ヤッターマン
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タイムボカンシリーズ
通番題名放映期間
第1作タイムボカン1975年10月
- 1976年12月
第2作ヤッターマン1977年1月
- 1979年1月
第3作ゼンダマン1979年2月
- 1980年1月

アニメ:タイムボカンシリーズ ヤッターマン
原作タツノコプロ企画室
監督笹川ひろし、原征太郎( - 第45話)
脚本鳥海尽三ほか
キャラクターデザイン天野嘉孝、中森恵子、高田明美
メカニックデザイン大河原邦男
音楽神保正明山本正之
アニメーション制作タツノコプロ
製作フジテレビ、タツノコプロ
放送局フジテレビ系列
放送期間1977年1月1日 - 1979年1月27日
話数全108話
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ
ポータルアニメ

『タイムボカンシリーズ ヤッターマン』(英語表記:Yatterman)は、1977年1月1日から1979年1月27日までフジテレビ系列で、毎週土曜18:30 - 19:00(JST)に全108話が放映された、タツノコプロ制作のテレビアニメ

タイムボカンシリーズ」2作目に当たる一方、同シリーズとは別に「ヤッターマンのリメイク」という扱いの作品がいくつか作られている。これらについては以下の各項目を参照。

ヤッターマン (2008年のテレビアニメ) - ytv日本テレビ系列で2008年1月から2009年9月まで放映された連続テレビアニメシリーズ。2009年8月に上映されたアニメ版映画についても同項目を参照。

ヤッターマン (映画) - 松竹系で2009年3月に上映された日本の実写映画。

夜ノヤッターマン - 2015年1月から3月に放映されたテレビアニメ。

グッド・モーニング!!!ドロンジョ - 日本テレビ系列で放送の『ZIP!』内「あさアニメ」として、2015年3月から2016年3月まで放映されたコーナーアニメ。

DORONJO / ドロンジョ - WOWOWで2022年10月より放送のテレビドラマ。

概要

地球上のどこかにある“お宝”のありかを示したアイテムを特定の個数集めようとする、ヤッターマンとドロンボー一味との戦いを描いた作品。「ヒーローに変身する男女ペアの主人公」「ゾロメカ」「おだてブタ」「三悪メカ爆発時のドクロ雲」など、後にシリーズを象徴することになる要素のほとんどは本作品が初出である。ツナギをベースにしたヒーローコスチュームというのも異色である。

シリーズの中でもタイムトラベルをしない希少な作品でもある[注釈 1]。題材は初期には世界七不思議(雪男モアイネッシーなど)や世界各地の風物(カーニバルなど)、世界的に有名な俳優・歌手などを扱っていた。その後2クール目以降より、『タイムボカン』のように名作児童文学や昔話、伝記などのパロディーが激増する。舞台も江戸時代まがいの町を筆頭に、中世ヨーロッパ・古代ローマ・古代ギリシャまがいの町といった、明らかに現代とは思えない話が多い[注釈 2]。サブタイトルの大半や登場人物・舞台は、これらの物語の元になっている話がわかるようなギャグパロディーとなっていた。

2年間の平均視聴率は20.1%、最高視聴率は第11話の28.4%(タツノコプロが所有する資料による)[1]と、タツノコプロ制作のアニメの中で最も高い数字を残している。タカトクトイスが発売したヤッターワンの玩具は出荷数120万個を超えた[2]。番組終了後も前述の通り本作品のリメイク作品が度々制作された他、1990年代にリリースされたOVA『タイムボカン王道復古』でも初代の『タイムボカン』を差し置いて本作品がメインを飾るなど、本作品がフィーチャーされる機会はシリーズ中でも比較的多い方である。文字多重放送を実施[注釈 3]しており、高田ガン/ヤッターマン1号のセリフは黄色。上成アイ/ヤッターマン2号のセリフは青色。その他の人物のセリフは白で表示される。
ストーリー

オモチャ屋の息子・ガンちゃんは、父親が製造途中で放棄してしまった大きな犬型のロボットをガールフレンドのアイちゃんと一緒に密かに完成させる。しかしガンちゃんは父親がロボット犬を金儲けの道具にしか使わないであろうことを危惧し、このロボット犬を正義のために役立てることを考え、自らも正義を守るヒーロー『ヤッターマン』となることを決意した。

一方イカサマ商売で活動資金を荒稼ぎする悪党・ドロンボー一味のもとに泥棒の神様を自称するドクロベーと名乗る謎の人物から「大金塊のありかを記したドクロストーンが4つに割れて地球の方々に散らばっていて、1つは自分が持っている。もし残り3つのドクロストーンを見付けることができたら、金塊は折半しよう」という申し出を受け、ドクロベーに従う。ドロンボーの計画を知ったガンちゃんたちは、ロボット犬=ヤッターワンを駆って一味に立ち向かう。
ストーリーフォーマット
ドロンボー一味がインチキ商売で稼いだ金でその商売にちなんだメカを作る。

インチキ商売の店舗にはシンボルのドクロマーク
[注釈 4]が必ず付いている。この地下にメカ工場がある[注釈 5]

インチキ商売で物を売りつける際の値段は概ね10万円と決まっている。まれに競売形式の商売もあり、中でも第14話では1億7,000万35円[注釈 6]を稼いだ。売る商品(サービス)の値段が10万円程度で追いつかない場合(車など)では、100万円になることもある。また、最初には安価または無料を謳い、後から多額の料金を要求することもあった。

状況によって、第28話や第39話のようにドクロベーが資金援助をすることもあった[注釈 7]。またその逆に、第19話ではドロンボーが強奪した大量の札束[注釈 8]を没収したり、第78話では売上金の大半を没収するということもあった。
回が進むに連れ、第75話の「ガマの油」や第98話の「泣き売」といった、古典的なインチキ商売をすることもあった。

ガンちゃん(ヤッターマン1号)とアイちゃん(ヤッターマン2号)の2人(時折、オモッチャマ1人)がインチキ商売を嗅ぎ付け、店舗の赤いドクロマークでドロンボー一味の仕業と確信してから、潜入してドクロストーンに関する情報を入手する。

地下のメカ工場への入り口は外から見える場合とカモフラージュされている場合があるが、どんなにうまくカモフラージュしてもオモッチャマが見つけ出す[注釈 9]


ドロンボー一味はドクロベーの怪しげな情報を元にドクロストーン探しに出る。ヤッターマンはそれを追跡する。

多くの場合、ドクロベーが指令を伝えた後に爆発し、ドロンジョたちの服がボロボロになる[注釈 10]。ただし、初期はテープやフィルムが消えるだけのことが多く、それに対しボヤッキー・トンズラーが、「○○は消える指令は残る、ほんにあなたは屁のような」、あるいは「声はすれども姿は見えず、ほんにあなたは屁のような」というのが定番だった。また終盤においてドロンジョの裸が露出すると、「アッ!見たわね、小林君と小林君のお父さん、後でお電話ちょうだいね」[3]や「目を消毒して早く寝なさい!」[4]などのように、視聴者に呼び掛ける台詞も散見されるようになった。

多くの場合、メカが地上に出る際にインチキ商売の店舗を破壊するが、回によっては破壊せず、きれいに建物が割れてその間から飛び出してくることもある。


先にご当地に着くドロンボー一味、地元のトラブルに乗じ、ご当地の悪人や心の歪んだ者を結託させ、言葉巧みにヤッターマンを陥れ、ドクロストーンと思しきものを詐取。

誠意もしくは実力で危機を脱したヤッターマンと馬脚を露わしたドロンボー一味との戦闘。白兵戦[注釈 11]はヤッターマンが圧倒、メカ戦に移行し序盤はドロンボー一味が優勢だが、ヤッターマンの「メカの素」で生み出されたビックリドッキリメカ(ゾロメカ)で形勢逆転。そしてドロンボーメカは多くの場合ビックリドッキリメカに解体され爆発、もしくは自爆スイッチで爆破され[注釈 12]、ドクロ雲を残す[注釈 13]。最後にヤッターマンは勝利のポーズを決める。勝利のポーズは前期、中期、後期と大きく分けて3種類がある。

多くは誤解に基づくご当地トラブルはドロンボー一味の成敗と共に無事解決し、奪還されたターゲットがドクロストーンでないことも判明する。そしてドロンボーとの結託者は改心するか、ご当地の警察などに御用になるかのどちらかとなる。本物は第14話と第34話で見つかっており、第34話ではヤッターマンが確保したものの、第84話でドロンボー一味に奪われている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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