ヤプール人
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .pathnavbox{clear:both;border:1px outset #eef;padding:0.3em 0.6em;margin:0 0 0.5em 0;background-color:#eef;font-size:90%}.mw-parser-output .pathnavbox ul{list-style:none none;margin-top:0;margin-bottom:0}.mw-parser-output .pathnavbox>ul{margin:0}.mw-parser-output .pathnavbox ul li{margin:0}ウルトラマンA > ウルトラマンAの登場怪獣 > ヤプール人

ヤプール人
ウルトラシリーズのキャラクター
初登場『ウルトラマンA』第1話
作者高橋昭彦(デザイン)
鈴木儀雄(巨大ヤプールデザイン)
高田裕史(『A』)
テンプレートを表示

ヤプール人(ヤプールじん)は、特撮テレビドラマウルトラマンA』をはじめとする「ウルトラシリーズ」に登場する架空の異次元人。単にヤプールと呼ばれることも多い。別名は異次元人。
能力・特徴

諸元ヤプール
YAPOOL
[1][2]
別名異次元人
身長不明[3][注釈 1]
体重不明[3][注釈 1]
出身地異次元[3]

『ウルトラマンA』に登場した架空の異次元人。「ウルトラシリーズ」としては初の番組を通しての悪役であり、テーマ曲の歌詞にも登場している。

異次元空間に生息する正体不明の知的生命体で、地球生物と宇宙怪獣や異次元生物を合成・改造する「超獣製造機」によって超獣を製造し、三次元世界(地球)へ送り込み[4]地球を我が物にしようと企む侵略者。配下にはギロン人マザロン人など、多くの宇宙人や異次元人をエージェントとして従えている。

外見上は歪んだ異次元の時空の中でうごめく頭部のとがった影法師のような姿で現れ、リーダー格は頭部や腹部に装飾を施している。言動は基本的に冷静沈着であるが、『A』第17話で南夕子に作戦が露見した際には焦る様子を見せたり、ブラックピジョンにTACを倒すよう命令する際は高揚した一面も見せ、一人称に「私」「わし」「俺」「我ら」を使うなど、複数の人格が確認されるが意識は共有されているらしい。

自在に異次元のゲートを開閉することができ、自身や配下の超獣の出入りは勿論、『ウルトラマンメビウス』第43話や『ウルトラマンデッカー』第18話では地面や空にゲートを開き、標的を異次元へと引きずり込んでいる。また、変身能力を有しており、姿を変化させて暗躍したり欺いたりすることも得意としている。

性格はきわめて卑劣かつ陰湿で執念深く、ウルトラ戦士たちを精神的に追い詰めて苦しめる策をたびたび実行する。人間のことを総じて下等な存在と見下しているが、人間が抱く憎悪、欲望、猜疑心などのマイナス面に着目し、『A』第4話に登場する劇画作家の久里虫太郎や『メビウス』第44話に登場する悪徳記者のヒルカワ・ミツヒコなどといった邪心やエゴに満ち溢れる悪人たちを甘言で唆しては作戦に利用している。その非道さゆえ、Aからは「本物の悪魔」、『メビウス』劇場版の予告やCMでは「ウルトラシリーズ最凶の悪魔」と称されており、後年の『デッカー』の作中では「暗黒から生まれし不滅の悪魔」と自称している。人間の負の心(特に恐怖や絶望)を好んで自らのエネルギー源としているため、完全に倒すことは不可能であるとされ、『A』第23話で一度は滅ぼされるが、不滅の怨念で『A』の終盤や『ウルトラマンタロウ』、『メビウス』などで復活を遂げており、ギャラクシークライシス以降はM78世界以外のウルトラシリーズの世界にも出現してはウルトラ戦士たちを苦しめ、「ヤプール」の名や存在は世界間を越えて知れ渡るようになっている。

声:高田裕史[5]

名前は沼正三の小説作品『家畜人ヤプー』から来ている[6]

『A』の企画段階の『ウルトラファイター』では市井に潜んで怪獣を操る竹中博士、『ウルトラV』では超獣(地球上の生物と宇宙生物の合成生物であり、完成作品の超獣と同じ設定)を操るサタン星人がレギュラーの敵として設定されており[7][8]、これらがヤプールの前身となっている。

等身大時のスーツはレボール星人に流用された[9]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:173 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef