モービウス・ザ・リヴィング・ヴァンパイア
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モービウス・ザ・リヴィング・ヴァンパイア
出版の情報
出版者
マーベル・コミック
初登場The Amazing Spider-Man #101 (1971年8月刊行)
クリエイターロイ・トーマス
ギル・ケイン(ペンシラー)
作中の情報
本名マイケル・モービウス(Michael Morbius)
所属チームミッドナイト・サンズ、
A.R.M.O.R.
"Legion of Monsters"
S.H.I.E.L.D.
著名な別名モーガン・マイケルズ博士(Dr. Morgan Michaels),
ニコス・マイケルズ(Nikos Michaels)
能力科学者としての才能
吸血鬼としての能力(飛行、身体能力の強化、催眠術、吸血行為)

モービウス・ザ・リヴィング・ヴァンパイア(Morbius, the Living Vampire)は、ロイ・トーマスとギル・ケインが制作した、マーベル・コミックの漫画に登場する登場人物である。初登場は1971年10月に発売されたAmazing Spider-Man #101。2022年に、主人公に据えられた映画『モービウス』が公開予定。

スパイダーマンの原作者であるスタン・リーはロイ・トーマスと絵師ギル・ケインとともに、生きながらにして吸血鬼じみた性質をもつキャラクターを生み出し、吸血鬼の登場を制限していたコミックス倫理規定委員会の規制を潜り抜けることができた。

モービウスの一件をみて、コミックス倫理規定委員会は漫画出版社に吸血鬼の登場を許し、マーベル・コミックはドラキュラを出すことができた。

ロイ・トーマスによると、モービウスという名の由来は『禁断の惑星』の登場人物・モービアス博士の名からきているとのことである[1]目次

1 出版上の歴史

2 人物

3 他メディアへの出演

3.1 テレビ番組

3.2 映画

3.3 コンピュータゲーム


4 脚注

5 参考資料

6 外部リンク

出版上の歴史

Dr. マイケル・モービウス名義での初登場は1971年に出版されたアメイジング・スパイダーマン#101で、Six-Arms Saga騒動に登場した。

彼の主役作品は、1972年-1975年に賭けて出版されたマーベルコミックスの隔月誌 en:Adventure into Fearアンソロジー の#20-31。1970年代半ばには、彼の単独主役作品である、白黒漫画en:Vampire Tales(全11冊)が出版され、年刊誌も出版された。

1992年,モービウスは"Rise of the Midnight Sons"というマーベルのスーパーナチュラル/ホラーのクロスオーバーの一環であるMorbius the Living Vampireで主役をとった。1992年の夏に32冊分が出版され、1995年春に連載終了し、後期は、催眠術や飛行能力、超能力などが加わった。

単発作品には Morbiusのライターレン・カミンスキーによるSpider-Man/Venom/Morbiusが1993年に発行される予定だったが、編集上のトラブルで出版に至らず、ライターがシリーズから降板する事態を招いた。

後に1992年から1993年にかけてMorbius Revisited が出版され、その作品の設定を一部受け継いだAdventure into Fear #27-31も出版された。そして en:Marvel Comics Presents #144 (1993), Midnight Sons Unlimited #2 (1993), en:Strange Tales: Dark Corners #1 (1998)、en:Amazing Fantasy, Vol.2 #18 (2005)といった単独出演回も出版され、2007年5月にはLegion of Monsters: Morbiusという単発作品も出版された。

また、 マーベル・ゾンビーズ3,マーベル・ゾンビーズ4に敵として登場したことがある。
人物

マイケル・モービウスとしてギリシアに生まれた。かつてはノーベル賞を受賞したこともある生化学者だったが、特殊な血液の病にかかってしまい、親友のエミール・ニコルズと共に吸血蝙蝠電気けいれん療法を用いた治療法を自らの体で行った。その結果、飛行が可能になり治癒力が向上しただけでなく、他人の血を吸わないと生きていられなくなり[2] 、エミールを殺してしまう。また、光にあたることもできなくなるという吸血鬼じみた体質になってしまった。さらに犬歯が伸びて牙状になっただけでなく、肌が白墨のように白くなり、鼻も蝙蝠のそれに近くなった。

スパイダーマンとリザードが手を組んだとき、倒された事があり、後に治療法を探すことになるが、スパイダーマンや、当時Xメンの一員だったヒューマントーチと戦う羽目にもなってしまった[3]

ジョン・ジェイムソンが再びマンウルフになってしまうきっかけを作ったこともあり、このためマンウルフと共に再びスパイダーマンとたたかった[4]

それからしばらくしてDemon-Fire Cultからアマンダ・セイントを助け、両親を探す手助けもした[5]。Reverend Daemondとも戦い,Caretakers of Arcturus IVにも参加した。

キャットピープルの家Land Withinと惑星Arcturus IVを訪れたこともあった。

ブレイドと最初に協力したこともあり[6]、それからサイモン・ストラウド(Simon Stroud)の仲間になって Helleyesと戦い[7] 、Legion of Monsters,と共にStarseedと戦った[8]

en:Living Eraserに参加していた時はザ・シングとも戦い、Dimension Zまで来たこともあったが[9]、地球に戻ってからはまたスパイダーマンとたたかった[10]

またスパイダーマンとたたかったとき、強い光があたり、血に飢える性質以外の吸血鬼じみた性質はある程度改善され[11]ドクター・ストレンジと初めて出会ったことで、その性質は改善された[12]

ドクター・ストレンジとブラザー・ブードゥーと共に、 Marie Leveauと戦った後、純粋な吸血鬼たちの復活を目にした[13] 。その後ニューヨークの下水管でスパイダーマンと一戦を交えた[14]

ジャック・ラッセル(ワーウルフ・バイ・ナイト)とは、en:West Coast Avengers#5でモービウスがジャックの呪いに対処するのを手伝ってくれた時以来からの知り合いであり、ジャック・ラッセルもモービウス・ザ・リヴィング・ヴァンパイア(Morbius the Living Vampire)誌によく出てきた。また、モービウスは、ジョニー・ブレイズ(ゴーストライダー)やマンシング(en:Man-Thing)とともに、一時的だがレギオンス・オブ・モンスターズという団体を組んだこともある。

2009年のシリーズPunisher(#17からFranken-Castleに変更)で、モービウスはニューヨーク市の下水道でパニッシャーの遺体を見つけ、リーグ・オブ・モンスターズの面々とともにパニッシャーをフランケンシュタインの怪物のような姿に生き返らせた。
他メディアへの出演


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