株式会社ユニバーサルエンターテインメント
UNIVERSAL ENTERTAINMENT CORPORATION
本社が入る有明フロンティアビル
(2016年8月)
種類株式会社
機関設計監査役会設置会社[1]
市場情報東証スタンダード 6425
株式会社ユニバーサルエンターテインメントは、東京都江東区有明に本社を置く、パチンコ機やパチスロ機、ゲームソフトなど日本の大手製造メーカーである。
東証スタンダード市場TOP20の構成銘柄の一つ。 パチスロ機の大手メーカーで、ミズホ、エレコ、メーシー、アクロス[3]、ユニバーサルブロスをあわせた6社でパチンコ・パチスロ機の製造・販売を行っており、これら子会社のパチスロ機種も、「ユニバーサルブランド」として認識されている。また、エンターテイメント業界自体にも強みを持ち、映画・格闘技などのイベント主催・協賛などを数多く行う。 1998年に社名をアルゼ株式会社に変更した。由来は、ARchaeopteryx(始祖鳥)・Universal(ユニバーサル・旧社名)・A to Z(すべての)・Entertainment(エンターテインメント)の合成。また、A to Z Entertainmentと表されているように、「何でもあるぜ」ということから。 かつては、アミューズメント、ゲームなど幅広い分野で開発競争に参加、特に2002年頃から2006年頃にかけては「ぷらっとネット」というシステムによるネットワーク対戦や、トレーディングカードなどの最新要素を取り入れたアーケードゲームの開発に注力していた。しかし、2007年にカジノ向けゲーミング部門を除くゲーム事業から撤退、未発売のタイトルはすべて開発、発売中止している。特に「ぷらっとネット」対応タイトルはそのほとんどがかなり完成していたにもかかわらず、タイピングゲーム『TypeTunes』がごく少数の店舗で稼働したのみで、他は全てショーでの展示やアドアーズでのロケテストしか行われないまま未発売となった。さらにスーパーリアル麻雀シリーズなど、多くのシリーズタイトルが終了している。ゲームセンター運営でもアドアーズ(後のKeyHolder→ゲームセンター部門をワイドレジャーに営業権譲渡、2022年4月に吸収合併したことにより企業としては消滅)との資本関係を解消し、直営のゲームセンターはアドアーズに売却した。このようにゲーム業界からは撤退した形となり、のちにJAMMAからも離脱した。 2007年10月、会社分割により持株会社に移行し、パチンコ・パチスロの開発部門を「株式会社セブンワークス」、同販売部門を「アルゼマーケティングジャパン株式会社」として分割。アルゼ本体は事業持株会社として、特許・不動産等の管理や基礎研究、パチンコ・パチスロ台の製造等に特化した形となった。しかし、経営効率化を主眼に2009年2月にアルゼマーケティングジャパンを存続会社としてセブンワークス、アルゼレンタルサービス、アルゼグローバルトレーディングの3社を合併、セタを解散[4]。さらに同年6月1日にはアルゼマーケティングジャパンをアルゼ本体に吸収合併し[5]、持株会社化から2年足らずで元の体制に戻っている。 2008年に一度委員会設置会社に移行したが、2010年6月に株主総会の決議を経て再び監査役会設置会社に戻っている[6]。
概要