ユニファイド・プロテクター作戦
2011年リビア内戦、リビア飛行禁止空域中
軍事基地と攻撃目標
時2011年3月25日 - 10月31日
場所リビア沖地中海
発端国際連合安全保障理事会決議1973
衝突した勢力
NATO リビア
指揮官
ムアンマル・アル=カッザーフィー 司令官
サイフ・アル=イスラーム・ムアンマル・アル=カッザーフィー
ハミス・アル=カッザーフィー
アッ=サーアディー・アル=カッザーフィー
アブー・バクル=ユニス=ジャブル
戦力
展開戦力 参照不明
ユニファイド・プロテクター作戦(ユニファイド・プロテクターさくせん、英:Operation Unified Protector)は当初北大西洋条約機構 (NATO) の海上作戦で国際連合安全保障理事会決議1970及び決議1973によりリビアに対する武器禁輸措置を実施するため行われている作戦である。
この作戦は第1常設NATO海洋グループ及び第1常設NATO対機雷グループ[1]に加え、NATO加盟国の艦艇及び潜水艦を動員して実施されている[2]。その任務は「武器や傭兵の輸送が疑われる不審船の監視、臨検」とされており、3月23日より開始された[1][3]。3月24日にリビア飛行禁止空域に関する指揮権について合衆国軍からNATOへの移譲について合意が成立し、同月27日に移譲された[4]。さらに3月31日、すべての軍事指揮権がNATOに移譲され、合衆国のオデッセイの夜明け作戦は実質的に終了しNATOの本作戦に吸収されることとなった[5][6]。 欧州連合軍最高司令部に対する政治的な決定は北大西洋条約機構理事会によって行われる。 全体の指揮命令は欧州連合軍最高司令官(NATO軍最高司令官)のジェームス・スタヴリディス海軍大将(アメリカ)が執り、戦術級の統轄指揮にはナポリ統連合軍司令部副司令官であるシャルル・ブシャール空軍中将(カナダ)があたる。また、ブシャール中将の指揮下において、海軍部隊の指揮をナポリ連合海軍部隊司令官のリナルド・ヴェリ海軍中将(イタリア)が、空軍部隊の指揮をイズミル連合空軍部隊司令官のラルフ・ジョディス2世空軍中将(アメリカ)がそれぞれ執ることとなった[7]。
指揮系統
展開戦力
海軍部隊
ベルギー軍
ベルギー海洋構成部隊
M 923 ナルシス (Narcis
ブルガリア海軍
ドルスキ (Дръзки) (ドルスキ級フリゲート)[9]
カナダ統合軍
カナダ統合軍海上軍
シャーロットタウン (FFH-339) (ハリファックス級フリゲート)[10] (モバイル作戦から転属)
CH-124 シーキング 対潜哨戒ヘリコプター 1機
フランス海軍 ( アルマッタン作戦から転属[11])
海軍戦闘部隊 (Task Force 473)[12]
シャルル・ド・ゴール (R91) 航空母艦
ラファール M 戦闘機 10機
シュペルエタンダール 攻撃機 6機
E-2C 早期警戒機 2機
AS 365 ドーファン 多機能ヘリコプター 2機
アルエットIII 汎用ヘリコプター 2機
フランス空軍からの派遣隊として SA-330 ピューマ 1機及び EC725 カラカル 輸送ヘリコプター 2機
ジャン・バール (D615) (カサール級駆逐艦)(2011年4月2日まで[13])
デュプレクス (D641) (ジョルジュ・レイグ級駆逐艦)
アコニト (F713) (ラファイエット級フリゲート)
ムーズ (A607) (デュランス級補給艦)
アメティスト (S605) 攻撃型原子力潜水艦[14][15]