ヨウサイ
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ヨウサイ
ヨウサイ
分類

:植物界 Plantae
:被子植物門 Magnoliophyta
:双子葉植物綱 Magnoliopsida
:ナス目 Solanales
:ヒルガオ科 Convolvulaceae
:サツマイモ属 Ipomoea
:ヨウサイ I. aquatica

学名
Ipomoea aquatica Forssk. (1775)[1]
和名
ヨウサイ(?菜)
英名
Water Morning Glory
Water convolvulus[2]
water spinach
kang kong

ヨウサイ(?菜[3]台湾語白話字:eng-chhai、.mw-parser-output .pinyin{font-family:system-ui,"Helvetica Neue","Helvetica","Arial","Arial Unicode MS",sans-serif}.mw-parser-output .jyutping{font-family:"Helvetica Neue","Helvetica","Arial","Arial Unicode MS",sans-serif}?音: weng cai ウォンツァイ〉、学名: Ipomoea aquatica)は、ヒルガオ科サツマイモ属野菜。クウシンサイ(空心菜)、エンサイの呼称でも知られる。栽培の中心は中国南部や東南アジアなどの熱帯アジア地域で、ニンニク炒めなどにしてよく食べられている。
名称

多くの異なった名称でもよばれており、茎が空洞のためクウシンサイ(空芯菜)ともよばれ、またエンサイ(莚菜)などの別名がある[4]。中国名は?菜(草菜、空心菜)[1]

クウシンサイ(空心菜)[1][3] - 茎が空洞になっていることから、中国語では空心菜(コンシンツァイ、?音: k?ng x?n cai)と書き、日本語でも「くうしんさい」の読み方で普及している。なお、同じ読みで「心」を「芯」に変えた、「空芯菜」という登録商標が日本で取得されている[5]

アサガオナ(朝顔菜)[1][3] - アサガオ菜[6]アサガオのような淡紫色または白色の花を付けるため。

エンサイ[1] - 台湾語の蓊菜の訛り。「燕菜」とも書かれる[6]。「エンサイ」「莚菜」が野菜・料理・飲料の名称として商標登録[7][8]。「莚」は草むしろを意味する漢字で本来、本種の意味はない。別名エン「蓊」の音を表すための代用当て字とみられる。

ムシロナ

ウンチェー:沖縄ではウンチェー(?菜)、ウンチェーバー(?菜葉)と呼ばれる。

チャウカンツォイ:中華人民共和国広東省では俗に食べ過ぎると痙攣を起こすともいわれ、広東語で抽筋菜(チャウカンツォイ、chau1gan1choi3)の俗称がある。

ツウサイ(通菜)[3] - 中国の福建省では通菜(トンツァイ、?音: t?ng cai)とも呼ばれる。

カンコンサイ[3]

特徴水上のヨウサイ農地

つる性の一年草ないし多年草[3]。熱帯アジア原産と考えられており[6]熱帯アフリカから東アジアまで広域にわたって野生している[3]。野菜としての利用は多湿の熱帯や湿地(特に、中国南部、台湾東南アジア華僑居住地域、東インドスリランカの熱帯アジア地域)で多く栽培され、ときに水耕栽培もされる[3]。植物体の外見は同じヒルガオ科のサツマイモに似ており、光沢のある緑色から濃緑色で無毛、は中空で、数メートル (m) 伸びて地上を這うか、あるいは水面に浮かぶ[3]。発根力が高く、地面や水面に接した茎は、節から容易に不定根を出して栄養繁殖もできる[3]


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