ヤンマー
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ヤンマーホールディングス株式会社
Yanmar Holdings Co., Ltd.
YANMAR FLYING-Y BUILDING
種類株式会社
市場情報非上場
略称ヤンマー、ヤンマーHD、YHD
本社所在地 日本
530-8311
大阪市北区茶屋町1番32号
(YANMAR FLYING-Y BUILDING)
設立2013年(平成25年)4月1日※1
業種機械
法人番号7120001176440
事業内容グループ会社の管理・経営支援
代表者代表取締役社長CEO 山岡健人
代表取締役兼COO 山本哲也
資本金9000万円(HD本体)
63億円(ヤンマー)
売上高連結:1兆222億8,300万円
(2023年度3月期)[1]
営業利益連結:481億1,000万円
(2023年度3月期)[1]
経常利益連結:618億3,000万円
(2023年度3月期)[1]
純利益連結:419億9,200万円
(2023年度3月期)[1]
純資産連結:3,273億2,000万円
(2023年度3月期)[1]
総資産連結:9,563億7,000万円
(2023年度3月期)[1]
従業員数連結:20,958人
(2023年3月31日現在)[2]
決算期3月31日
主要子会社下記参照
関係する人物山岡孫吉(創業者)
山岡淳男(孫吉の息子、先代社長)
奥山清行(社外取締役)
外部リンクhttps://www.yanmar.com/jp/
特記事項:※1:持株会社は株式移転で2013年に新設された。事業会社のヤンマー株式会社(設立時は山岡発動機工作所)の設立は、1912年明治45年)3月。
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建替工事前のヤンマー本社(現・ヤンマーホールディングス本社)ビルヤンマー東京ビル建替後のYANMAR TOKYO

ヤンマー(英称:YANMAR)は、日本の発動機エンジン汎用産業用を含む)ならびに農機建機小型船舶の製造・販売を行う大手企業グループ、およびそのブランドである。

2013年平成25年)4月1日よりヤンマーホールディングス株式会社(Yanmar Holdings Co., Ltd.)を中心とした持株会社制に移行。なお、日本の大手農業機械メーカーでは最初に持株会社制に移行したメーカーでもある。本項ではこれについても記述する。

2019年令和元年)現在のコーポレート・スローガンは「A SUSTAINABLE FUTURE -テクノロジーで、新しい豊かさへ。-」(2016年(平成28年)制定)。

2022年(令和4年)創業110周年。
概要

創業者の山岡孫吉により、1907年明治40年)、天満堀川に架かっていた寺町橋の東詰、大阪府大阪市北区綿屋町14番地(現・末広町)の長屋で、山岡瓦斯商会を開業。当初は工場用ガスエンジンの転売・改造を取り扱うブローカーであった。第一次世界大戦後、1920年からは農業用に適する石油発動機の自社製造に着手し、メーカーとしての道を本格的に歩み始める。

商標「ヤンマー」(のち社名ともなる)は、商標候補として豊作のシンボルであるトンボを検討していた[注 1]が、すでに商標権が静岡県醤油メーカーに取られていたため、代案として大型のトンボ、オニヤンマにちなんで命名されたものである。創業者の姓の「山岡」に発音が近かったのも決め手となった[3][4]

1933年(昭和8年)12月23日には、石油発動機よりも経済的だが技術的ハードルの高かった、小型高速ディーゼルエンジンの自社開発に成功(「HB型」ディーゼルエンジン)[注 2]。以降は中・高速型のディーゼルエンジンとこれを利用した工業製品の生産で業績を伸長してきた。そのためか、同社が開発し製造したディーゼルエンジンは全般的に信頼性および耐久性が非常に高い事で知られており、創業当初から「ものづくり精神」という概念を21世紀の今日まで頑なに守り続けている。

業界における大手メーカーではあるが、競合するクボタ井関農機(以下ヰセキ)と異なり、2020年(令和2年)時点でも非上場である。

マスコットキャラクターは、ヤン坊とマー坊で、1959年(昭和34年)より同社イメージ・CMソング「ヤン坊・マー坊の歌」や、かつて日中夕方放送されていた天気予報番組「ヤン坊マー坊天気予報」(冠番組)のタイトルにも冠している[注 3]

2016年(平成28年)3月1日、マリン事業で国内一強のヤマハ発動機に対抗するため、トヨタ自動車プレジャーボート分野において業務提携することを基本合意したと発表する[5][6]

大輪会の会員企業である[7]
沿革建て替え前のヤンマー東京支社

1912年明治45年)3月 - 大阪府大阪市北区北野西之町(現・茶屋町)にて「山岡発動機工作所」として創業。

1921年大正10年) - 「ヤンマー」の商標誕生。

1931年昭和6年) - 「株式会社山岡発動機工作所」設立。

1936年(昭和11年) - 「山岡内燃機株式会社」設立。これと同時に尼崎工場を建設。

1937年(昭和12年) - 国産初の農業用乗用型トラクターを製造・発売[8]

1940年(昭和15年) - 「山岡内燃機株式会社」が「株式会社山岡発動機工作所」を合併する。

1942年(昭和17年) - 長浜工場を建設。

1947年(昭和22年) - 小型漁船をディーゼル化。

1952年(昭和27年) - 社名を「ヤンマーディーゼル株式会社」に変更する。

1955年(昭和30年) - ドイツ発明協会から「ディーゼル金賞牌」を受賞。

1957年(昭和32年) - 西ドイツから「ドイツ大功労十字章」を授与。ブラジルに現地法人を設立。また、自社開発の農機用半水冷265 cc単気筒OHVディーゼルエンジン「ヤンマーエース T65型」を搭載したキャブオーバートラックの試作車「ヤンマーKT型トラック」を発表[9]

1958年(昭和33年)10月 - 「KT型トラック」をベースに市販化した軽トラックの初代「ポニー(KT3/KTS型)」を発表・発売。


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