モーガン プロトタイプL-9
Morgan
監督ルーク・スコット
『モーガン プロトタイプL-9』(原題: Morgan)は、2016年にアメリカ合衆国とイギリスで製作されたSF映画である。監督はルーク・スコット(英語版)、主演はケイト・マーラとアニャ・テイラー=ジョイが務めた。
なお、日本では劇場公開されず、2017年4月5日にDVDスルーとなった[4]。 リー・ウェザーズはハイブリッド種を開発する遺伝子エンジニアリングの会社の本社で危機管理を担当する。会社が生み出した人間型の製品であるモーガンが、ペンでグリーフ博士の目を突き刺すという事件を起こしたため、ウェザーズはその調査・評価のために人里離れた施設に来る。モーガンは5歳であるが、20歳前後の女性の容姿であり、知性は人間を上回る。夕食の席で、ウェザーズはヘルシンキで起きた事件の話を聞き出す。そこでハイブリッドの研究をしていたチェン博士とジーグラー博士のチームの大半が一時間のうちに殺されてしまったのだという。 ウェザーズの見守る前で心理学者のシャピロ博士がモーガンを面接するが、挑発されたモーガンは彼を噛み殺してしまう。ウェザーズは、制御不能のモーガンは殺すしかないと決定する。しかし、子供の頃からモーガンを可愛がってきたスタッフたちは殺害を躊躇する。それどころか、ウェザーズがモーガンを殺そうとしたとき、メンサー博士はウェザーズに鎮静剤を麻酔銃で撃ちこむ。スタッフたちはモーガンが入っていた硝子張りの部屋に閉じ込め、モーガンと共に施設を脱走しようとするが、モーガンは高い身体能力で彼らを殺して行く。 科学者たちの居住施設で、チェン博士はプロジェクトの失敗の報告を録画する。「会社が人間型の兵器を開発する計画を立てていたこと」や「最新の研究成果であるモーガンには人間らしい感情を組み込もうとしたが、結局失敗したこと」を懺悔の念と共に告白する。モーガンの廃棄を報告した時、部屋に侵入してきたモーガンが母とみなす博士を絞め殺す。 ウェザーズは部屋から脱出することに成功し、モーガンと互角の格闘になる。モーガンは最も親しいメンサー博士とともに車で逃げだし、ウェザーズは生き残ったスタッフのヴロンスキーとともに二人を追う。森の中でウェザーズは二人に追いつき、再びモーガンと格闘になり重傷を負いながらも倒す。ウェザーズは関係者の生き残りであるメンサー博士とヴロンスキーを殺す。 本社では重役たちがL-9プロジェクトの失敗とウェザーズの実績について語る。ウェザーズもまた別のプロジェクトで生み出されたハイブリッドであることが示唆される。 ※括弧内は日本語吹替[5]
ストーリー
キャスト
リー・ウェザーズ - ケイト・マーラ(木下紗華)
モーガン - アニャ・テイラー=ジョイ(潘めぐみ)
サイモン・ジーグラー博士 - トビー・ジョーンズ(佐々木睦)
エイミー・メンサー博士 - ローズ・レスリー(行成とあ)
スキップ・ヴロンスキー - ボイド・ホルブルック(綱島郷太郎)
ルイ・チェン博士 - ミシェル・ヨー(塩田朋子)
キャシー・グリーフ博士 - ジェニファー・ジェイソン・リー(西村野歩子)
アラン・シャピロ博士 - ポール・ジアマッティ(野島昭生)
テッド・ブレナー - マイケル・ヤレ(佐藤せつじ)
ダレン・フィンチ博士 - クリス・サリヴァン
ブレンダ・フィンチ博士 - ヴィネット・ロビンソン(種市桃子)