モンスター・ハウス
Monster House
監督ギル・キーナン
『モンスターハウス』(Monster House)は、2006年にアメリカで公開された3Dアニメ映画。第79回アカデミー賞長編アニメ映画賞ノミネート作品。 少年DJの家のむかいに立つ奇妙な屋敷。そこにはネバークラッカーという年老いた男が住んでいた。ネバークラッカーは、自宅の庭に他者が侵入することを非常に嫌い、それを侵した子どもたちのおもちゃ等を取り上げていた。そして奇妙なことに、その老人は家に話しかけていたのだという。はずみで庭に入ってしまったボールを取りに行こうとしたDJはネバークラッカーに怒られるが、怒った彼は心臓発作で病院へ運ばれてしまう。そのときから奇妙なことが起こり始める。なんと屋敷は生き物だったのだ。大人は誰も信じてくれず、DJは親友のチャウダーと共に屋敷の監視を始めるのだった……。 キャストは英語版/日本語吹き替え版の順で掲載。
あらすじ
スタッフ
監督:ギル・キーナン
製作総指揮:ロバート・ゼメキス、スティーヴン・スピルバーグ、ライアン・カヴァノー、ジェイソン・クラーク
登場人物/キャスト
DJ:ミッチェル・ムッソ/高山みなみ
主人公。背伸びしたい年頃であり、普段から子ども扱いする両親に自分は大人だと主張するが、いつもベビーシッターに鼻であしらわれている。しかし、いざとなれば勇敢さや頭の回転の良さを発揮する。向かいのネバークラッカーの屋敷を怪しみ、観察していくうちに家がモンスターだと知る。そして、モンスターハウスを退治することを決意する。
チャウダー:サム・ラーナー
DJの親友。弱虫でカッコつけでお調子者で食いしん坊。普段はカッコつけた言動が多いが実際は小心者で何かとDJやジェニーに頼ったり助けられることが多い。ハロウィンの日に配られるお菓子を楽しみにしていたが、DJに誘われてモンスターハウスを退治する事になってしまう。最初は嫌々だったが、ジェニーにいいところを見せたくて参加する。終盤ではトラクターを自在に操ってモンスターハウスと対決する奮闘を見せた。
ジェニー:スペンサー・ロック/石原さとみ
たまたまハロウィンのお菓子を売りに来たが、ネバークラッカーの屋敷に近づき食われそうになったところをDJたちに助けられる。名門女子学園の生徒会長。冷静な判断と豊富な知識で、モンスターハウスの退治に協力する。名門女子学園の出身なために当初は高飛車でDJやチャウダーを下に見る傾向があったが、共にモンスターハウスと戦う内に絆を深めていく。また、モンスターハウスとの決戦ではDJにキスをしている。モンスターハウスを倒した後はDJとチャウダーと再会の約束をした。
ネバークラッカー:スティーヴ・ブシェミ/泉谷しげる
モンスターハウスの主人で本作のキーパーソンの1人。敷地に近づく者や入ったものを片っ端から追い払い片付けてしまう。若い頃、軍隊の爆撃担当だったらしく、家にダイナマイトがある。本来は子供好きで思いやりのある優しい性格だが、モンスターハウスから近隣の住民を守るために上述のような振る舞いをするようになった。モンスターハウスの真実を知ったDJ達と和解し、最後はDJ達と共にモンスターハウスを倒し、モンスターハウスから解放されたコンスタンスの魂と別れを告げ、長年の呪縛から解放してくれたDJに笑顔で感謝を告げた。
DJの母:キャサリン・オハラ/佐々木優子
息子のことを見下しているかのように、DJに対して口うるさい女性。DJの毎日続く観察を一応気にかけてはいるが、基本的には人任せ。
DJの父:フレッド・ウィラード/田中正彦
息子のことを見下しているかのように、いろいろ面倒くさがりな男性。DJをベビーシッターに任せてさっさとでかけてしまう。
ジー:マギー・ギレンホール/朴?美
一応ベビーシッターだが、DJを見下していて、言うだけ言って基本的には人任せ。勝手にボーイフレンドを仕事場に呼び込むなどやりたい放題。本名はエリザベス。
ボーンズ:ジェイソン・リー/桐本琢也
ジーのボーイフレンド。ミュージシャン志望らしい。ろくでなしな性格で、ジーと同様にDJを見下していて彼をいじめていた。