゴのヨウム(雄)

Museum specimen

ペットとしてのヨウム

飼い鳥として大型インコの中では「最もポピュラーな種類」と言える。日本国内にはブリーダーも存在し、日本産も増加傾向にある。前述の通り平均寿命が50年前後と長寿な為飼主が先に寿命を迎えてしまい問題となる事もあるので、そのあたりも考慮した上で購入しなければならない。

3年ごとに開催されるワシントン条約の第17回締約国会議(Cop.17)が、2016年9月24日から10月4日までヨハネスブルグ(南アフリカ共和国)で開催され、ヨウムの附属書Uから附属書Iへの移行が決定された。今後は野生個体(WB)は、学術研究目的(主として動物園や大学などでの展示研究など)以外は、商業取引が全面的に禁止になった。これにより、国際取引が大幅に制限され、基本的には学術や研究目的ではない商業取引の輸出入の全面禁止により、コンパニオンバードとしてのヨウムについては、

今までのように海外からペットとしての野生個体(WB)は輸入ができなくなった(動物園等の施設で学術研究の為としての輸入は可能)。


ワシントン条約での決定から通常約90日で効力を発揮する(ヨウムの附属書Iは2017年1月2日に効力が生ずる)。


野生種ではなくブリード/繁殖(CB)された個体で、国に登録された登録証を持つ個体のみ取引が可能。


現在飼っている場合は、国への登録をしなくても継続して飼う事はできる。

日本の国内法「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」(種の保存法)により、T類記載の動植物は国際的に保全協力が必要な種を守るため、国際希少野生動植物種として指定され(境省国際希少野生動植物種一覧)、日本国内外での譲渡(販売も含む)に登録証が必要となる。すでにヨウムを飼育していて問題となるのは、環境省への国際希少種登録についてと、これから飼育を考えている場合にとっては、同条約による制限により輸入個体、国内個体とも登録証のあるブリード/繁殖(CB)のみとなり、非常に入手しにくくなり価格が高騰(2?3年で2?3倍以上)になることが予測される。一方で人気が高いため、現地での密猟も絶えない。

重ねて言うが、ヨウムを含む大型インコの寿命は「(大体)50年」と言われ、その長い期間を飼い主がいつまでも飼い続けられる保証はなく、海外赴任などの生活環境の変化や病気などによってやむを得ず自分でヨウムを飼えなくなることも考えられる。その際鳥の所有権を他に移すためには国際希少種登録が必要となるので、早い段階で準備をして登録しておくことが望ましい。具体的には、

ペットショップでの購入時のレシートを取っておく。


同購入の際は繁殖証明書をとっておく。

登録証を取っておかなかった場合、動物園や環境大臣の許可を得た特殊な機関などにしか移動ができなくなり、一般家庭では飼えなくなる。


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