装盾類
Thyreophora
生息年代: 前期ジュラ紀-後期白亜紀, 200.91?66 Ma Pre??OSDCPTJKPgN
ガストニア・ブルゲイのマウント、ブリガム・ヤング大学古生物学博物館所蔵。 ステゴサウルス・ステノプスのマウント、ロンドン自然史博物館所蔵。
地質時代
前期ジュラ紀 - 後期白亜紀
(ヘッタンギアン?マーストリヒチアン)[1]
分類
装盾類(そうじゅんるい[3])あるいは装盾亜目(そうじゅんあもく[3])、担楯類(たんじゅんるい)、担楯亜目(たんじゅんあもく[4]、学名: Thyreophora、「盾を持つ者」の意味)は、小型から超大型の装甲をまとい、前期ジュラ紀から恐竜時代の終わりまで全ての大陸で生息していた[8]、鳥盤類ゲナサウルス類の一群である[12]。
装盾類は主に剣竜類や、体が装甲に覆われた曲竜類が含まれる[12]。最も代表的なな属は、アンキロサウルスやステゴサウルスが挙げられる[11]。装甲をもった唯一の鳥盤類で、竜盤類のティタノサウルス類でのみ装甲が並行進化的にみられた。また、本分類群にはレソトサウルス[8][13]、ラキンタサウラが含まれる可能性がある[7]。
装盾類は、イグアノドンやトリケラトプスよりもアンキロサウルスやステゴサウルスに近縁な種で構成されるグループと定義されている。ゲナサウルス類の中では角脚類の姉妹群である[14]。
特徴(生物に見られる竜骨状の構造)のある鱗状の皮骨を持っていたが、より派生したものはサゴマイザーや防弾チョッキのような装甲など[15]、より精巧な構造を発達させた。全ての装盾類は草食性で[16]、前足は五指性であり、足指は3本か4本だった。体の大きさの割に頭は比較的小さく、堅牢に作られ、眼も大きくはなかった。骨格は重厚な造りで、尾はやや長かった。一部の種では喉の下にぎっしりと敷き詰められた皮骨を備えていた。他のほとんどの恐竜と比べ、成長速度は比較的遅かったとされる。生息環境はとても多様で、砂漠から湿潤な森林といったあらゆる環境に生息していた[8]。初期の属は二足歩行をしていたが[16]、肉食恐竜が大型するにつれて、装盾類も大型化し、その体重を支えるため、後に四足歩行へと進化し、変化していった[17][18]。