ヤマガラ
ヤマガラ Sittiparus varius
保全状況評価[a 1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ヤマガラ(山雀、学名:Sittiparus varius)は、スズメ目シジュウカラ科ヤマガラ属に分類される鳥類。 全長13 - 18センチメートルで、概ねスズメぐらいの大きさである。頭部は黒い羽毛で被われ、額から頬、後頸部にかけて明色斑が入る。下嘴基部(腮)から胸部にかけて黒い帯模様が入る。尾羽の色彩は黒褐色
分布
P. v. castaneoventris タイワンヤマガラ
中華民国(台湾)[a 2]
P. v. namiyei ナミエヤマガラ
日本(神津島、新島、利島)固有亜種[a 2]
P. v. olivaceus オリイヤマガラ
日本(西表島)固有亜種[a 2]
P. v. owstoni オーストンヤマガラ
日本(八丈島、御蔵島、三宅島)固有亜種[a 2]
P. v. varius ヤマガラ
大韓民国、朝鮮民主主義人民共和国、日本(北海道、本州、四国、九州、伊豆大島、佐渡島、五島列島)
形態
嘴の色彩は黒い[1]。後肢の色彩は青みがかった灰色。卵は白い殻で覆われ、淡褐色や青みがかった灰色の斑点が入る。 ヤクシマヤマガラを除いた現生亜種の分子系統学的解析では、亜種タイワンヤマガラを除いた他亜種がより近縁と推定されている[a 2]。 南部に分布する亜種ほど、色味が濃い傾向がある。
P. v. namiyei ナミエヤマガラ
背中や下面は橙褐色の羽毛で被われる。頭部の明色斑は淡黄色。
P. v. olivaceus オリイヤマガラ
頭部の明色斑は赤褐色。背中は灰褐色、下面は赤褐色の羽毛で被われる。
P. v. owstoni オーストンヤマガラ
最大亜種。下面は赤褐色の羽毛で被われる。頭部の明色斑は細く、色彩は赤褐色。嘴が太い。
P. v. varius ヤマガラ
背中や下面は橙褐色の羽毛で被われる。頭部の明色斑は黄褐色。
分類
Parus varius amamii アマミヤマガラ
Parus varius castaneoventris タイワンヤマガラ
Parus varius namiyei ナミエヤマガラ
Parus varius olivaceus Kuroda, 1923 オリイヤマガラ
Parus varius owstoni Ijima, 1893 オーストンヤマガラ
Parus varius sunsunpi タネヤマガラ
Parus varius varius Temminck & Schlegel, 1848 ヤマガラ
Parus varius yakushimensis ヤクシマヤマガラ
ヤマガラ大韓民国、朝鮮民主主義人民共和国、日本(北海道、本州、四国、九州、伊豆大島、佐渡島、五島列島)
Sittiparus owstoni(split from S. varius)[2]Owston's tit
オーストンヤマガラ日本(八丈島、御蔵島、三宅島)固有亜種[a 2]
Sittiparus olivaceus(split from S. varius)[2]Iriomote tit