この項目では、日本のベンチャー企業について説明しています。生物のユーグレナについては「ミドリムシ」をご覧ください。
株式会社ユーグレナ
euglena Co.,Ltd.種類株式会社
機関設計監査等委員会設置会社[1]
市場情報東証プライム 2931
株式会社ユーグレナ(英: euglena Co.,Ltd.[4])は、東京都港区に本社を置くバイオベンチャーである。 藻類の一種であるミドリムシ(学名:ユーグレナ)を中心とした微細藻類に関する研究開発、生産管理・品質管理、関連商品の製造・販売などを行っている。 ミドリムシが59種類の栄養素を持つことを生かし、健康食品や化粧品の製造・販売を行う傍ら、ミドリムシ由来のバイオディーゼル燃料やバイオジェット燃料などの研究開発を行っている。 2005年、出雲充が仲間2名と会社を設立。ベンチャー支援をしていたライブドア社長(当時)の堀江貴文もユーグレナの株式を買い株主となる。その後、株式会社インスパイアが堀江の持ち分を引き受けて全面的に支援を行う[5]。インスパイアでユーグレナの支援を担当した永田暁彦は、のちにユーグレナの社外取締役を経て完全移籍し、ユーグレナの副社長となった[6]。 2005年12月16日、世界で初めてミドリムシの屋外大量培養に成功する[7]。 当初は約500社に営業しても「他社で採用実績がない商品は扱えない」と断られ、一時は資金繰りに窮しかけた。2007年末、雑誌でユーグレナを知った伊藤忠商事の担当者からコンタクトがあり、翌2008年5月に提携。その後は栄養食品やバイオ燃料生産用に受注が増えた[8]。 2010年3月、沖縄県石垣市(石垣島)大川にある日本最南端のアーケード商店街あやぱにモールの命名権を取得し、ユーグレナモールと名づけた[9][10]。 2012年12月20日、東京証券取引所マザーズ上場[11]。2014年12月3日には東京証券取引所第一部に市場変更した[12]。 2014年7月1日、いすゞ自動車とミドリムシ由来の次世代バイオディーゼル燃料実用化に向けた共同研究プロジェクト「DeuSEL(デューゼル)プロジェクト」をスタートした[13]。 2015年1月、第1回日本ベンチャー大賞を受賞した[14]。 沖縄県石垣市の石垣港にある石垣港離島ターミナルの命名権を取得し、愛称をユーグレナ石垣港離島ターミナルとした[15][16]。 2019年8月、地球環境や健康に対する課題解決を目指す上で、未来を生きる当事者たちに議論に参加してもらう必要性を感じ、18歳以下のCFO(Chief Future Officer、最高未来責任者)を公募[17]。 2021年2月、ユーグレナ、アドバンテッジパートナーズ、東京センチュリーで構成するSPC、Q-Partnersがコカ・コーラボトラーズジャパンホールディングスからキューサイの全株式を取得[18]。
概要
沿革「ユーグレナモール」中央通り(2012年)