ヤシカのカメラ製品一覧(やしかのかめらせいひんいちらん)はヤシカのカメラ製品の一覧。前身である八洲精機(?1953年)、八洲光学精機(1953年?1958年)の製品、ヤシカを吸収合併した京セラ(1983年?)のカメラ製品を含む。なおヤシカと京セラのコンタックスブランドのカメラ製品に関してはコンタックスを参照のこと。ヤシカマット124G
(イタリア語版)6x6カメラ(1971年発売)6×6cm判二眼レフ。多数の機種があり、しかも銘板に単に「Yashicaflex」としかない機種が多く機種特定は困難である。ヤシカフレックスAIII 4×4cm判二眼レフ。 レンズマウントはライカLマウント。 交換レンズに関してはライカマウントレンズの一覧#ヤシカ参照。
ピジョンフレックス(1953年発売) - 「ピジョン」ブランドの写真用品を発売していたエンドー写真用品株式会社(東京)へのOEM供給製品。レンズは富岡光学製造のトリローザ80mmF3.5。シャッターはNKS、シャッター速度B、1-1/200秒。同年中に八洲精機が自社ブランドでのカメラ事業進出を決め、同一設計でヤシマフレックスのちヤシカフレックスと改名して製造発売。ピジョンフレックスの製造は1954年以降、ヤシカと同様にOEMで35mmカメラ「ピジョン35」を製造していた信濃光機に移される。
ヤシカフレックスB前期型(1953年発売) - シャッターをコパル光機製造所製に変更。シャッター速度B、1/10-1/200秒になった。
ヤシカフレックスA前期型(1954年発売) - レンズ名称がヤシマーになった。
ヤシカフレックスAII(1954年発売)
ヤシカフレックスAS(1954年発売)- セレン露出計搭載機で、レンズはヤシマー。シャッターはコパル製のB、1/10-1/200秒。スタートマーク合わせの自動巻取り機構を搭載。
ヤシカフレックスS(1954年発売) - 輸出専用機。世界初のセレン露出計搭載6×6cm判二眼レフ。
ヤシカフレックスC(1955年発売) - 銘板は単に「Yashicaflex」。シャッターはコパル、シャッター速度B、1-1/300秒。レンズはヤシコール。アタッチメントはローライバヨネットI。
ヤシカルーキー(1956年発売) - 6×4.5cm判兼用。
ヤシカフレックスA2(1956年発売) - シャッターがシチズン、シャッター速度B、1-1/400秒になった。
ヤシカマット(1957年発売) - ヤシカでは初めてクランク巻上とセルフコッキングを採用。レンズは4枚玉でヤシノン銘とルマクサー銘がある。
ヤシカフレックスAS2(1957年発売) - シャッターがコパル1/10-200、レンズはヤシマー。セレン露出計内蔵。
ヤシカフレックスA後期型(1957年発売) - シャッターはコパル1/25-1/200秒。レンズはヤシコール。
ヤシカフレックスB後期型(1957年発売) - シャッターはコパル1-1/500秒。セミオートマット仕様。
ヤシカLM(1957年発売) - セレン露出計内蔵。ヤシカマットLMとは別機種。銘板は「Yashica-LM」。
ヤシカマットLM(1958年発売) - セレン露出計内蔵で、感度設定範囲はISO6から当時まだ一般的でなかったISO400までをカバー。銘板は「YASHICA-MAT LM」。
ヤシカC(1958年発売) - ヤシカフレックスCとは別機種。銘板に「Yashica-C」とある。フレネルレンズ装備。
ヤシカD(1958年発売) - 機能的にはヤシカBとほぼ同一。通常の黒モデル以外に茶×ページュ、青×ベージュ、黒×ベージュのカラーモデルがある。
ヤシカ635(1958年発売) - 6×4.5cm判、135フィルムによる24×36mm(ライカ)判でも撮影可能。
ヤシカオート(1959年発売) - レンズは3枚玉でヤシノンブランド。「ヤシカマット」の普及機。
ヤシカフレックスAIII(1959年発売) - 銘板に「Yashica-A」とある。事実上ルーキーの後継機で6×4.5cm判兼用。B、1/25-1/300秒。
ヤシカE(1964年発売) - テイクレンズ周囲のセレン露出計を使用した自動露出機能装備。シャッター速度は1/60秒のみ。
ヤシカマットEM(1964年発売) - ヤシカマットLMの後継機種。
ヤシカ24(1966年発売) - ヤシカ二眼レフの近代化設計機。CdS露出計搭載二眼レフ。220フィルム使用可能。
ヤシカ12(1967年発売) - CdS露出計搭載二眼レフ。120フィルム専用機種。
ヤシカマット124(1968年発売) - ヤシカ12を220フィルム使用可能にした機種。「124」はヤシカ12とヤシカ24の統合機種の意味。
ヤシカマット124G(1971年発売) - ヤシカ二眼レフの最終機種で、京セラ合併後も製造販売された[1]。基板の電気端子に金を使用し耐久性を向上。プラスティック化を進めた軽量機体が特徴。
126フィルム使用カメラ
ヤシカEZマチック - 126フィルム使用写真機、以下同。
ヤシカEZマチックエレクトロ(1965年発売) - ヤシカエレクトロ35のインスタマチック版でゾーンフォーカス式を採用。ドイツコダック500型に似たデザインを採用した。
ヤシカEZマチック4
ヤシカミニパック(YASHICA MiniPak ) - 西ドイツ(当時)ビローラのビロマティックX(Bilomatic X )のOEM品。
127フィルム使用カメラ
ヤシカ44シリーズ
ヤシカ44(1958年発売) - フランケ・ハイデッケのローライフレックス4×4を模した製品。7色のバリエーションを用意した。1958年、米国でローライフレックス4×4の製造元であるフランケ・ハイデッケ有限合名会社代理店から意匠権侵害で提訴され、翌1959年グレー仕上げのヤシカ44を製造中止する条件で和解した。
ヤシカ44LM(1959年発売) - ヤシカ44のセレン露出計搭載機。デザインを変更しグレー仕上げが復活した。
135フィルム使用カメラ
レンジファインダー・レンズ交換式カメラ
ヤシカE/ヤシカYE(1959年発売) - 子会社「大邦光学」として1958年に事実上買収した旧ニッカカメラのコピーライカ「ニッカ33」の同型機で、ヤシカ初の35mmフォーカルプレーンシャッター機。当初は「ヤシカE」として発売しまもなく改称。シャッター速度は1/2?1/500秒。ヤシコール5cmF2.8を標準装備。当時の国内カタログではヤシカ35YEと表記されている。
ヤシカYF(1959年発売) - ヤシカYEの上位機種。国内では「ヤシカ35フェアウェイ」の愛称で発売。シャッター速度は1/1?1/1000秒。スーパーヤシノン5cmF1.9とヤシコール5cmF2.8モデルがある。バルナックライカのコピーであるYEに対して、ライカM3に似たボディスタイルである。