ヤマトタケル_(映画)
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この項目では、1994年に公開された特撮映画について説明しています。2013年に劇場公開されたシネマ歌舞伎の作品については「スーパー歌舞伎 ヤマトタケル」をご覧ください。

ヤマトタケル
Orochi, the Eight-Headed Dragon[1]
監督

大河原孝夫(本編)

川北紘一(特技)

脚本三村渉
製作富山省吾
出演者

嶋政宏

沢口靖子

麿赤児

篠田三郎

杜けあき

目黒祐樹

阿部寛

藤岡弘

宮本信子

音楽荻野清子
主題歌GLAYRAIN
撮影

関口芳則(本編)

江口憲一(特技)

編集小川信夫
製作会社東宝映画[2]
配給東宝
公開 1994年7月9日[出典 1]
上映時間105分[出典 2][注釈 1]
製作国 日本
言語日本語
配給収入8億円[7]
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ポータル 映画
プロジェクト 映画

『ヤマトタケル』[注釈 2]は、1994年7月9日に公開された日本映画[6]日本神話の人物ヤマトタケルを題材とした特撮映画である[8]。カラー、ビスタビジョン、ドルビーステレオ[1][5]
概要

TBS系列で放送されたテレビアニメヤマトタケル』や小学館月刊コロコロコミック』で連載された漫画『ヤマトタケル』などと連動したメディアミックス企画として公開された作品である[出典 4][注釈 3]。「超時空SFアドベンチャー」と銘打たれ、日本神話を基にしつつも、独自のファンタジー要素を加えたエンターテイメント映画となっている[出典 5]

来場者特典は組み立て式の塩化ビニールフィギュアSDヤマタノオロチ[13]。成型色が違う物が8種類か有り[13]、色は選べない袋に入った状態で配布された。

アメリカ合衆国では『Orochi, the Eight-Headed Dragon』という題名で発表されている。
あらすじ

ヤマトの国双子の王子オオウスとオウスが生まれたが、呪術師ツキノワが双子は不吉だと告げたため、弟のオウスは捨てられることとなった。だが、アマノシラトリ(天の白禽)によってオウスは救われ、父である大王ケイコウの妹であるヤマトヒメの手によって伊勢の杜で育てられる。ある日、不思議な洞窟の中に迷いこんだオウスは、そこで「お前はやがて三つの光を得て神の戦士となる」という謎の声を聞くと共に、緑色の勾玉を手に入れる。その後、日代の宮に上がることを許されるが、母であるイナヒヒメと兄オオウスを殺した罪を着せられ、オウスはクマソ討伐の任を課せられる。タケルは師匠のセイリュウ、ゲンブと旅立つ。途中出会った巫女オトタチバナがクマソタケルに囚われてしまったが、舞姫に化けたヤマトタケルは激戦の末、クマソを討ち取る。さらに生贄にされたオトタチバナに襲いかかるクマソガミと対決するが、秘めた能力で打ち勝ちシラトリノカガミ(白禽の鏡)を入手する。クマソ討伐より帰還したオウスはヤマトヒメにアマノムラクモノツルギの封印を命じられるが、そこに母に化けたツキノワと海神ムーバが現れ、オトタチバナと共に死亡してしまう。幼い日の洞窟で目覚めたオウスは牛頭天王を名乗るスサノオに打ち勝ってオロチカラサイノツルギ(蛇の韓鋤剣)を入手し、復活したオトタチバナと共にツクヨミ=ヤマタノオロチに戦いを挑むことになる。

そのころ、月面に激突した氷塊より復活したツクヨミはツキノワよりアマノムラクモノツルギを取り戻して完全復活し、地上は皆既日食で天変地異に見舞われた。月に宮殿を築き世界の覇権を狙うツクヨミに、アマノシラトリに乗って現れたオウスとオトタチバナが応戦する。目からの光線や剣戟で応酬するオウスとツクヨミ。追い詰められたツクヨミはヤマタノオロチに変身。その猛攻に追い詰められるオウスとオトタチバナ。その時、奇跡が起きオウスはウツノイクサガミ(宇宙戦神)に変身する。戦闘の末、ヤマタノオロチを打ち破ったオウスは勾玉にツクヨミを封印し仲間と共にヤマトの国に帰還する。
登場人物
オウス(小碓
[14][12]) / ヤマトタケル
本作品の主人公。ヤマトの国の王ケイコウの第二王子[14][12]。幼いころに勾玉を拾って以来、危険が迫ると内に眠るスサノオの御魂・荒魂が呼び覚まされて恐ろしい形相に変貌して赤く光る目から光線を発射する能力を持つ[12]。初めはこの力を恐れていたが、クマソガミとの戦いから自らの意思で制御できるようになる。ヤマトタケルの名は、戦ってその強さを認めたクマソタケルから贈られた猛き男を意味するものである[12]創造神イザナギがツクヨミを倒すためこの世に送り込んだ勇者である[14][15][12]

旅の衣裳は、甲冑をつけないことでタケル自身の強さを強調している[16]。また、宮中服は黄緑をイメージカラーとしており、自然の象徴として緑をイメージカラーとするスサノオとの共通性を持たせている[16]。検討稿のデザイン案では、サイボーグであった[17]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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