モースル
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モースル
???????????(al-Maw?il)

チグリス川とモースルの橋
位置

イラクにおけるモースル (Mosul) の位置
位置
.mw-parser-output .locmap .od{position:absolute}.mw-parser-output .locmap .id{position:absolute;line-height:0}.mw-parser-output .locmap .l0{font-size:0;position:absolute}.mw-parser-output .locmap .pv{line-height:110%;position:absolute;text-align:center}.mw-parser-output .locmap .pl{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:right}.mw-parser-output .locmap .pr{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:left}.mw-parser-output .locmap .pv>div{display:inline;padding:1px}.mw-parser-output .locmap .pl>div{display:inline;padding:1px;float:right}.mw-parser-output .locmap .pr>div{display:inline;padding:1px;float:left}モースルモースル (イラク)イラクの地図を表示モースルモースル (モースル)モースルの地図を表示

座標 : .mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯36度20分14.11秒 東経43度8分9.31秒 / 北緯36.3372528度 東経43.1359194度 / 36.3372528; 43.1359194
行政
イラク
 ニーナワー県
 市モースル
地理
面積 
  市域? km2
標高228 m
人口
人口(2015年現在)
  市域664,221人
  都市圏1,500,000人
その他
等時帯アラビア標準時 (UTC+3)

モースルはイラク北部の中心的な都市ニーナワー県の県都。

古代のニネヴェの遺跡と世界有数の石油生産で知られる。バグダードの396km北西にあり、北緯36度22分、東経43度07分。市街はティグリス川の両岸に広がり、5つの橋で結ばれている。
名称

各国語での表記と発音は以下の通りとなっている。なお日本語でのカタカナ表記としてはモースルもしくはモスルが多いが、マウスィルやモウスィルとしている例も見られる。
英語

表記:Mosul

発音:/?m??s?l/(マウサル)、/?mo?s?l/(モウサル)、/mo??su?l/(モウスール)
アラビア語

表記:???????????(al-Maw?il / al-Mau?il)

発音:アル=マウスィル(口語発音:アル=モウスィル、アル=モースィル、アル=モウスル、アル=モースル、アル=ムースィル等)

上記は文語アラビア語(現代標準アラビア語、正則アラビア語、フスハー)における発音。イラク国内における日常会話としての口語(イラク方言)発音はアル=マウスィル、イル=マウスィルが多い。

アラビア語口語の特徴である二重母音au(転写としてはaw)部分の長母音?化が起こること、定冠詞の発音が文語ではアル、口語ではイルになるという違いがあることから、アル=モースィル、イル=モースィル、アル=モウスル、イル=モウスル、アル=モースル、イル=モースル、アル=ムースィル、イル=ムースィルと聞こえるなどする。現地におけるモースルのアラビア語地名英字表記でAl-Mousil、Al-Mosil、Al-Mousul、Al-Mosul等が混在しているのはそのため。

なおアラビア語名称においては日本語表記に見られるような「モスル」という二重母音や長母音を含まない発音はされていない。
その他

クルド語:?????

シリア語:????
概要

モースル市の住民はほとんどがムスリムアラブ人で、クルド人が統治するクルディスタン地域に近接している。モースル一帯に古くから多く住むクルド人は、モースルも元来はクルディスタンに含まれる重要都市として認識しており、複雑な民族・政治・宗教問題も抱える。このほか、主要な少数民族にはネストリウス派キリスト教徒アッシリア人や、トルクメン人が挙げられる。1987年の市の人口は664,221人で、2002年の調査では1,739,800人と見積もられるほど激増していた ⇒[1][リンク切れ]。

2014年6月以降の過激派組織ISILによる統治と、その後の2016年から2017年にかけて行われたモースル奪還作戦の戦闘により、市街は荒廃した。イラク政府による解放後、ISILが抑圧していた文化・芸術活動が再開されるなどしているが[1]、復興は遅れている。イスラム教スンニ派が多いモースル住民には、シーア派が主導するイラク中央政府がモースル復興を軽視していると不満を抱く者もいる[2]

薄地の織物モスリンは元々この街で作られ、名前もモースルの名に由来している。そのほか、歴史的に重要な輸出産品は大理石である。マルコ・ポーロもこの街を訪れ、『東方見聞録』で言及している。

モースル周辺は、ティグリス川とユーフラテス川の両方に潤される肥沃な平野で、アラブ人は北メソポタミアに位置するこの地をジャズィーラ(アラビア語で「島、半島、中洲、河川や海で囲まれた地」の意)と呼び、穀物や果物の豊富さを称えてきた。

また、古くから石油が湧くことでも知られており、石油に浸かると薬効があると信じる人々が集まった。石油はタールアスファルトの原料、また攻城戦の際には攻め手に石油を浴びせて燃やしたり、城壁を燃やして崩し城に侵入したりするなど、主に軍事用として使われていた。
歴史
古代からオスマン帝国までのモースル


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