この項目では、ユキウサギ(雪兎)について説明しています。アイドリング!!!のシングルについては「ユキウサギ (アイドリング!!!の曲)」をご覧ください。
ユキウサギ
冬毛のユキウサギ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ユキウサギ(雪兎、学名:Lepus timidus)はウサギ目ウサギ科ノウサギ属に属するウサギである。日本には亜種のエゾユキウサギが分布している。 北極圏や山岳地帯に適応した種で、フェノスカンジアからシベリア東部まで分布している。また、アルプス山脈、アイルランド、ポーランド、イギリスおよび北海道に孤立した個体群がある。また、シェトランド諸島、フェロー諸島に移入された。 ユキウサギは全長46 - 65センチメートル、体重1.6 - 4.0キログラムになり、メスの方がオスよりもわずかに重い[1][2][3]。アイルランド亜種 夏にユキウサギの毛色は茶褐色になり、その濃淡は個体によりさまざまである。冬に備えて、ほとんどの個体が白色(もしくは大部分が白色)の毛になる。尾は一年を通して完全な白色で、このことは尾の上部が黒色であるヤブノウサギ(Lepus europaeus いくつかの研究ではユキウサギの食性は地域によって異なるとされる。このことは研究されている個体群の生息する特定の生息地に依存しているかもしれない。たとえば、何ヶ月にも渡って雪が土壌を覆うスカンジナビア北部において、ユキウサギは小枝や樹皮を食料としている。逆に、アイルランドのように降雪がまれな地域においては、草[4]が食性の大半を占める。 スコットランドやアイルランドのユキウサギは草[4]を食するのを好むように思われる。アイルランドの海岸草地においてのユキウサギの研究では、草が食性の90%以上を占めていた。これは、同じ環境に生息するアナウサギ(Oryctolagus cuniculus)の食性に占める草の割合よりも、高い。 フィンランドやスウェーデンの北部では、ユキウサギおよびヤブノウサギが生息地を競合している。
分布
形態
生態