ヤハウィスト
[Wikipedia|▼Menu]

ヤハウィスト[1]ドイツ語: Jahwist)とは、文書仮説で想定されているモーセ五書の創作者である。ヤハウェの名称を使った個人もしくはグループとされる。ヤーウィスト[要出典]、ヤーヴィスト[2]とも。
概要

創世記』2章4節後半 - 3章では、創造主をヤハウェ・エロヒムと呼ぶ(日本では主なる神または神である主と訳されている)。この物語の部分は、ヤハウィスト資料と呼ばれる(同じくJ資料ともいう)。

以前の学説では、ヤハウィスト資料は祭司記者資料よりも古いとされてきたが、研究が進み、表現形式・信仰内容も知恵文学に近い部分もあり、現在では、上記バビロニア捕囚よりも後代という説が強くなってきている。この場合も、神話というものではなく、知識階層の人々が自分たちの信仰を執筆しており、ヤハウェ・エロヒムと人間に対し深い洞察がなされている。
脚注^ 月本昭男(『古典としての旧約聖書』聖公会出版、1998年)、山我哲雄(C. レヴィン『旧約聖書?歴史・文学・宗教』教文館、2004年)、大串元亮(H. W. ヴォルフ『旧約聖書』新教出版社、1991年)に確認される表記。またヤ?ウィストのようにハを小書きする表記もある(西村俊昭、エドモン・ジャコブ原著『旧約聖書』白水社、改訂新版1986年)。
^ 左近淑『旧約聖書緒論講義』教文館、1998年。

参考文献

Bloom, Harold and Rosenberg, David. The Book of J. Publisher: Grove Press, 2005. ISBN 0-8021-4191-9.

外部リンク

The Jahwist source isolated, at wikiversity

典拠管理データベース
全般

VIAF

国立図書館

ドイツ

イスラエル

アメリカ


記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:3959 Bytes
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef