この項目では、スウェーデンのヴァイキングメタルバンドについて説明しています。北欧神話に登場する狼については「マーナガルム」をご覧ください。
モーネガルム
Manegarm
ドイツ・ポツダム公演 (2017年5月)
基本情報
別名アンチクライスト (Antikrist) (1995)[1]
出身地 スウェーデン
ストックホルム県 ノルテリエ
モーネガルム (スウェーデン語: Manegarm)は、スウェーデン出身のヴァイキングメタル・バンド。
バンド名は、北欧神話に登場する狼・マーナガルム (古ノルド語:Managarm、スウェーデン語: Manegarm)に由来する[1]。
ヘヴィメタルバンドとしては珍しく、ドラマーのエリク・グラウシオがメインボーカルも兼任していた[注釈 1]。
略歴で結成[2]。結成時のメンバーは、スヴェンネ・ルーセンダール (Vo)、ヨナス・アルムクイスト (G)、ピエール・ヴィルヘルムソン (B)の3名[1]。結成後間も無く、エリク・グラウシオ (Ds)、モールテン・マットソン (G)が加入5人体制となる[1]。結成当初のバンド名は、アンチクライスト (Antikrist)であったが、極短期間でモーネガルム (Manegarm)にバンド名を変更している[1]。1996年には1stデモ『Vargaresa』をリリース。しかし、間も無くスヴェンネ・ルーセンダールが脱退。イェオルイオス・カラリスというボーカリストを起用したりモールテン・マットソンがボーカルを兼任したりしたものの、上手くいかずモールテン・マットソンも極短期間で脱退。ヨニー・ラニング (Vo)とマルクス・アンデ (G)が加入して1997年に2ndデモ『Ur nattvindar』をリリース[1]。このデモがきっかけとなり、オランダのディスプリーズド・レコードと契約[1]。しかし、ボーカリストのヨニー・ラニングが脱退。ヴィクトル・ヘムグレン (Vo)が加入。1998年に1stアルバム『Nordstjarnans tidsalder』をリリースしデビューを飾った[1]。同アルバムはディスメンバーのプロデューサーとして知られるトーマス・スコグスベリを起用し、スコグスベリの所有するサンライト・スタジオでレコーディングを行っている。間をおかずして2ndアルバムのレコーディングに取り掛かるが、スタジオのトラブルに加えてボーカリストのヴィクトル・ヘムグレンともトラブルが起こり、レコーディングが数か月間ストップする[1]。結局、ヴィクトル・ヘムグレンが解雇され、ボーカルをエリク・グラウシオが兼任することになり、更にスタジオをアンダーグラウンド・スタジオに移すことになる。1stアルバムでゲスト参加していたヤンネ・リリェクヴィスト (Violin、Cello、Flute)が加入し、レコーディングを再開[1]。2000年に2ndアルバム『Havets vargar』をリリース。2003年に3rdアルバム『Dodsfard』、2005年に4thアルバム『Vredens tid』をリリースする。2006年にはアコースティックEP『Urminnes havd - The Forest Sessions』もリリースしている。
スウェーデンのブラック・ロッジ・レコードに移籍して、2007年に5thアルバム『Vargstenen』をリリース。更にリゲイン・レコードに移籍して2009年に6thアルバム『Nattvasen』をリリース。この後、専任ドラマーとしてヤコブ・ハレグレンを迎える[1]。