シナゴーグ(ヘブライ語: ??? ????[1]、イディッシュ語: ???[2]、英: synagogue、独: Synagoge、蘭: synagoge、ハンガリー語: zsinagoga)とは、ギリシャ語のシュナゴゲー(集会所)に由来するユダヤ教の会堂のことである。聖書には「会堂」の名で登場し、ユダヤ教会と俗称されることもある。キリスト教の教会の前身であるが、役割はやや異なる。
もともとは聖書の朗読と解説を行う集会所であった。
現在では祈りの場であると同時に、各地のディアスポラのユダヤ人の礼拝や結婚、教育の場となり、また文化行事などを行うコミュニティーの中心的存在ともなっている。
エルサレム神殿破壊後はユダヤ教の宗教生活の中心となる。
ディアスポラ民族主義者や改革派は「神殿」という言葉を用いることがあるが、正統派の中にはこういった「擬似神殿」の敷居を跨ぐことを拒否するものもいる。
ディアスポラの地では改革派から超正統派までディアスポラの立場を取る者たちなどによって守られているが、イスラエルへの移住によって無人のシナゴーグ ( ⇒[1]) も多く出てきている。 国都市シナゴーグ備考
目次
1 語源
2 シナゴーグ及び遺跡の一覧
3 脚注
4 関連項目
5 外部リンク
6 参考文献
語源
ケネス[3]で集会(現代ヘブライ語で大会、会議、会合)を意味し、ここから派生した語である。
クネシヤ[4]でキリスト教会、キリスト教の教会堂
ハ・クネセト[5]はイスラエル国会の名称である。
なおアラビア語でシナゴーグ、教会を意味する単語はこれらのヘブライ語単語と語根(kns)を同じくする。
シナゴーグ及び遺跡の一覧
イランテヘランユーセフ・アバド・シナゴーグモハンマド・ハタミ大統領も訪れたことがある、首都テヘランでも最も大きいシナゴーグのひとつ
レバノンシドンシドン・シナゴーグ第二神殿時代に礎を遡る。内戦以来荒廃していたが、2014年にネトレイ・カルタのラビたちにより礼拝が執り行われた
カツェリーン
バニヤス(名称不明)
イギリスロンドンロンドン・ミルヒル ミルヒル・シナゴーグ[6]
リヴァプールプリンス・ロード・シナゴーグ[7]
スペインコルドバトレド サンタ・マリア・ラ・ブランカ教会もとシナゴーグ。1406年キリスト教会に転用。
トランシト・ユダヤ教会14世紀、ムデハル様式。キリスト教教会への転用後、現在国定建築物。
ポルトガルトマール・シナゴーグトマール・シナゴーグ元シナゴーグ。マヌエル1世によるユダヤ教徒とイスラム教徒の追放後刑務所などへ転用された。
フランスボルドーボルドー・シナゴーグ[8]
パリギマール・シナゴーグ[9]マレ地区。エクトール・ギマール[10]設計。アール・ヌーヴォー様式。
ベルギーブリュッセルジョゼフ・デュポン通り[11]シナゴーグ
オランダアムステルダムポルトガル系イスラエル人信徒教会「タルムード・トーラー」[12]
ハーグエルビュルフ[13]
ドイツベルリン新シナゴーグ[14]
エッセン旧シナゴーグ[15]
マクデブルク旧シナゴーグ・マクデブルク[16]
ゲルリッツゲルリッツ・シナゴーグ[17]
スウェーデンマルメ(名称不明)
チェコオストラヴァオストラヴァ・フラヴニ・シナゴーグ[18]
オパヴァクルノフ・シナゴーグ[19]
イェーゲルンドルフ神殿[20]
プラハピンカス・シナゴーグ
クラウス・シナゴーグ
儀式の家
旧新シナゴーグ[21]世界遺産。現存し、現在も使用されているヨーロッパ最古のシナゴーグ。名称はヘルツルの小説「古くて新しい国[22]」を思わせる。
高いシナゴーグ[23]
スペイン・シナゴーグ
マイゼル・シナゴーグ
プルゼニ大シナゴーグ[24]
クロムニェジーシュ(チェコ語版)(名称不明)
ホレショフ(チェコ語版)(名称不明)
トシェビーチ(名称不明)世界遺産
オロモウツ(名称不明)
オーストリアウィーン市民神殿[25]
アイゼンシュタット(名称不明)ラビ・ザムゾン・ヴェルトハイマーの住んだ施設の中の小さな部屋にある。大きくはないが重要なコミュニティー。オーストリア・ユダヤ博物館
ハンガリーブダペストドハーニ通りシナゴーグ[26]
大シナゴーグ[27]改革派。壮麗なヨーロッパ最大のシナゴーグ。
ルンバッハ(名称不明)
ケーバーニャカジンツィ通りシナゴーグ
英雄神殿[28]
オーブダ(名称不明)
セゲド(名称不明)