ヨアヒム・ザウアー
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ヨアヒム・ザウアー
Joachim Sauer
2018年 撮影
生誕 (1949-04-19) 1949年4月19日(75歳)
連合国軍占領下のドイツ
ブランデンブルク州
ホズナ
国籍 ドイツ
研究分野量子化学
研究機関フンボルト大学ベルリン
出身校フンボルト大学ベルリン
配偶者アンゲラ・メルケル
子供ダニエル・ザウアー
アードリアン・ザウアー
プロジェクト:人物伝
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ヨアヒム・ザウアー(ドイツ語: Joachim Sauer, 1949年4月19日 - )は、ドイツ量子化学者フンボルト大学ベルリンの教授。元ドイツ連邦共和国首相アンゲラ・メルケルの夫である。
研究者としての業績

フンボルト大学ベルリンにおいて、1967年から1972年にかけて化学の研究に携わり、1972年に化学の博士号を授与された。その後、1977年東ドイツの先進的科学研究所のひとつであったベルリンの科学アカデミー付属物理化学中央研究所に入所するまで、フンボルト大学ベルリンで研究を続けた。

ドイツ再統一1990年)の最中と直後の短期間、ザウアーは、BIOSYM Technologies(アメリカ合衆国サンディエゴ)において技術部長代理を務めた。2002年までBIOSYMに顧問として関わっている。

1992年、ベルリンの物理化学グループの長としてマックス・プランク研究所に入所した。1993年以降、フンボルト大学ベルリンにおいて物理理論化学の教授を務めており、物理化学計算化学の分野において、現役の研究者である。2010年リービッヒ・メダル、2019年シュレーディンガー・メダル受賞。
私生活

同僚の化学者であった前妻との間に、ダニエルとアードリアンという2人の息子をもうけている。1998年12月30日、かつて在籍していた物理化学中央研究所の博士研究員であるアンゲラ・メルケルと結婚した。後に妻は、ドイツキリスト教民主同盟の党首となり、2005年11月22日には、初の女性首相となる。
首相の夫としての注目ハイリゲンダムサミットにおける他の七国のファーストレディ達との写真右端の人物がザウアー。ザウアーの左隣にローラ・ブッシュ。左から2番目の白い上着の女性がアンゲラ・メルケル。メルケルの右隣、画面中央の男性がジョージ・W・ブッシュ

ザウアーは、妻の政治的キャリアゆえに、研究者としてよりも、「首相の夫」としてマスコミの興味を引くことが増えてしまった。ザウアーは、目立つことは本意ではないと、何度か述べている。

2005年の選挙キャンペーンの期間中、ザウアーはメディアへの露出を控え、彼の研究業績と関係ないインタビューは、受け付けなかった。妻とともにバイロイト音楽祭ワーグナーのオペラの音楽祭、ドイツの極めて有名な社交行事)に出席した後、ザウアーはドイツのマスコミによって「オペラ座の怪人 (Das Phantom der Oper)」というあだ名をつけられた[1]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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